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2016年7月更新の素材情報データベース I

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2016年7月1日〜21日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「カルニチン」有効性:循環器・呼吸器 (160721)
・2015年11月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報について検討したメタ分析において、L-カルニチンの摂取は血漿中リポ蛋白 (a) 濃度の低下と関連が認められた (PMID:26754058)
(PMID:26754058) Sci Rep. 2016 Jan 12;6:19188.

●「ローヤルゼリー」安全性:危険情報 (160720)
・製薬研究所で働く31歳男性と22歳男性 (スペイン) が、職場でローヤルゼリーやハチミツを扱う際に流涙、目の痒み、くしゃみ、鼻詰まり、鼻漏、空咳、呼吸困難などの症状を生じた。プリックテストでローヤルゼリーに、プリックプリックテストでハチミツに陽性を示し、ローヤルゼリー粉末の吸入によるアレルギー性肺疾患と診断された (PMID:27236220)
(PMID:27236220) Ann Allergy Asthma Immunol. 2016 Jul;117(1):102-3.

●「ハチ花粉」安全性:危険情報 (160720)
<被害事例>
・ハチ花粉摂取によるアレルギー被害が多数報告されている。
9) 季節性アレルギー性鼻炎の既往歴がある40歳男性 (韓国) が、ハチ花粉を大さじ1杯摂取したところ、約1時間後に全身性蕁麻疹、顔の浮腫、呼吸困難、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、喘鳴を生じ救急搬送された。プリックテスト、特異的IgEが陽性を示したため、ハチ花粉によるアナフィラキシーと診断された (PMID:25749764)
(PMID:25749764) Allergy Asthma Immunol Res. 2015 Sep;7(5):513-7.

●「クレアチン」有効性:骨・筋肉 (160719)
・2014年9月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験60報について検討したメタ分析において、筋力トレーニングとクレアチン摂取の併用は、最大スクワット重量 (10報) 、総レッグプレス重量 (12報) 、3分間以内のスクワット (11報) 、レッグプレス (14報) 、ジャンプ (20報) 評価の向上と関連が認められたが、レッグエクステション (15報) 、等速性運動 (12報) の評価に影響は認められなかった (PMID:25946994)
(PMID:25946994) Sports Med. 2015 Sep;45(9):1285-94.

●「ゲッケイジュ」安全性:動物他での毒性試験 (160715)
・in vitro試験 (ヒト白血病細胞) において、ゲッケイジュ抽出物は細胞毒性を示した (PMID:27058630)

 「コレウス・フォルスコリ」安全性:動物他での毒性試験 (160715)
・in vitro試験 (ヒト白血病細胞) において、Plectranthus Barbatus抽出物は細胞毒性を示した (PMID:27058630)
(PMID:27058630) J Ethnopharmacol. 2016 Jun 20;186:209-23.

●「ビタミンA (レチノール)」安全性:危険情報 (160715)
<被害事例>
・27歳男性 (日本) がアラスカメヌケの肝臓を800 g摂取した直後に痺れを生じ、翌日に潮紅、頭痛、吐き気、関節痛のため医療機関を受診。血清レチノール濃度が高値であったため急性ビタミンA中毒と診断され経過観察を行ったところ、摂取4日後に顔面皮膚剥離を生じたが、それ以外の症状は改善した (PMID:25850632)
(PMID:25850632) J Emerg Med. 2015 Jul;49(1):15-7.

●「アボカド」安全性:危険情報 (160714)
<被害事例>
・10年前よりゴム手袋装着時の掻痒性皮疹、5年前より原因不明の眼瞼腫脹を自覚していた31歳女性 (日本) が、白子、シメジ、アボカド、エビ、マグロ、アスパラ、トマト、チーズを含む食事を摂取した約2時間後に眼瞼腫脹、鼻水、鼻閉などを生じ、翌日に医療機関を受診。プリックテストでアボカド、ラテックス手袋に対して陽性を示したため、ラテックスとアボカドの交差反応による即時型アレルギーと診断された (2011213898) 。
(2011213898) 皮膚病診療 2011 33 (5) 521-522

●「コエンザイムQ10、ユビキノン、ビタミンQ」有効性:循環器・呼吸器 (160714)
<血圧>
・2015年11月までを対象に8つのデータベースで検索できた二重盲検クロスオーバーまたは並行無作為化プラセボ比較試験2報について検討したメタ分析において、コエンザイムQ10の摂取は収縮期、拡張期血圧に影響を与えなかった (PMID:26935713)
(PMID:26935713) Cochrane Database Syst Rev. 2016 Mar 3;3:CD007435.

●「トマト」安全性:危険情報 (160713)
<被害事例>
・花粉症、ダニアレルギー、アトピー性皮膚炎、キウイフルーツに対する食物アレルギーの既往歴があり、4年間トマト栽培の研究業務に従事していた26歳女性 (日本) が、トマトのビニールハウス内での業務中の鼻水、くしゃみ、目の痒み、咽喉頭部の違和感、呼吸困難、茎、葉への接触時のみみず腫れ、果実摂取時の口腔アレルギー症候群といった症状を呈するようになり、医療機関を受診。プリックテスト、抗原誘発吸入試験、環境負荷試験の結果トマトに対して陽性を示し、トマトを原因とするアレルギー性鼻結膜炎、接触性蕁麻疹および食物アレルギーと診断された。作業時の抗原曝露制限により、症状は抑制された (2015303827) 。
(2015303827) 日本職業・環境アレルギー学会雑誌 2015 22 (2) 79-87

●「グルタミン酸」有効性:肥満 (160712)
・過体重または肥満の女性68名 (平均38.8±1.2歳、イギリス) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、グルタミン酸ナトリウム1.0 g含有スープを、昼食と間食の10分前にそれぞれ摂取させたところ、昼食の総エネルギー量、昼食および間食の高脂肪塩味食品由来エネルギー量の減少が認められたが、昼食+間食の総エネルギー量、低脂肪塩味食品、甘味食品の摂取量に影響は認められなかった (PMID:26455957)
(PMID:26455957) Br J Nutr. 2016 Jan 14;115(1):176-84

●「サンギナリア、アカネグサ、ブラッドルート、サンギナリア・カナデンシス」安全性:危険情報 (160712)
<被害事例>
・55歳男性 (オーストラリア) が、皮膚がんだと思ってサンギナリア軟膏を4ヶ月間こめかみに塗布したところ、組織欠損を生じた (PMID:24702079)
(PMID:24702079) Med J Aust. 2014 Apr 7;200(6):314.

●「ココナツオイル、ココナツ油」 (160711)
全体を見直し。

●「センシンレン」安全性:医薬品等との相互作用 (160711)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、センシンレンのエタノール抽出物またはアンドログラフォライドの経口投与 (3日) はテオフィリン (気管支拡張剤、CYP1A2基質) の血中濃度 (AUC) を低下させ、クリアランス (Cl) を増加させた (PMID:20096675)
(PMID:20096675) Chem Biol Interact. 2010 Mar 30;184(3):458-65.

●「ロイシン」有効性:骨・筋肉 (160708)
・健康な男女19名 (試験群10名、平均51±1歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、14日間のベッドレスト介入中にL-ロイシンを0.06 g/kg×3回/日摂取させたところ、寝たきりによる筋力 (膝伸展トルク、筋持久力、筋肉の質) 低下の抑制、体脂肪率増加の抑制が認められたが、足関節底屈トルク、筋肉の細胞内シグナル伝達マーカー (mTOR、S6K1、4E-BP1) 、骨格筋タンパク質合成、体重、自転車エルゴメーター運動時のVO2peak、最大心拍数、最大ワークロードに影響は認められなかった (PMID:26718415)
(PMID:26718415) Am J Clin Nutr. 2016 Feb;103(2):465-73.

●「レイシ」有効性:免疫・がん・炎症 (160708)
・2016年2月までを対象に10のデータベースで検索できた無作為化比較試験5報について検討したメタ分析において、がん患者によるレイシの経口または注入による利用は、免疫細胞のCD3 (4報) 、CD4 (4報) 、CD8 (4報) 陽性細胞数およびCD4/CD8比 (4報) の増加、QOL (Karnofsky scale score; 3報) の上昇と関連が認められたが、症状のWHO診断基準 (2報) 、NK細胞活性 (2報) に影響は認められず、生存率についての報告は見当たらなかった。また、いずれの試験も質が低く、試験によるバラツキが大きかった (PMID:27045603)
(PMID:27045603) Cochrane Database Syst Rev. 2016 Apr 5;4:CD007731.

●「レスベラトロール」有効性:糖尿病・内分泌 (160707)
・食事療法中のII型糖尿病患者14名 (平均67.5±1.6歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、レスベラトロール500 mg×2回/日を5週間摂取させたところ、空腹時および食後 (ピーク値、AUC) の血糖値および血漿GLP-1、HbA1c、胃排出時間、1日のエネルギー摂取量、体重に影響は認められなかった (PMID:26607942)
(PMID:26607942) Am J Clin Nutr. 2016 Jan;103(1):66-70.

●「ソバ (キョウバク/ソバミツ)」「ココナツウォーター」安全性:危険情報 (160707)
<被害事例>
・季節性アレルギー性鼻炎の既往歴があり、ココナツ摂取による口の掻痒感を経験したことのある17歳男性 (イタリア) がソバ粉ケーキを摂取したところ、10分後に口の腫れ、全身性蕁麻疹、嘔吐、呼吸困難を生じ救急搬送された。プリックテスト、特異抗体検査にてソバとココナツに陽性を示し、ココナツとソバによる交差反応が発生したと診断された (PMID:26443434)
(PMID:26443434) Ann Allergy Asthma Immunol. 2015 Dec;115(6):530-2.

●「果糖、フルクトース」有効性:肥満 (160706)
・健康な男女9名 (平均21±2.0歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、8日間、ブドウ糖または果糖含有飲料を推定エネルギー必要量の25%相当摂取させた上で食事を自由摂取させたところ、総エネルギー摂取量に差は認められなかった (PMID:26537945)
・正常体重、過体重または肥満の健康な男女24名 (平均36±12歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、8日間、ブドウ糖、果糖または高果糖コーンシロップ (果糖55%+ブドウ糖41%+異性化糖4%) 含有飲料を推定エネルギー必要量の25%相当摂取させた上で食事を自由摂取させたところ、体重、ウエスト径、総エネルギー摂取量に差は認められなかった (PMID:26537945)
(PMID:26537945) Am J Clin Nutr. 2015 Dec;102(6):1373-80.

●「ディル」「ウイキョウ」「コロハ」「ショウガ」「グアバ」「セイヨウカノコソウ」「カミツレ」「ケイヒ」有効性:生殖・泌尿器 (160706)
・2015年3月までを対象に8つのデータベースで検索できた無作為化比較試験27報について検討したメタ分析において、ディル (1報) 、ウイキョウ (1報) 、コロハ (1報) 、ショウガ (3報) 、グアバ (1報) 、バレリアン (1報) 、カミツレ (1報) 、シナモン (1報) などのハーブの月経困難症の痛みに対する効果は、報告数が少なく試験の質が低いため、結論づけることができなかった (PMID:27000311)
(PMID:27000311) Cochrane Database Syst Rev. 2016 Mar 22;3:CD002124.

●「アロエベラ (キュラソーアロエ) 、ケープアロエ (俗名:アロエ)」有効性:糖尿病・内分泌 (160705)
・2016年1月までを対象に11のデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、アロエベラ摂取は、糖尿病前症の人では空腹時血糖 (3報) の低下と関連が認められたが、HbA1c (2報) に影響は認められず、II型糖尿病患者ではHbA1c (4報) の低下と関連が認められたが、空腹時血糖 (5報) に影響は認められず、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:27009750)
(PMID:27009750) J Clin Pharm Ther. 2016 Apr;41(2):180-8.

●「マグネシウム」安全性:危険情報 (160705)
<被害事例>
・摂食異常と統合失調症の既往歴がある35歳の妊婦 (日本) が、酸化マグネシウムや市販の潟下薬等を20錠/日 (摂取期間等詳細不明) 摂取していたところ、母体の体重増加不良および胎児の発育不良傾向がみられ、37週で低出生体重にて分娩、無呼吸発作および代謝性アルカローシスが認められ、加療により回復した。母親にも代謝性アルカローシス、腎機能低下および低カリウム血症を認め、母子ともに偽性バーター症候群と診断され、潟下薬乱用が原因と考えられた (2015304554) 。
(2015304554) 周産期医学 2015 45(6) 848-851

●「ガラクトオリゴ糖」安全性:危険情報 (160704)
・アトピー患者487名 (5〜60歳、シンガポール) を対象にBacillus circulans由来β-galactosidaseを用いて製造されたガラクトオリゴ糖に対する皮膚プリックテストを行ったところ、30例 (6.2%) が陽性を示し、そのうち15例は好塩基球活性化試験も陽性であった。プリックテスト陽性の30例中13例について行った経口負荷試験 (累積経口負荷量 0.6〜4 g) において、Bacillus circulans由来β-galactosidaseを用いて製造されたガラクトオリゴ糖に対して6名でアレルギー症状が惹起されたが、Sporobolomyces singularisとKluyveromyces lactis由来β-galactosidaseを用いて製造されたガラクトオリゴ糖に対しては陰性であった (PMID: 25951913)
(PMID: 25951913) Allergy. 2015;70(8);1020-3

●「ブドウ」安全性:医薬品等との相互作用 (160704)
<ヒト>
・健常人12名 (平均29.4±5.6歳、アメリカ) を対象としたクロスオーバー無作為化比較試験において、シクロスポリンA (免疫抑制剤、CYP3A4基質) 8 mg/ kg体重と赤ワイン12オンス (約355 mL) を摂取させたところ、シクロスポリンAの半減期に影響は認められなかったが、経口クリアランスの増加と血中濃度 (AUC、Cmax) の低下が認められた (PMID:20303792)
(PMID:20303792) Clin Pharmacol Ther. 2001 Nov;70(5):462-7.

●「植物ステロール」有効性:免疫・がん・炎症 (150701)
・喘息の男女58名 (試験群29名、平均36±15歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、植物スタノールエステル4.0 g含有豆乳ヨーグルトを8週間摂取させた後、A型肝炎ウイルス (HAV) ワクチンを摂取させたところ、抗HAV抗体価の上昇、血漿IL-1β、TNF-α、総IgE濃度の低下が認められたが、IL-8、高感度CRP、NK細胞およびNKT細胞の細胞数および活性に影響は認められなかった (PMID:26762374)
(PMID:26762374) Am J Clin Nutr. 2016 Feb;103(2):444-53.

●「クロレラ」安全性:危険情報 (150701)
<被害事例>
・クロレラ含有製品摂取との関係が疑われる健康被害が報告されている。
12) 子宮内膜症の既往歴がある48歳女性 (アメリカ) が、クロレラ製品200 mg/日を2ヶ月間摂取したところ、2週間目頃から異常行動、誇大妄想、電気を消して眠れないなどの精神症状を呈した。摂取中止と加療により改善したが、クロレラ製品を約1ヶ月間再摂取したところ、再び症状が出現し入院した。Naranjo score が8 (highly probable) であったため、クロレラ製品による急性精神病と診断された (PMID:23680061)
(PMID:23680061) Psychosomatics. 2013 May-Jun;54(3):303-4.