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2017年1月更新の素材情報データベース

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2017年1月の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ビタミンD」有効性:骨・筋肉 (170131)
・1年以内に転倒した経験がある閉経後女性160名 (試験群80名、平均58.8±6.6歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3を1,000 IU/日、9ヶ月間摂取させたところ、転倒リスクの低減および転倒回数の減少、重心動揺検査における前後、左右方向への揺れの軽減が認められた (PMID:26554884)
(PMID:26554884) Menopause. 2016 Mar;23(3):267-74.

●「カバ」安全性:医薬品等との相互作用 (170130)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ラット肝ミクロソーム) において、カバに含まれるフラボカワインAはCYP2C11活性には影響を与えなかったが、CYP1A2、CYP2D1、CYP2C6、CYP3A2活性を阻害した (PMID:27318274)
(PMID:27318274) J Ethnopharmacol. 2016 Sep 15;191:350-9.

●「セイヨウオトギリソウ」安全性:危険情報 (170127)
<被害情報>
・39歳男性 (オーストラリア) が、落ち込んだ気分の改善目的でセイヨウオトギリソウ製品を摂取目安量の2倍、4週間摂取したところ、躁状態を生じ、摂取中止と加療により改善した (PMID:25972408)
(PMID:25972408) Aust N Z J Psychiatry. 2015 Dec;49(12):1226-7.

●「アロエベラ」安全性:危険情報 (170126)
<被害事例>
・糖尿病、高血圧の既往歴があるブルキナファソ出身の68歳女性 (フランス) が、アロエベラ錠剤を数ヶ月間摂取していたところ、健康診断で肝機能マーカー (ALT、AST、γ-GTP) の上昇を指摘され、摂取中止により改善した。RUCAMによる評価が“probable”であったため、アロエベラの摂取を原因とする薬物性肝障害と診断された (PMID:27856182)
(PMID:27856182) Clin Res Hepatol Gastroenterol. 2016 Nov 14. pii: S2210-7401(16)30150-4.

●「乳酸菌、ビフィズス菌など」安全性:危険情報 (170125)
<被害事例>
・冠動脈疾患を伴う活動性潰瘍性大腸炎の64歳女性患者 (イタリア) が、継続する発熱と重篤な下痢を生じたためメチルプレドニゾロン、メサラジン、抗生物質による治療を受け一度は回復したものの再発。血液培養にてメシチリン耐性S. epidermidis、C. albicansを検出したため、バイコマイシン、フルコナゾール、プロバイオティクス (L.rhamnosus GG 6×10 (9) cfu/日を含む) を処方され回復したが13日後に再発。C. albicansに加えてL. rhamnosusが検出されたことから、摂取したプロバイオティクスによる菌血症と考えられた (PMID:26024568)
(PMID:26024568) Infection. 2015 Dec;43(6):777-81.

●「葉酸」有効性:循環器・呼吸器 (170124)
・高血圧患者20,702名 (試験群10,348名、平均60.0±7.5歳、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、降圧薬 (エナラプリル) の服用とともに葉酸0.8 mg/日を4.5年間摂取させたところ、降圧薬のみと比較して全脳卒中、虚血性脳卒中、心血管イベントの発症リスクの低下が認められたが、出血性脳卒中、心筋梗塞のリスクや、心血管疾患による死亡率、全死亡率に影響は認められず (PMID:25771069)このうち試験開始時に糖尿病と診断された者を除く20,030名 (試験群10,016名、平均60.0±7.5歳) を対象とした解析において、糖尿病発症リスクに影響は認められなかった (PMID:26455512)

(PMID:26455512) J Diabetes. 2016 Mar;8(2):286-94.

※マーカー部追加


●「クルクミン」安全性:医薬品等との相互作用 (170123)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト腎臓細胞) において、クルクミンは有機アニオン輸送ポリペプチド (OATP) 1B1およびOATP1B3によるドセタキセル (抗がん剤) の取り込みを阻害し、in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、CYP3A4によるドセタキセルの代謝を阻害した (PMID:27452633)
(PMID:27452633) Drug Metab Pharmacokinet. 2016 Aug;31(4):269-75.

●「ルイボス」安全性:危険情報 (170120)
<被害事例>
・臍ヘルニアの手術歴がある37歳男性 (アメリカ) が、ルイボス茶を10カップ/日、1年間以上摂取していたところ、急性虫垂炎の術前検査で肝機能マーカー (AST、ALT、LDH) 上昇と血小板減少が認められ、ルイボス茶の摂取を原因とする肝障害と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:27871602)
(PMID:27871602) J Clin Anesth. 2016 Dec;35:96-98.

●「ニンニク、セイヨウニンニク、ガーリック、オオニンニク、ダイサン」安全性:医薬品等の相互作用 (170119)
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、熟成ニンニク抽出物に含まれるS-allyl-L-cysteine (SAC) 、S-methyl-L-cysteine (SMC) とそれらのN-アセチル化代謝物はCYP1A2、CYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3A4に影響を与えなかったが、アリシンはCYP1A2、CTP3A4活性を阻害し、CYP2C9活性を誘導した。また、trans-S-1-propenyl-L-cysteine (S1PC) とそのN-アセチル化代謝物はCYP3A4活性を阻害した (PMID:27725449)
(PMID:27725449) Biol Pharm Bull. 2016;39(10):1701-1707.

●「セイヨウオトギリソウ」有効性:生殖・泌尿器 (170118)
・2013年8月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、40歳以上の女性によるセイヨウオトギリソウの摂取は、更年期症状 (3報) 、ホットフラッシュのひどさ (6報) 、頻度 (2報) の減少と関連が認められたが、抑うつ (2報) 、副作用 (5報) のリスクに影響は与えなかった (PMID:24188229)
(PMID:24188229) Climacteric. 2014 Aug;17(4):325-35.

●「セイヨウトチノキ」安全性:危険情報 (170117)
<被害事例>
・32歳男性 (トルコ) が、セイヨウトチノキペースト3箱を1ヶ月半のうちに摂取したところ、1週間にわたって呼吸困難を生じ、医療機関を受診。過換気、起坐呼吸、胸部聴診で副雑音、胸部X線検査で心嚢液の貯留、血液検査でALTおよびCRPの上昇が認められた。セイヨウトチノキの摂取を中止し投薬治療を開始したが、心タンポナーデを生じたため心膜穿刺を実施、加療により回復した。Naranjo Probability Scaleによる評価で因果関係が”probable”であったため、セイヨウトチノキの摂取が原因と考えられる急性滲出性心膜炎と診断された (PMID:27141926)
(PMID:27141926) Am J Case Rep. 2016 May 4;17:305-8.

●「ハマビシ」安全性:危険情報 (170116)
<被害事例>
・36歳男性 (イタリア) が、性力増強目的でハマビシ含有サプリメント製品を2粒/日、15日間摂取したところ、痛みを伴う勃起が72時間継続し、救急搬送された (PMID:26631925)
(PMID:26631925) Int J Impot Res. 2016 Jan-Feb;28(1):39-40.

●「亜鉛」有効性:消化系・肝臓 (170113)
・急性脱水性下痢の小児134名 (平均7.14±2.14歳、試験群67名、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、亜鉛40 mg/日を14日間摂取させたところ、改善までの時間、日数、脱水の期間、入院期間に影響は認められなかった (PMID:24673165)
(PMID:24673165) Acta Paediatr 2015 104(8) e367-71.

●「カルシウム」「ビタミンD」安全性:危険情報 (170112)
<被害事例>
・右大腿骨頸部骨折の手術を受けた64歳女性 (アイルランド) が、術後に300,000 IUのビタミンD3注射を受け、カルシウムとビタミンD3のサプリメントを摂取していたところ、敗血症となり結腸切除を要する腹腔内膿瘍、1週間の血液透析を要する腎障害を経験。その後も、カルシウムとビタミンD3サプリメントを4ヵ月間、継続摂取したところ、下肢に3日間持続する有痛性紫斑性潰瘍を生じた。皮膚生検で血管の石灰化とフィブリン血栓が認められ、カルシフィラキシスと診断されて摂取中止と加療により回復した (PMID:27566435)
(PMID:27566435) J Cutan Med Surg. 2016 Aug 26

●「ウコン」安全性:危険情報 (170111)
<被害事例>
・乳がん、甲状腺がんの既往歴があり、エクセメスタン (抗乳がん薬) 、レボチロキシン (甲状腺機能低下症治療薬) を服用中の68歳女性 (イスラエル) が、複数のビタミン、ミネラル、植物サプリメントとともにクルクミン、ウコン根抽出物含有製品500 mg/日を4ヵ月間摂取したところ、足の黄変を生じ、摂取中止により改善した (PMID:27747716)
(PMID:27747716) Drug Saf Case Rep. 2015 Dec;2(1):4.

●「マテ茶」安全性:危険情報 (170110)
<被害事例>
・35歳妊婦 (イタリア) が、自宅でいれたマテ茶を1 L/日、妊娠初期から出産までの期間中に摂取していたところ、妊娠35週で出産した女児に神経過敏、かん高い鳴き声、四肢の過緊張、腱反射の亢進がみられた。臍帯血、胎盤、胎便、新生児の尿および毛髪から、母親が飲用していたマテ茶由来のカフェイン、テオブロミンが検出され、胎児に移行したマテ茶のカフェインを原因とする新生児薬物離脱症候群と診断された。母親は、授乳中のマテ茶摂取を一日おきに500 mL以下に減量したが、女児の神経過敏は継続した (PMID:17304161)
(PMID:17304161) Ther Drug Monit. 2007 Feb;29(1):127-9.

●「チャ (茶) 」有効性:免疫・がん・炎症 (170106)
・2013年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた症例対照またはコホート研究14報について検討したメタ分析において、茶 (14報) および緑茶 (4報) の摂取量が多いと口腔がんリスク低下と関連が認められたが、紅茶 (3報) では影響は認められなかった (PMID:24389399)
(PMID:24389399) Oral Oncol. 2014 Apr;50(4):276-81.

●「S-アデノシルメチオニン」有効性:脳・神経・感覚器 (170105)
・2016年2月までを対象に1つのデータベース (CCMDDTR) で検索できた無作為化プラセボ比較試験2報について検討したメタ分析において、大うつ病患者によるS-アデノシルメチオニンの摂取は、抑うつ症状に影響は認められなかった (PMID:27727432)
(PMID:27727432) Cochrane Database Syst Rev. 2016 Oct 10;10:CD011286.

●「カルシウム」有効性:免疫・がん・炎症 (170104)
・2013年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた前向き観察研究21報について検討したメタ分析において、総カルシウム摂取量 (15報) やサプリメントからのカルシウム摂取量 (6報) が300 mg/日増加すると、直腸結腸がんリスク低下と関連が認められた (PMID:24623471)
(PMID:24623471) Int J Cancer. 2014 Oct 15;135(8):1940-8.