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2017年6月更新の素材情報データベース

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2017年6月の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ベニコウジ」有効性:循環器・呼吸器 (170630)
・2014年11月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験36報 (20試験、検索条件:≧4週間) について検討したメタ分析において、ベニコウジの摂取は総コレステロール (12試験) 、LDLコレステロール (12試験) 、HDLコレステロール (12試験) 、トリグリセリド (12試験) の低下と関連が認められたが、コレステロール値については試験によるバラツキが大きかった (PMID:25897793)
(PMID:25897793) Atherosclerosis. 2015 Jun;240(2):415-23.

●「乳酸菌、ビフィズス菌」有効性:糖尿病・内分泌 (170629)
・2016年6月までを対象に4種のデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験18報について検討したメタ分析において、II型糖尿病、妊娠糖尿病または糖尿病リスク (過体重、肥満、メタボリックシンドローム) 保有者におけるプロバイオティクスの摂取は、血糖値 (17報) 、インスリン濃度 (11報) 、HbA1c (7報) の低下と関連が認められたが試験によるバラツキが大きく、血中脂質濃度 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド、各13報) との関連は認められなかった (PMID:28599375)
(PMID:28599375) J Pediatr Endocrinol Metab. 2017 May 24;30(6):611-622.

●「α-リノレン酸」有効性:糖尿病・内分泌 (170628)
・II型糖尿病患者20名 (試験群10名、平均47±8.4歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、α-リノレン酸3 g/日を60日間摂取させたところ、血中アディポネクチン濃度の増加が認められたが、体重、体脂肪率、腹囲、ヒップ囲、BMI、空腹時血糖、空腹時インスリン濃度、HbA1c、HOMA-IR、血中脂質、血中炎症マーカーに影響は認められなかった (PMID:25933493)
(PMID:25933493) Nutrition. 2015 Jun;31(6):853-7.

●「ウコン」有効性:免疫・がん・炎症 (170627)
・変形性膝関節症の患者160名 (試験群78名、平均50.23±8.08歳、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、投薬治療 (ジクロフェナク50 mg /日) とともにウコン抽出物500 mg×2回/日を120日間摂取させたところ、痛みの自己評価 (VAS、WOMACの痛みの項目) の改善、血中活性酸素種および酸化ストレスの指標 (マロンジアルデヒド) の低下が認められたが、WOMACにおける強ばりの評価、血中IL-1β濃度に影響は認められなかった (PMID:27761693)
(PMID:27761693) Inflammopharmacology. 2016 Dec;24(6):377-388.

●「エキナセア」有効性:循環器・呼吸器 (170626)
・10のデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験6報について検討したメタ分析において、エキナセアの摂取 (5報) は、再発性呼吸器感染症のリスク低下と関連が認められたが、試験によるバラツキが大きかった (PMID:25784510)
(PMID:25784510) Adv Ther. 2015 Mar;32(3):187-200.

●「ケルセチン」安全性:医薬品等との相互作用 (170623)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、ケルセチンの摂取は、シクロスポリン (免疫抑制剤:CYP3A基質) の血中濃度 (AUC、AUMC、Cmax) を低下させ、平均滞留時間を増加させた。また、肝および小腸のCYP3A1、CYP3A2、UGT1A1、OATP2B1/OATP1B2、BCRP、MRP2の遺伝子発現を阻
(PMID:27510982) Mol Med Rep. 2016 Oct;14(4):3073-85.

●「カミツレ (カモミール) 」有効性:脳・神経・感覚器 (170622)
・オープンラベル試験で、乾燥ジャーマンカモミール花抽出物1,500 mg (花2.0 g相当) /日を12週間摂取して症状の改善が認められた全般性不安障害患者93名 (試験群46名、平均49.2±14.3歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、引き続きカモミール花抽出物1,500 mg/日を26週間摂取させたところ、プラセボの摂取と比較して、症状再燃リスク、介入終了時点での不安症状 (ハミルトン不安評価尺度、ベック不安尺度) およびQOL (Psychological General Well-Being Index) に影響は認められなかった (PMID:27912875)
(PMID:27912875) Phytomedicine. 2016 Dec 15;23(14):1735-1742.

●「アラビノース」(170621)
全体を見直し。

●「ショウガ」安全性:医薬品等との相互作用 (170621)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、ショウガオールの代謝産物である6-paradolは、CYP2A6、CYP2D6、CYP3A4活性に影響を与えなかったが、CYP1A2、CYP2B6、CYP2C8、CYP2C9、CYP2C19活性を阻害した (PMID:28274629)
(PMID:28274629) Bioorg Med Chem Lett. 2017 Apr 15;27(8):1826-1830.

●「ガルシニア・カンボジア」安全性:危険情報 (170620)
・34歳男性 (アメリカ) が、ガルシニア・カンボジア果実濃縮物 (400 mg相当/個含有) 、米粉、ゼラチン、ステアリン酸マグネシウム、ケイ素を含むサプリメントを2個×3回/日、5ヶ月間摂取したところ、吐き気、嘔吐、腹痛、暗色尿を生じて医療機関を受診し、血中のフェリチンの上昇が認められた。その後も摂取を継続していたところ、6週間後に羽ばたき振戦、黄疸を生じ錯乱状態となり再受診。血中の肝機能マーカー、ビリルビンの上昇、肝生検で広範な肝細胞壊死が認められ肝移植を受けた。摂取していたサプリメントを原因とする薬剤性肝障害と診断された (PMID:28018115)
(PMID:28018115) World J Gastroenterol. 2016 Dec 7;22(45):10071-10076.

●「ジギタリス」安全性:危険情報 (170619)
<被害事例>
・67歳女性と66歳男性の夫婦 (カナダ) が、ケールと誤ってジギタリスを自宅の庭で採取し、摂取したところ、数時間後から胸部の圧迫感、吐き気、嘔吐、動悸などを生じ、加療により回復した (PMID:26858347)
(PMID:26858347) CMAJ. 2016 Jul 12;188(10):747-50.

●「DMAA、ジメチルアミルアミン」安全性:医薬品等との相互作用 (170616)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト酵素タンパク) において、DMAAはCYP3A4活性に影響は与えなかったが、CYP2D6活性を阻害した (PMID:26360628)
(PMID:26360628) Drug Test Anal. 2016 Mar-Apr;8(3-4):307-10.

●「アメリカンエルダー」(170616)
全体を見直し。

●「レスベラトロール」有効性:糖尿病・内分泌 (170615)
・II型糖尿病患者192名 (イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、通常の血糖コントロール療法とともに、レスベラトロール40 mg/日 (65名、平均64.9±8.6歳) または500 mg/日 (65名、平均65.0±7.6歳) を6ヶ月間摂取させたところ、レスベラトロール摂取群で総抗酸化能の上昇、ペントラキシン3濃度の低下が認められたが (PMID:28238190) 、その他の炎症マーカー (CRP、IL-6) 、体組成 (体重、BMI、ウエスト径、体脂肪率) 、血中脂質濃度 (HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド、遊離脂肪酸) 、肝機能マーカー (AST、ALT、γ-GTP) 、アディポネクチン濃度に影響は認められず、500 mg摂取群で血中総コレステロール濃度が上昇した (PMID:27520400)
(PMID:28238190) Acta Diabetol. 2017 May;54(5):499-507.
(PMID:27520400) Pharmacol Res. 2016 Sep;111:896-905.

●「アマドコロ属」(170614)
全体を見直し。

●「ビール酵母」安全性:危険情報 (170614)
<被害事例>
・高脂血症、事故による対麻痺、MRSA蜂窩織炎、反復性尿路感染の既往歴がある60歳男性 (アメリカ) が腹痛を伴う尿路感染症を生じ入院、抗生物質と共にSaccharomyces boulardiiを250 mg×2回/日投与されたところ、Saccharomyces boulardiiによる真菌血症を生じた (PMID:28024866)
(PMID:28024866) Diagn Microbiol Infect Dis. 2017 Mar;87(3):286-288.

●「アスパラギン酸」(170613)
全体を見直し。

●「セイヨウクロタネソウ」有効性:循環器・呼吸器 (170613)
・コントロール不良の喘息患者80名 (試験群40名、平均39±13歳、サウジアラビア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セイヨウクロタネソウオイル500 mg×2回/日を4週間摂取させたところ、自己評価による喘息コントロールスコアの改善が認められたが、肺機能 (1秒率、最大呼気流量、最大中間呼気流量) に影響は認められなかった (PMID:28093815)
(PMID:28093815) Phytother Res. 2017 Mar;31(3):403-409

●「ガルシニア・カンボジア」安全性:危険情報 (170612)
<被害事例>
・33歳女性 (オーストラリア) が、体重減少目的にレボカルニチン、クロム、リポ酸、ガルシニア・カンボジア果実 (36 mg/mL)、ギムネマ・シルベスタ葉 (2,160 mg/mL)、茶葉 (1,200 mg/mL) 、エンバク (100 mg/mL) 相当の抽出物含有製品を8週間摂取したところ、精神運動遅滞、平坦な情動、思考伝播、幻聴、被害妄想などの精神症状を生じた。この患者は16ヶ月前にもガルシニア・カンボジア抽出物摂取により同様の症状を呈し、入院した経験があった。摂取の中止と加療により改善し、因果関係評価 (Naranjo) は5 (probable) であった (PMID:26979102)
(PMID:26979102) Aust N Z J Psychiatry. 2016 Jul;50(7):700-1.

●「アロエベラ」安全性:医薬品等との相互作用 (170609)
<試験管内・動物>
・アロエベラ抽出物は、動物実験 (ラット) においてシクロスポリン (免疫抑制剤:CYP3A4、P糖タンパク質基質) の血中濃度 (AUC) 、平均滞留時間を減少させ、in vitro試験 (ヒトCYP3A4タンパク質、ヒト結腸細胞) においてCYP3A4活性およびP糖タンパク質活性を促進した (PMID:28009901)
(PMID:28009901) Food Funct. 2017 Jan 25;8(1):315-322.

●「魚油」有効性:発育・成長 (170608)
・授乳婦122名 (試験群62名、平均29.6±4.3歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、魚油4.5 g/日 (n-3系不飽和脂肪酸1.5 g/日含有) を出産後から4ヶ月間摂取させたところ、子どもの4ヶ月齢時における視覚機能 (PMID:15233397) 、9ヶ月齢時における問題解決能力 (PMID:16188206)、7歳時における認知機能 (PMID:21512889)13歳時における第二次性徴の進行 (PMID:28065179) に影響は認められなかったが、男児において1〜2歳時での言語能力の低下 (PMID:16188206) 、7歳時での身体活動レベルの低下、拡張期および平均血圧の上昇 (PMID:19091800) 、組織的行動評価の低下 (PMID:21512889)13歳時における拡張期血圧、平均血圧の上昇がみられ、男女ともに13歳時の身長が低かった (PMID:28065179)
(PMID:28065179) Br J Nutr. 2016 Dec;116(12):2082-2090.
※マーカー部追記


●「葉酸」有効性:発育・成長 (170607)
・2015年10月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験5報について検討したメタ分析において、妊娠中の葉酸摂取は出生時体重 (5報) 、低出生体重 (4報) 、周産期死亡 (2報) リスクに影響を与えなかった (PMID:26901401)
(PMID:26901401) Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol. 2016 Apr;199:76-81.

●「クコ」有効性:肥満 (170606)
・過体重かつ血中LDLコレステロール濃度が高めの男女53名 (試験群26名、平均49.85±1.40歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、クコの実抽出物13.5 g/日を8週間摂取させたところ、赤血球カタラーゼ活性上昇、DNA損傷の指標 (末梢白血球の% of DNA in tail) 減少が認められたが、赤血球GPx活性、酸化ストレス(血漿マロンジアルデヒド、酸化LDL) 、BMI、糖代謝指標 (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) 、血中脂質濃度 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、肝機能指標 (ALT、AST、γ-GTP) に影響は認められず、赤血球SOD活性の低下が認められた (PMID:28027641)
(PMID:28027641) J Agric Food Chem. 2017 Jan 18;65(2):309-316.

●「メラトニン」安全性:医薬品等との相互作用 (170605)
<ヒト>
・健康な成人男性12名 (27〜36歳、中国) を対象とした試験において、ヨロイグサ抽出物1 gの単回摂取は、メラトニンの代謝を阻害し、血中濃度 (AUC、Cmax) 、最高血中濃度到達時間を増加させ、全身クリアランスを低下させた (PMID:27588415)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、ジャショウシ、サイシン、ボウフウ、ヨロイグサ、タンジン、Radix Notopterygii、Radix Rubiae Cordifoliae、トウドクカツ、サンシン、ゼンコなどの生薬はメラトニンの代謝を阻害した (PMID:27588415)
(PMID:27588415) Br J Pharmacol. 2016 Nov;173(22):3261-3275.

●「スルフォラファン」安全性:医薬品等との相互作用 (170602)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、スルフォラファンの摂取はCYP1A2、CYP2C9の活性とタンパク質発現、CYP2B1/2活性、CYP2A6、CYP2C19、CYP2D6のタンパク質発現を抑制したが、CYP2A6活性、CYP1A1、CYP2E1、CYP3A4の活性とタンパク質発現に影響は与えなかった (PMID:26084424)
(PMID:26084424) Phytother Res. 2015 Jun 18. doi: 10.1002/ptr.5397. [Epub ahead of print]

●「カキ肉」(170601)
全体を見直し。

●「クランベリー」有効性:糖尿病・内分泌 (170601)
・インスリン抵抗性を有する過体重または肥満の男女41名 (試験群20名、平均57±1歳、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、イチゴ+クランベリー抽出物1.84 g (ポリフェノール333 mg含有) 含有飲料を6週間摂取させたところ、高インスリン正常血糖クランプ試験におけるインスリン抵抗性の改善が認められたが、経口糖負荷試験における血糖値およびインスリンのiAUC、血清脂質濃度 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド) 、酸化LDL、高分子アディポネクチン濃度、炎症マーカー (高感度CRP、TNF-α、IL-6、PAI-1、RANTES) 、抗酸化マーカー (FRAP) に影響は認められなかった (PMID:28290272)
(PMID:28290272) Br J Nutr. 2017 Feb;117(4):519-531.