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2016年1月更新の素材情報データベース I

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2016年1月4日〜25日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ビタミンD」有効性:骨・筋肉 (160125)
<筋肉>
・血中ビタミンD濃度が低く、骨粗鬆症ではない、75歳以下の閉経後女性230名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3を800 IU/日 (75名、平均60±6歳)、または100,000 IU/月 (79名、平均60±5歳) 、1年間摂取させたところ、高用量摂取群においてわずかなカルシウム吸収率の上昇が認められたが、骨密度、筋力、筋肉量、身体機能、転倒リスクに影響は認められなかった (PMID:26237520)
(PMID:26237520) JAMA Intern Med. 2015 Oct;175(10):1612-21.

●「ルテイン」有効性:脳・神経・感覚器 (160121)
・加齢黄斑変性 (AMD) 患者4,203名 (50〜85歳、試験群3,191名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ルテイン10 mg/日+ゼアキサンチン2 mg/日、または、DHA 350 mg/日+EPA 650 mg/日との併用で5年間摂取させたところ (PMID:22840421) 、AMDの症状の進行 (PMID:23644932) 、白内障手術が必要となる頻度、視力損失リスク (PMID:23645227) 、心血管疾患発症リスク、心血管疾患による死亡率 (PMID:24638908) に影響は認められず、二次解析において、DHA+EPAの摂取による認知機能 (PMID:26305649) への影響も認められなかった。
(PMID:26305649) JAMA. 2015 Aug 25;314(8):791-801.
※マーカー部追加


●「セイヨウヤドリギ」「クズ」有効性:安全性:危険情報 (160121)
<被害事例>
・55歳男性 (韓国) がセイヨウヤドリギ抽出物を1ヶ月間、クズ根抽出物を10日間摂取したところ、微熱、褐色尿、上腹部の痛みを生じ、肝障害と診断された。摂取中止と加療により改善し、因果関係評価のRUCAMスコアが9 (probable) であったため、セイヨウヤドリギとクズ根の摂取が原因と考えられた (PMID:25668233)
(PMID:25668233) J Altern Complement Med. 2015 Mar;21(3):180-5.

●「S-アデノシルメチオニン」有効性:消化系・肝臓 (160120)
・C型肝炎による肝硬変患者110名 (試験群57名、平均58.47±4.88歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、S-アデノシルメチオニン800 mg/日を4週間、1,600 mg/日を4週間、2,400 mg/日を16週間の合計24週間摂取させたところ、血清中の腫瘍 (AFP、AFP-L3、DCP) 、酸化ストレス (MDA、4-HNE) 、肝機能 (ビリルビン、アルブミン) 、肝損傷 (ALT、AST) マーカー値、C型肝炎ウイルスレベル、生活の質に影響は認められなかった (PMID:26130251)
(PMID:26130251) Cancer Prev Res (Phila). 2015 Sep;8(9):864-72

●「チコリー」「イヌリン」有効性:その他 (160120)
・健康な女性19名 (平均22.8±2.7歳、カナダ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、チコリー由来イヌリン6 g/日を朝食とともに8日間摂取させたところ、食欲に関するVASスコアにおける食事欲求、予想食事量の低下が認められたが、空腹感、満腹感、昼食および1日の摂取エネルギー量に影響は認められなかった (PMID:26619790)
(PMID:26619790) Br J Nutr. 2016 Jan;115(2):262-70.

●「レスベラトロール」安全性:医薬品等との相互作用 (160119)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、レスベラトロールはCYP1A2、CYP2E1、CYP3A4活性を阻害した (PMID:11701226)

ブドウ」安全性:医薬品等との相互作用 (160119)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、赤ワイン乾燥物はCYP1A2、CYP2E1、CYP3A4活性を阻害した (PMID:11701226)

(PMID:11701226) Toxicol Lett. 2001 Dec 15;125(1-3):83-91.

●「乳酸菌」有効性:免疫・がん・炎症 (160119)
<ピロリ菌>
・2013年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた臨床試験143報について検討したメタ分析において、ピロリ菌除去の標準の治療に加えてプロバイオティクスを摂取した場合、治療期間7日間 (11報)、10または14日間 (1報) において、標準の治療単独よりも良好な治療効果が得られ、7日間治療においては副作用の減少 (9報) も認められた (PMID:26290044)
(PMID:26290044) BMJ. 2015 Aug 19;351:h4052.

●「イチョウ」安全性:医薬品等との相互作用 (160118)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、イチョウに含まれるケルセチンはCYP1A2、CYP2C9、CYP3Aを、ケンフェロールはCYP1A2、CYP3Aを、ミリセチンはCYP2D6、CYP3Aを、アピゲニンはCYP1A2、CYP3Aを、アメントフラボンはCYP2C9、CYP2C19、CYP2D6、CYP3Aを、セサミンはCYP2C9、CYP2C19、CYP3Aを、タマリキセチンはCYP1A2を阻害した (PMID:15285849)

 「ケルセチン」安全性:医薬品等との相互作用 (160118)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、ケルセチンはCYP1A2、CYP2C9、CYP3Aを阻害した (PMID:15285849)

 「ゴマ」安全性:医薬品等との相互作用 (160118)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ヒト肝ミクロソーム) において、セサミンはCYP2C9、CYP2C19、CYP3Aを阻害した (PMID:15285849)

(PMID:15285849) J Pharm Pharmacol. 2004 Aug;56(8):1039-44.

●「コエンザイムQ10」「ナイアシン」有効性:脳・神経・感覚器 (160115)
・慢性疲労症候群患者73名 (試験群39名、平均49.3±7.1歳、スペイン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、コエンザイムQ10 200 mg+NADH (還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド) 20 mg /日を8週間摂取させたところ、ピッツバーグ睡眠質問票における睡眠困難、睡眠薬使用の減少が認められたが、その他の睡眠の質、自転車エルゴメーターでの最大心拍数、呼吸商、最大運動負荷量、血圧、主観的運動強度、主観的な疲労の程度に影響は認められなかった (PMID:26212172)
(PMID:26212172) Clin Nutr. 2015 Jul 17. pii: S0261-5614(15)00189-2.

●「コロハ」安全性:医薬品等との相互作用 (160115)
<試験管内・動物>
・in vitro試験 (ラット肝ミクロソーム) において、コロハ抽出物およびコロハ中のトリゴネリンはCYP2D6、CYP3A4活性をわずかに阻害した (PMID:26600643)
(PMID:26600643) Indian J Pharmacol. 2015 Sep-Oct;47(5):530-4.

●「レスベラトロール」有効性:消化系・肝臓 (160114)
・非アルコール性脂肪肝患者50名 (試験群25名、平均44.04±10.10歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、食事及び運動指導に加え、レスベラトロール500 mg/日を2週間摂取させたところ、血清ALTの低下、肝脂肪変性の抑制が認められたが、その他の肝機能評価 (AST、GGT、ビリルビン) 、体組成 (体重、BMI、ウエスト囲、ヒップ囲、ウエスト/ヒップ比) 、血中脂質 (トリグリセリド、LDLコレステロール、HDLコレステロール、) 、糖代謝 (血糖値、、HOMA-IR、HOMA-β、QUICKI) 、血圧に影響は認められず、総コレステロール、非HDLコレステロール、インスリン濃度の低下抑制が認められた (PMID:26234526)
(PMID:26234526) Br J Nutr. 2015 Sep 14;114(5):796-803.

●「 n-3系不飽和脂肪酸」有効性:生殖・泌尿器 (160114)
・2014年8月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験9報について検討したメタ分析において、妊娠中のn-3系不飽和脂肪酸の摂取は、早産リスク (7報) 、周産期死亡リスク (5報) との関連は認められなかった (PMID:25730231)
(PMID:25730231) Obstet Gynecol. 2015 Mar;125(3):663-72.

●「ラクトフェリン」有効性:免疫・がん・炎症 (160113)
・乳児213名 (試験群115名、平均5.1±0.8ヶ月齢、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ウシ由来ラクトフェリン38 mg/100 g含有ミルクを3ヶ月間摂取させたところ、呼吸器疾患、下痢関連疾患発症リスクの低下および期間の短縮、鼻水、咳、喘鳴、下痢の発生リスク低下が認められたが、鼻づまり、発熱、皮膚発疹、吐き気、嘔吐、疝痛の発生リスクに影響は認められなかった (PMID:26602290)
(PMID:26602290) Nutrition. 2015 Sep 3. pii: S0899-9007(15)00345-7.

●「ダイズ」「イソフラボン」有効性:循環器・呼吸器 (160113)
・高血圧前症でエクオール産生者の閉経後女性270名 (中国) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、大豆粉40 g/日 (90名、平均57.6±5.3歳) またはダイゼイン63 mg/日 (90名、平均57.7±5.0歳) を6ヶ月間摂取させたところ、大豆粉摂取群において血中LDLコレステロール、LDLコレステロール/HDLコレステロール比の低下が認められたが、ダイゼイン摂取群では認められず、いずれの群においても空腹時血糖、トリグリセリド、総コレステロール、HDLコレステロール、遊離脂肪酸、高感度CRP、頸 動脈内膜中膜厚 (CIMT) (PMID:24273218)血流依存性血管拡張反応 (FMD) 、自由行動下24時間血圧 (PMID:25782428) に影響は認められなかった。
(PMID:25782428) Eur J Clin Nutr. 2015 Oct;69(10):1161-8.
※マーカー部追加


●「トウガラシ属」安全性:危険情報 (160112)
<被害事例>
・ポテトチップス工場勤務の23歳男性 (ベルギー) が、仕事により様々なスパイスを使用していたところ、指や顔に紅斑、浮腫、落屑を生じるようになり受診。パッチテストにより、スパイスミックス、カプサイシンに陽性を示したため、トウガラシによる職業性接触性皮膚炎と診断された (PMID:25639726)
(PMID:25639726) Contact Dermatitis. 2015 Apr;72(4):252-3.

●「ビタミンE」有効性:その他 (160112)
・2012年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験18報 (検索条件:期間≧6ヶ月) について検討したメタ分析において、健康な人によるビタミンEサプリメントの摂取は全死亡率に影響を与えなかった (PMID:25398301)
(PMID:25398301) Cardiovasc Drugs Ther. 2014 Dec;28(6):563-73.

●「ビタミンD」有効性:肥満 (160107)
・ノルウェーで行われた4つの無作為化比較試験を合わせた解析において、ビタミンDの摂取は、BMI、血清脂質 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド) 、高感度CRP濃度との関連は認められず、HbA1cの上昇が認められた (PMID:23577264)
(PMID:23577264) ISRN Endocrinol. 2013;2013:348705.

●「ビタミンA」安全性:危険情報 (160107)
・17歳女性 (イギリス) が、ビタミンAを2,400μg含むマルチビタミンサプリメントとともに複数のサプリメントを約2ヶ月間摂取したところ、頭痛、視力低下、視野狭窄を呈し、偽脳腫瘍と診断された (PMID:25146922)
(PMID:25146922) Pract Neurol. 2015 Feb;15(1):72-3.

●「カルニチン」有効性:循環器・呼吸器 (160107)
・2013年4月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験25報について検討したメタ分析において、血液透析患者によるL-カルニチンの摂取は、血清のCRP (6報) 、アルブミン (11報) 、ヘモグロビン (9報) 、コレステロール (11報) 、トリグリセリド (9報) や患者のQOL (3報) 、副作用リスク (3報) に影響を与えなかった (PMID:24535997)
(PMID:24535997) J Nephrol. 2014 Jun;27(3):317-29.

●「n-3系不飽和脂肪酸」有効性:脳・神経・感覚器 (160106)
<成人の認知機能>
・2014年11月までを対象に、3つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験24報について検討したメタ分析において、学齢期〜成人 (4〜60歳) におけるn-3系不飽和脂肪酸の摂取は、認知機能 (9種) の評価に影響を与えなかった (PMID:26040902)
(PMID:26040902) J Psychopharmacol. 2015 Jul;29(7):753-63.

●「ブドウ」有効性:循環器・呼吸器 (160106)
・前高血圧の男女29名 (試験群12名、平均44±10歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ブドウ種抽出物 (300 mg/日) 含有ジュースを6週間摂取させたところ、昼間の収縮期血圧が低下したが、拡張期血圧、夜間血圧、血漿脂質 (トリグリセリド、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、酸化LDL) 、sICAM-1、血流依存性血管拡張反応 (FMD) 、糖代謝指標 (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) に影響は認められなかった (PMID:26568249)
(PMID:26568249) Br J Nutr. 2016 Jan;115(2):226-38.

●「ガルシニア・カンボジア」安全性:危険情報 (160105)
<被害事例>
・メラトニン、ジサイクロミンを服用している52歳女性 (アメリカ) が、痩身目的でガルシニア・カンボジアサプリメント1,000 mg/日を約25日間摂取したところ、食欲不振、だるさ、混乱を生じ、摂取を中止したが、黄疸、血清アミノトランスフェラーゼの上昇を伴う急性肝不全を呈していたため、症状発症から約50日後に肝移植を行った。CIOMS評価にて”probable”と判定されたため、摂取したガルシニア・カンボジアサプリメントが原因と考えられた (PMID:26626648)
(PMID:26626648) Ann Hepatol. 2015 Jan-2016 Feb;15(1):123-6.

●「イソフラボン」有効性:免疫・がん・炎症(160105)
<がん>
≪がんに対する影響がないとされた報告≫
3) 乳がん既往歴のある女性または乳がんリスクの高い女性85名 (試験群44名、平均57.6±8.1歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆イソフラボン50 mg/日を12ヶ月間摂取させたところ、マンモグラフィによる乳房領域、乳腺密度、MRI画像による総乳房体積、乳腺組織体積に影響は認められなかった (PMID:26276750)
(PMID:26276750) Cancer Prev Res (Phila). 2015 Oct;8(10):942-51.


●「カンゾウ」安全性:危険情報 (160104)
<被害事例>
・高血圧のためメトプロロール (血圧降下薬) を服用中の65歳女性 (アメリカ) が、ブラックリコリスクッキーを大量に (2箱/日以上) 、約6ヶ月間摂取したところ、頭痛、胸痛、吐き気、嘔吐を呈し、急性高血圧症と診断され、摂取中止と加療により改善した (PMID:26380428)
(PMID:26380428) S D Med. 2015 Aug;68(8):346-7, 349.