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2016年3月更新の素材情報データベース I

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2016年3月1日〜24日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「イチョウ」安全性:医薬品等との相互作用 (160324)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、イチョウ葉抽出物の投与 (5日間) はテオフィリン (CYP1A2基質、気管支喘息治療薬) の血中濃度 (Cmax、半減期、AUC) を低下させ、クリアランス (ke、CL) を増加させた (PMID:17681658)
(PMID:17681658) Food Chem Toxicol. 2007 Dec;45(12):2441-5.

●「ビタミンD」有効性:循環器・呼吸器 (160324)
<呼吸器>
・2014年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報について検討したメタ分析において、18歳以下の小児によるビタミンD摂取は呼吸器感染症による喘息憎悪リスクの低下 (2報) が認められたが、全体の急性呼吸器感染症 (4報) 、肺炎 (4報) 、呼吸器感染症による入院 (2報) リスク、全死亡率 (4報) に影響は与えなかった (PMID:26310436)
(PMID:26310436) Br J Nutr. 2015 Oct 14;114(7):1026-34.

●「オオアザミ」有効性:生殖・泌尿器 (160323)
・シスプラチン (抗がん剤) による化学療法を受ける患者24名 (試験群12名、平均55.9±8.6歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シスプラチン21日間×3回の点滴投与開始24〜48時間前から投与終了まで、シリマリン420 mg/日を摂取させたところ、シスプラチンによる腎機能障害リスクに影響は認められなかった (PMID:25857366)
(PMID:25857366) Phytother Res. 2015 Jul;29(7):1046-53.

●「ブドウ」有効性:脳・神経・感覚器 (160323)
・13歳未満の子をもつ働く女性25名 (平均43.2±0.6歳、イギリス) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、コンコード種のブドウジュース355 mL/日を12週間摂取させたところ、認知機能検査のうち短時間空間記憶能力の改善が認められたが、言語記憶、実行能力、精神運動能力の検査結果に影響は認められなかった (PMID:26864371)
(PMID:26864371) Am J Clin Nutr. 2016 Mar;103(3):775-83.

●「チャ」安全性:医薬品等との相互作用(160322)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、ニュージーランド緑茶、オーストラリア緑茶、ジャワ緑茶、ドラゴン緑茶、ガンパウダー緑茶、英国式紅茶の摂取はいずれもCYP1A2活性を増加させた。さらに、ニュージーランド緑茶、ドラゴン緑茶、英国式紅茶、緑茶抽出物はCYP1A1活性を、ニュージーランド緑茶、ガンパウダー緑茶、ジャワ緑茶はグルタチオン-S-トランスフェラーゼ活性を増加させた (PMID:11341376)
(PMID:11341376) J Pharm Pharmacol. 2001 Apr;53(4):569-77.

●「チア・チアシード」有効性:肥満 (160318)
・過体重または肥満の成人26名 (試験群19名、平均48.8±1.8歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、チア粉末35 g/日を12週間摂取させたところ、体重、BMI、体脂肪率、ウエスト径、空腹時血糖値、血清脂質 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、VLDLコレステロール、トリグリセリド) に影響は認められなかった (PMID:25726210)
(PMID:25726210) Nutr Hosp. 2014 Dec 14;31(3):1176-82.

●「キシリトール」有効性:その他 (160318)
・2013年11月までを対象に8つのデータベースで検索できた臨床試験について検討したシステマティックレビューにおいて、妊娠中のキシリトール、フッ化物、クロルヘキシジン洗口剤の使用が、産まれた子どものミュータンス連鎖球菌レベルに与える影響については、適切な臨床試験の報告が不足しており評価できなかった (PMID:26531084)
(PMID:26531084) Pediatr Dent. 2015 Sep-Oct;37(5):422-8.

●「ルチン」安全性:医薬品等との相互作用 (160317)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、ルチンの15日間経口投与は、パリクタキセル (抗がん剤) (P糖タンパク、CYP3A4基質) の血中濃度 (AUC、Cmax) 、半減期、平均滞留時間を増加させ、クリアランス (CL/F、Vz/F) を低下させた (PMID:24871039)
(PMID:24871039) Eur J Drug Metab Pharmacokinet. 2015 Sep;40(3):267-76.

●「チラータ」安全性:医薬品等との相互作用 (160317)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ラット肝ミクロソーム) において、チラータのエタノール抽出物はCYP3A4、CYP2D6活性をわずかに阻害した (PMID:26657265)
(PMID:26657265) J Ethnopharmacol. 2016 Feb 3;178:34-9.

●「ケルセチン」「タマネギ」有効性:循環器・呼吸器 (160316)
・前高血圧または1度高血圧で過体重または肥満の成人68名 (平均47.4±10.5歳、ドイツ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、タマネギ皮抽出物396 mg (ケルセチン162 mg) /日を6週間摂取させたところ、血圧 (24時間、昼間、夜間) 、血清脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、糖代謝 (空腹時血糖値、インスリン濃度、HbA1c、HOMA-IR) 、高感度CRP、血管機能 (エンドセリン-1、sE-セレクチン、sVCAM-1、sICAM-1、ACE、ADMA、End-PAT検査) 、尿中酸化ストレスマーカーに影響は認められなかった (PMID:26328470)
(PMID:26328470) Br J Nutr. 2015 Oct 28;114(8):1263-77.

●「ビタミンD」有効性:循環器・呼吸器 (160316)
<呼吸器>
・妊娠24週の妊婦581名 (試験群295名、平均32.5±4.4歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3を2,800 IU/日、出産1週間後まで摂取させたところ、400 IU/日摂取させた群と比較して、産まれた子の3歳時の肺症状リスクの低下が認められたが、永続的な喘鳴、喘息、呼吸器感染症、湿疹、その他アレルギー疾患のリスクに影響は認められなかった (PMID:26813208)
(PMID: 26813208) JAMA. 2016 Jan 26;315(4):353-61.

●「イチョウ」安全性:医薬品等との相互作用 (160315)
<ヒト>
・健康な男性10名 (平均24.9±2.6歳、日本) を対象に、イチョウ葉抽出物360 mg/日を28日間摂取させ、トルブタミド (血糖降下薬) 125 mg (CYP2C9基質) を単回投与したところ、血中濃度 (AUC) の低下が認められたが、薬効 (経口糖負荷試験) に影響は認められなかった (PMID:17050793)

・健康な男性10名 (平均24.9±2.6歳、日本) を対象に、イチョウ葉抽出物360 mg/日を28日間摂取させ、ミダゾラム (鎮静剤) 8 mg (CYP3A4基質) を単回投与したところ、血中濃度 (AUC) および経口クリアランス低下が認められた (PMID:17050793)

(PMID:17050793) J Clin Pharmacol. 2006 Nov;46(11):1290-8.

●「イヌリン」有効性:循環器・呼吸器 (160315)
・II型糖尿病患者81名 (試験群27名、平均51.3±10.4歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、イヌリン0.07 g/gおよびL. sporogenes 1×10 (8) CFU/g含有パンを40 g x 3/日、8週間摂取させたところ、プラセボまたはL. sporogenesのみ含有パンを摂取した群と比較して、血中一酸化窒素の増加、マロンジアルデヒド濃度の低下が認められたが、総抗酸化能、グルタチオン、カタラーゼ、肝機能マーカー、血圧に影響は認められなかった (PMID:26430929)
(PMID:26430929) J Am Coll Nutr. 2015 Oct 2:1-8. [Epub ahead of print]

●「ナットウ」安全性:危険情報 (160314)
<被害事例>
・ナットウの摂取によるアレルギーが複数報告されている。
10) 34歳男性 (日本) が、朝食にナットウを摂取し、スキューバダイビングを反復して行っていたところ、アナフィラキシーを生じた。プリックテストの結果および既往歴より約8時間前に摂取したナットウによる遅発性アナフィラキシーと診断された (PMID:26380912)
(PMID:26380912) Arerugi. 2015 Jun;64(6):816-21.

●「ダイズ」有効性:循環器・呼吸器 (160311)
・高LDLコレステロール血症の男女243名 (カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆タンパク質12.5 g含有マフィンを1個/日 (80名、平均55.0±9.0歳) または2個/日 (82名、平均56.0±9.2歳) 、6週間摂取させたところ、血漿脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、糖代謝マーカー (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) 、CRP、血圧、フラミンガムリスクスコア (冠動脈疾患リスク指標) に影響は認められなかった (PMID:26446482)
(PMID:26446482) J Nutr. 2015 Dec;145(12):2665-74.

●「ビタミンD」有効性:その他 (160311)
・慢性疲労症候群の患者50名 (試験群25名、平均48.1±12.0歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3を100,000 IU/2ヶ月を6ヶ月間摂取させたところ、頸動脈 - 大腿脈波伝播速度、疲労スケール、血管機能および代謝、炎症、酸化ストレスマーカーに影響は認められなかった (PMID:25455721)
(PMID:25455721) Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2015 Mar;25(3):287-94.

●「クロム」安全性:動物他での毒性試験 (160310)
・in vitro試験 (マウス脂肪細胞) において、3価クロムが細胞内に取り込まれたのち、酸化され毒性の高い5価または6価クロムに変化することが確認された (PMID:26696553)
(PMID:26696553) Angew Chem Int Ed Engl. 2016 Jan;55(5):1742-5.

●「ビタミンC」安全性:医薬品等との相互作用 (160310)
<ヒト>
・健康成人7名 (18〜55歳、アメリカ) を対象としたオープンラベル試験において、ビタミンCを1,000 mg/日、7日間摂取させ、6日目からインジナビル (CYP3A4基質、抗HIV薬) を8時間おきに800 mg×4回摂取させたところ、血漿中インジナビルの最高血中濃度 (Cmax) の低下が認められたが、AUC、経口クリアランス、半減期に影響は認められなかった (PMID:15767232)
(PMID:15767232) Pharmacotherapy. 2005 Feb;25(2):165-70.

●「クズ」安全性:動物他での毒性試験 (160309)
2.その他
・動物実験 (マウス) およびin vitro試験 (HepG2細胞、マウス肝細胞) において、クズ根抽出物は肝毒性を示した (PMID:26545459)
(PMID:26545459) J Ethnopharmacol. 2015 Dec 24;176:321-6.

●「コラーゲン」有効性:骨・筋肉 (160309)
・サルコペニアの高齢男性53名 (試験群26名、平均72.3±3.7歳、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、週3セッションのレジスタンス運動プログラムとともに、コラーゲンペプチド15 g/日を12週間摂取させたところ、除脂肪体重の増加、膝伸展力の向上、体脂肪率および体脂肪量の減少が認められたが、体重、骨量に影響は認められなかった (PMID:26353786)
(PMID:26353786) Br J Nutr. 2015 Oct 28;114(8):1237-45.

●「アマニ、アマニ油」「乳酸菌、ビフィズス菌など」有効性:肥満 (160304)
・肥満の閉経後女性58名 (デンマーク) を対象とした単盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. paracasei F19を9.4×10 (10) cfu/日 (19名、平均61.4±6.5歳) またはアマニ粘液を10 g (19名、平均60.6±6.4歳) 、6週間摂取させたところ、アマニ粘液摂取群でプラセボ群に比べて糖負荷試験でのインスリンおよびCペプチドの血糖値曲線下面積 (AUC) 減少、Matsuda index (インスリン感受性指標) の改善が認められたが、その他の糖代謝関連マーカー (血糖値、HOMA-IR) 、血清脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、アンジオポエチン様タンパク質4 (脂質代謝関連マーカー) 、炎症マーカー (高感度CRP、TNF-α、IL-6、リポ多糖結合タンパク質) 、糞中有機酸に対する影響およびインスリン感受性に関連した腸内細菌叢の変化は認められず、L. paracasei F19摂取群ではいずれの効果も認められなかった (PMID:26134388)
(PMID:26134388) Br J Nutr. 2015 Aug 14;114(3):406-17.

●「ビタミンD」有効性:循環器・呼吸器 (160304)
<呼吸器>
・自身または胎児の父親が喘息、湿疹、アレルギー性鼻炎の既往歴がある妊娠10〜18週の妊婦876名 (試験群440名、平均27.5±5.5歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンDを4,400 IU/日、出産まで摂取させたところ、400 IU/日摂取させた群と比較して、産まれた子の3歳時の喘息または喘鳴リスクに影響は認められなかった (PMID:26813209)
(PMID:26813209) JAMA. 2016 Jan 26;315(4):362-70.

●「DHA」「EPA」有効性:脳・神経・感覚器 (160303)
・事故負傷による集中治療室入院患者110名 (試験群53名、平均38.1±13.5歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、DHA 1,470 mg/日とEPA 147 mg/日を12週間摂取させたところ、心的外傷後ストレス障害 (PTSD) スコアに影響は認められなかった (PMID:26335087)
(PMID:26335087) J Clin Psychiatry. 2015 Aug;76(8):e1015-22.

●「ビタミン B6」有効性:免疫・がん・炎症 (160303)
・2013年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた臨床試験8報について検討したメタ分析において、ビタミンB6の摂取は化学療法による手足病症候群の症状の改善 (3報) と関連が認められたが、発症リスク (8報) には影響が認められず、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:25557587)
(PMID:25557587) Clin Exp Dermatol. 2015 Apr;40(3):260-70.

●「トマト」有効性:肥満 (160302)
・過体重または肥満の女性106名 (試験群53名、平均23.3±0.5歳、イラン) を対象とした無作為化比較試験において、トマトジュース330 mL/日を20日間摂取させたところ、血清TNF-α、IL-8の低下が認められたが、IL-6、高感度CRPに影響は認められなかった (PMID:23069270)
(PMID:23069270) Br J Nutr. 2013 Jun;109(11):2031-5.

●「スマ、ソーマ、パフィア、ブラジルニンジン」安全性:動物他での毒性試験 (160302)
2.その他
・動物実験 (ラット) およびin vitro試験 (タマネギ) において、スマに含まれるβ-エクジソンは、遺伝毒性を示した (PMID:26626488)
(PMID:26626488) J Ethnopharmacol. 2016 Jan 11;177:81-4.

●「ビタミンD」有効性:骨・筋肉 (160301)
<筋肉>
・高齢女性409名 (フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、ビタミンD3を800 IU/日、単独 (102名、平均74.1±3.0歳) または運動とともに (102名、平均74.1±2.9歳) 24ヶ月間摂取させたところ、転倒リスクに影響は認められず、運動のみ実施群 (103名、74.8平均2.9歳) および運動との併用群で、後ろ向き歩行テストの改善、筋力の増加が認められた(PMID:25799402)
(PMID:25799402) JAMA Intern Med. 2015 May;175(5):703-11.