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2016年6月更新の素材情報データベース II

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2016年6月20日〜30日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ダイズ」有効性:免疫・がん・炎症 (160630)
<がん>
・2015年8月までを対象に7つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究10報について検討したメタ分析において、大豆食品の摂取は子宮内膜がんリスク低下と関連が認められた (PMID:26683956)
(PMID:26683956) Medicine (Baltimore). 2015 Dec;94(50):e2281.

●「コーヒー」安全性:危険情報 (160630)
<被害事例>
・高血圧の既往がある61歳女性 (日本) が、ジョッキ5杯/日のアイスコーヒーを1ヶ月間、これに加えて1.5〜2 L/日のコーラを2ヶ月間 (推定カフェイン摂取量約2,000 mg/日) 摂取したところ、腰部の違和感と四肢近位部の筋力低下を生じ、頭部拳上および歩行困難となり医療機関を受診。低カリウム血症性ミオパチーと診断され、加療とカフェイン含有飲料の摂取を控えることにより回復した (2015300901) 。
(2015300901) 北海道脳神経疾患研究所医誌 2014 24(1) 53-55

●「クルクミン」安全性:医薬品等との相互作用 (160629)
<ヒト>
・健康な成人38名 (平均57±5.8歳、アメリカ) を対象とした臨床試験において、クルクミン2,920 mg/日、デメトキシクルクミン 880 mg/日、ビスデメトキシクルクミン 200 mg/日を30日間摂取させたところ、直腸粘膜のUDP-グルクロン酸転移酵素1A10および2B17発現に影響は与えなかった (PMID:27069633)
(PMID:27069633) Pharmacol Res Perspect. 2016 Feb 23;4(2):e00222.

●「プラセンタ」安全性:危険情報 (160628)
<被害事例>
・52歳女性 (日本) が健康増進目的でブタプラセンタ抽出液含有サプリメントを2年前より摂取していたところ (摂取量不明) 、湿性咳嗽、微熱が1ヶ月間継続したため受診。クラリスロマイシンと解熱鎮痛剤を服用したが改善せず、1ヶ月後に検査を行ったところ肺に炎症が認められた。薬剤リンパ球刺激試験 (DLST) の結果、プラセンタが陽性を示したためプラセンタによる薬剤性好酸球性肺炎と診断され、当該製品の摂取中止により回復した (2016072325) 。
(2016072325) 日呼吸誌 2015 4 (6) 464-7

●「ブロンドサイリウム、サイリウム、プランタゴ・オバタ」有効性:糖尿病・内分泌 (160628)
・2014年4月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験35報について検討したメタ分析において、サイリウムの摂取は、II型糖尿病患者において、空腹時血糖値 (4報) 、HbA1c値 (3報) 、食後血糖のピーク値 (6報) の低下と関連が認められたが、食後インスリンのピーク値 (3報) に影響は認められず、健康またはII型糖尿病前症の人においては、食後血糖のピーク値 (9報) 、食後インスリンのピーク値 (5報) の低下と関連が認められたが、空腹時血糖値 (14報) に影響は認められず、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:26561625)
(PMID:26561625) Am J Clin Nutr. 2015 Dec;102(6):1604-14.

●「ブドウ」有効性:その他 (160627)
・健康な男性20名 (平均26.4±1.7歳、ニュージーランド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、朝食 (白パン 185 g) とともにブドウ抽出物 (ポリフェノール含量70%以上) 500 mgまたは1,500 mgを摂取させたところ、昼食での摂取エネルギー量、朝食および昼食後の自己評価による食欲 (満腹感、空腹感、予想食事量、満足感) に影響は認められなかった (PMID:26370656)
(PMID:26370656) Nutr J. 2015 Sep 14;14:96.

●「ビタミンD」有効性:脳・神経・感覚器 (160627)
・2012年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、試験内容に問題のない2報ではビタミンDの摂取はうつ病症状の改善と関連が認められたが、生物学的問題 (ビタミンDを摂取させていない、ビタミンDを摂取させても25-OH-Dが増加していない、減少している、ベースラインの25-OH-D値を測定していないなど) を含む2報では症状の悪化と関連が認められた (PMID:24732019)
(PMID:24732019) Nutrients. 2014 Apr 11;6(4):1501-18.

●「カテキン」 有効性:その他 (160624)
・健康な男女50名 (試験群25名、平均36±13.6歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、緑茶抽出物1,350 mg (カテキン540 mg) +ビタミンC 50 mg×2回/日を12週間摂取させたところ、UV照射による皮膚の紅斑 (最小紅斑量、紅斑インデックス) 、免疫細胞数 (好中球、CD3陽性T細胞) 、エイコサノイド産生量 (プロスタグランジンE2、12-HETE) に影響は認められなかった (PMID:26178731)
(PMID:26178731) Am J Clin Nutr. 2015 Sep;102(3):608-15.

●「セイヨウオトギリソウ (セントジョーンズワート)」安全性:危険情報 (160624)
<被害事例>
・セイヨウオトギリソウとリファンピシン (抗結核薬) の服用試験に参加していた健康な女性6名中5名 (20〜30歳、ドイツ) が、セイヨウオトギリソウ300 mg/日を14日間、300 mg×3回/日を14日間、600 mg×3回/日を3〜6日間摂取したところ、日光に当たった部分 (特に、手、口や鼻の周り、背中) に違和感や知覚異常、光毒性皮膚炎を生じ、試験終了後12〜16日で改善した。WHO-UMC、Naranjyoスコアのいずれも“probable”であり、男性の参加者 (6名) に同様の症状を生じた者はいなかった (PMID:25963330)
(PMID:25963330) Arch Toxicol. 2016 Apr;90(4):1013-5.

●「カテキン」「ケルセチン」 有効性:循環器・呼吸器 (160623)
・健康な男女37名 (平均66.4±7.9歳、オランダ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、エピカテキン 100 mg/日またはケルセチン-3-グルコシド 160 mg/日を4週間摂取させたところ、エピカテキンの摂取により血漿インスリン濃度、HOMA-IRの低下が認められたが、空腹時血糖値、内皮機能、一酸化窒素、エンドセリン、血清脂質に影響は認められず、ケルセチン-3-グルコシド摂取ではいずれの指標においても影響は認められなかった (PMID:25934864)
(PMID:25934864) Am J Clin Nutr. 2015 May;101(5):914-21.

●「クルクミン」 安全性:医薬品等との相互作用 (160623)
<試験管内・動物>
・動物実験 (糖尿病ラット) において、クルクミンとグリベンクラミド (糖尿病薬、CYP3A4基質) の単回および2ヶ月間の併用はいずれも、グリベンクラミドの半減期、平均滞留時間を増加させた (PMID:27047124)
(PMID:27047124) Vet World. 2015 Apr;8(4):508-11.

●「コーヒー」 安全性:危険情報 (160622)
<被害事例>
・44歳女性 (台湾) が、眠気覚まし目的でブラックコーヒー4カップ (1 L、推定カフェイン摂取量565 mg) を数時間のうちに摂取したところ、6時間後に吐き気、嘔吐、胸部絞扼感、筋痙攣、動悸、茶褐色尿を生じて医療機関を受診。血漿クレアチンキナーゼ、AST、ALTの上昇が認められ、カフェイン過剰摂取による横紋筋融解症と診断され、加療により回復した (PMID:24220878)
(PMID:24220878) Hum Exp Toxicol. 2014 Aug;33(8):878-81.

●「n-3系不飽和脂肪酸」 有効性:免疫・がん・炎症 (160622)
・2013年までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験68報について検討したメタ分析において、海洋性n-3系不飽和脂肪酸サプリメントの血中炎症マーカー (CRP、IL-6、TNF-α) に対する影響を検討したところ、慢性非自己免疫性疾患患者ではCRP (38報) 、IL-6 (24報) 、慢性自己免疫性疾患患者ではCRP (3報) 、健常成人ではCRP (13報) 、TNF-α (4報) のみの低下と関連が認められた (PMID:24505395)
(PMID:24505395) PLoS One. 2014 Feb 5;9(2):e88103.

●「ハチミツ」「プロポリス」安全性:危険情報 (160621)
<被害事例>
・ハチミツを数年間、毎日摂取していた81歳男性 (スウェーデン) が、唇の乾燥、亀裂、荒れを訴え受診。処方された薬とプロポリス含有軟膏を塗布したが改善せず、パッチテストにてハチミツとプロポリスに陽性を示し、ハチミツの摂取中止により改善した (PMID:26899810)
(PMID:26899810) Contact Dermatitis. 2016 Mar;74(3):186-7.

●「ビタミンB12」「葉酸」安全性:危険情報 (160621)
<被害事例>
・前立腺がんのため間欠的ホルモン療法を10年間続けていた71歳男性 (アメリカ) が、PSA値上昇のため化学療法 (ケトコナゾール、ジエチルスチルベストロール、エストラムスチン、経皮吸収型エストラジオール) を開始したが治療効果が乏しく、ドセタキセルを追加したもののPSA値上昇が続いた。当該患者は化学療法開始後、葉酸+ビタミンB12含有サプリメントを摂取目安量の10倍 (葉酸8 mg+ビタミンB12 5 mg/日) を摂取しており、サプリメントの摂取中止と化学療法の継続により改善した (PMID:21867542)
(PMID:21867542) J Med Case Rep. 2011 Aug 25;5:413.

●「」安全性:危険情報 (160620)
<被害事例>
・茶工場の緑茶粉塵の多い環境で11年間勤務しサルコイドーシスを発症し、その後4年間経過観察しながら継続勤務していた54歳女性 (日本) が、咳嗽、呼吸困難を生じ、検査の結果、間質性肺炎の所見が認められた。エピガロカテキンガレートを用いた皮内テストで遅延型反応が陽性を示したため、緑茶を原因とする亜急性過敏性肺炎と診断された。緑茶粉塵ばく露の少ない作業環境に異動したところ症状は改善した (PMID:27081492)
(PMID:27081492) Respirol Case Rep. 2016 Mar 31;4(2):e00152.

●「センシンレン」安全性:医薬品等との相互作用 (160620)
<試験管内・動物>
・センシンレンの60%エタノール抽出物は、動物実験 (ラット、経口投与) において肝臓のCYP1A2、CYP2E1、CYP3A1活性に影響を与えなかったが、CYP2C11活性を抑制し、in vitro試験 (ラット肝細胞) においてCYP2E1活性に影響を与えなかったが、CYP1A2、CYP2C11、CYP3A1活性を抑制し、ヒト肝細胞において、CYP1A2、CYP2E1活性に影響を与えなかったが、CYP2C9、CYP3A4活性を抑制した (PMID:19041297)
(PMID:19041297) Chem Biol Interact. 2009 May 15;179(2-3):247-55.