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2015年4月更新の素材情報データベースI

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2015年4月1日〜15日の素材情報の更新は下記の通りです。

●「ニンニク」有効性:生殖・泌尿器 (150415)
・健康な成人60名 (トルコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、乾燥ニンニク粉末1 g (20名、平均31.7歳) または3 g (20名、平均32.3歳) を摂取させたところ、両群で尿中IL-12の増加が認められたが、IL-8、TNF-αに影響は認められなかったという報告がある (PMID:24595942)
(PMID:24595942) Urol J. 2014 Mar 4;11(1):1308-15.

●「ブドウ」有効性:循環器・呼吸器 (150415)
・肥満の成人24名 (20〜60歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、ブドウ粉末46 g×2回/日を3週間摂取させたところ、血中のlarge LDL、large LDLコレステロールの低下が認められたが、その他の血中脂質、肝機能、糖代謝、炎症マーカー濃度に影響は認められなかったという報告がある (PMID:24832727)
(PMID:24832727) Br J Nutr. 2014 Aug;112(3):369-80.

●妊婦・授乳婦のハーブ製品摂取に関する安全性情報 (150414)
ラズベリー」「メマツヨイグサ
・妊娠37週の妊婦 (アメリカ) が、分娩 (38週) の前週に、陣痛を進める目的でラズベリーリーフ茶とともにメマツヨイグサ油500 mg入りカプセル30個を経口および経膣で使用したところ、誕生した新生児の出生17時間後に、体幹、四肢、顔面に斑状および点状出血がみられたという報告がある。出生児に他の特記すべき病徴や家族歴はなく、血小板数は正常で、出血斑および紫斑は5日後に消失した (PMID:18154917)
(PMID:18154917) J Pediatr. 2008 Jan;152(1):140, 140.e1.

ラズベリー
・妊娠32週から毎日ラズベリーティーを1日に2回飲んでいた妊婦 (日本) が、妊娠40週4日の胎児心エコーにて心拡大、三尖弁逆流を指摘された。妊娠40週6日には胎児心エコーにて動脈管の描出ができず、右心室の心筋肥厚が認められた。妊娠41週0日に胎児心拍数基線細変動が減少したため緊急帝王切開となった。出生後のエコーでは動脈管を描出できず、右室壁肥厚、三尖弁逆流、両方向性の心房間交通を呈し、動脈管早期収縮による新生児遷延性肺高血圧症と診断された。
日本周産期・新生児医学会雑誌. 2014; 50(2): 784 -784.

セイヨウスモモ(プルーン)
・妊娠36週頃から濃縮プルーンを摂取していた妊婦 (36歳、1妊1産、日本) が、妊娠37週6日において、胎児の胸腹水、羊水過多、肺動脈拡張、右心不全兆候と、動脈管血流途絶が認められた。動脈管早期閉鎖による胎児水腫診断され、直ちに帝王切開術となった。出生児は3,990 g男児、アプガースコア 4/9点 (1分値/5分値) 、出生直後の心臓超音波検査にても動脈管閉鎖が確認された。
超音波医学. 2011; 38(3) : 332.

アサイヤシ
・アサイ果実濃縮物を主原料としたジュースを常用していた妊婦 (25歳、2妊0産、アメリカ) が、37週で羊水過多と診断され、胎児心エコーにて、右心房及び右心室肥大と右心室機能障害が認められた。出生児には出生直後より、動脈管閉鎖による新生児肺高血圧、重度の右心室肥大および右心室機能障害、著明な右−左シャントが認められた (PMID:20351708)
(PMID:20351708) J Perinatol. 2010 Apr;30(4):291-4.

カミツレ (カモミール)
・34歳 (妊娠20週、3妊2産) 、32歳 (妊娠35週、1妊0産) の妊婦(イギリス)が、それぞれカモミールティー (カモミールを紅茶に混ぜたもの) を継続的に摂取したところ (量および期間は不明) 、胎児に動脈管早期収縮がみられたという報告がある (PMID:19705407) (PMID:19705407)
(PMID:19705407) Ultrasound Obstet Gynecol. 2009 Sep;34(3):358-9.

●「イチョウ」安全性:医薬品等との相互作用 (150413)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、イチョウ葉抽出物の投与は肝臓のCYP2B1/2、CYP3A1、CYP3A2のmRNA発現を誘導し、ニカルジピン (降圧剤:CYP3A2基質) の薬効を減弱させたという報告がある (PMID:12269382)
(PMID:12269382) Life Sci. 2002 Apr 26;70(23):2783-92.

●「ビタミンE 」有効性:糖尿病・内分泌 (150413)
・2013年4月までを対象に、3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験14報について検討したメタ分析において、II型糖尿病の成人によるビタミンEの摂取は、HbA1c (12報) 、空腹時血糖値 (12報) 、インスリン濃度 (6報) 、HOMA-IR (3報) 、食後血糖値 (3報) 、トリグリセリド (8報) 、総コレステロール値 (9報) 、LDLコレステロール値 (8報) 、HDLコレステロール値 (9報) に影響を与えなかったという報告がある (PMID:24740143)
(PMID:24740143) PLoS One. 2014 Apr 16;9(4):e95008.

●「チャ (茶)」有効性:糖尿病・内分泌 (150410)
・II型糖尿病患者77名 (試験群39名、平均55.0±6.6歳、台湾) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、緑茶抽出物500 mg×3回/日を16週間摂取させたところ、BMI、ウエスト/ヒップ比、血圧、血中脂質濃度 (トリグリセリド、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール) 、糖代謝指標 (空腹時血糖値、HbA1c、インスリン濃度、HOMA-IR) 、高感度CRP、肥満関連指標 (レプチン、グレリン、アディポネクチン、GLP-1) 、健康関連QOLに影響は認められなかったという報告がある (PMID:24614112)
(PMID:24614112) PLoS One. 2014 Mar 10;9(3):e91163.

●「ビタミンB12」「葉酸」有効性:骨・筋肉 (150410)
・血中ホモシステイン濃度の高い高齢者2,919名 (試験群1,461名、平均74.0±6.6歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンB12 500μg/日+葉酸400μg/日を2年間摂取させたところ、骨粗鬆症による骨折リスクに影響は認められず、がんの罹患率が増加したという報告がある (PMID:25411293)
(PMID:25411293) Am J Clin Nutr. 2014 Dec;100(6):1578-86.

●「チャ (茶) 」有効性:循環器・呼吸器 (150409)
・コレステロール値が高め (190〜260 mg/dL) の成人57名 (試験群30名、平均51.7±5.1歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、紅茶5カップ/日を4週間摂取させたところ、血中脂質濃度 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) に影響は認められなかったという報告がある (PMID:25266246)
(PMID:25266246) J Acad Nutr Diet. 2015 Feb;115(2):264-271.e2.

●「セイヨウオトギリソウ」安全性:医薬品等との相互作用 (150409)
<ヒト>
・10名 (詳細不明、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー比較試験において、セイヨウオトギリソウ300 mg×3回/日を2週間摂取させたところ、イマチニブ (CYP3A4基質) の血中濃度 (AUC、Cmax) の低下と半減期の短縮が認められたという報告がある (PMID:15294859)
(PMID:15294859) Blood. 2004 Aug 15;104(4):1229-30.

●「乳酸菌・ビフィズス菌など」有効性:消化系・肝臓 (150408)
・非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) 患者52名 (試験群26名、平均46.35±8.8歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、食事・運動指導とともにシンバイオティクスカプセル (プロバイオティクス (L. casei 、L. rhamnosus、S. thermophiles、B. breve、L. acidophilus、B. longum、L. bulgaricus合計2×10 (8) cfu) +フラクトオリゴ糖含有) ×2回/日を28週間摂取させたところ、肝酵素濃度 (ALT、AST、γ-GTP)、糖代謝指標 (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) 、肝線維化スコア、炎症マーカー (高感度CRP、TNF-α) の低下が認められたが、BMI、ウエスト/ヒップ比、ALP濃度、総ビリルビン値に影響は認められなかったという報告がある (PMID:24401715)
(PMID:24401715) Am J Clin Nutr. 2014 Mar;99(3):535-42.

●「カルシウム」有効性:免疫・がん・炎症 (150408)
・2013年4月までを対象に1つのデータベースで検索できた前向き研究32報について検討したメタ分析において、総カルシウム摂取量 (9報) および食事 (15報) や乳製品 (6報) からのカルシウム摂取量が400 mg/日増える毎に、前立腺がんリスクの増加と関連が認められたが、非乳製品 (4報) やサプリメント (9報) からの摂取量とは関連が認められなかったという報告がある (PMID:25527754)
(PMID:25527754) Am J Clin Nutr. 2015 Jan;101(1):87-117.

●「セイヨウオトギリソウ」安全性:医薬品等との相互作用 (150407)
<ヒト>
・健康な成人12名 (平均28.6±5.5歳、アメリカ) を対象としたオープンラベルクロスオーバー試験において、セイヨウオトギリソウ300 mg×3回/日を14日間摂取させ、アルプラゾラム (CYP3A4基質) 2 mgを単回投与したところ、アルプラゾラムの血中濃度 (AUC) および半減期の低下と経口クリアランスの増加が認められたという報告がある (PMID:13129991)
(PMID:13129991) JAMA. 2003 Sep 17;290(11):1500-4.

●「ショウガ」有効性:糖尿病・内分泌 (150406)
・II型糖尿病患者81名 (試験群40名、平均49.83±7.23歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ショウガ粉末1 g×3回/日を8週間摂取させたところ、空腹時血糖値、HbA1cの低下、QUICKIの上昇が認められたが、BMI、フルクトサミン濃度、インスリン濃度、HOMA-IR、インスリン感受性、β細胞機能に影響は認められなかったという報告がある (PMID:24559810)
(PMID:24559810) Complement Ther Med. 2014 Feb;22(1):9-16.

●「ビタミンE」有効性:循環器・呼吸器 (150406)
・メタボリック症候群の青少年83名 (試験群30名、平均16.15±1.89歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンE400 IU/日を8週間摂取させたところ、血清脂質および血管内皮成長因子に影響は認められなかったという報告がある (PMID:25136638)
(PMID:25136638) Biomed Res Int. 2014;2014:906019.

●「乳酸菌・ビフィズス菌など」有効性:免疫・がん・炎症 (150403)
・2013年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験18報について検討したメタ分析において、妊娠・授乳中の母親または2歳未満の乳幼児におけるプロバイオティクス (14報) およびシンバイオティクス (1報) の摂取は、湿疹の発症リスク低下と関連が認められたが、プレバイオティクス (3報) では影響は認められなかったという報告がある (PMID:23908398)
(PMID:23908398) J Int Med Res. 2013 Oct;41(5):1426-36.

●「セイヨウオトギリソウ」安全性:医薬品等との相互作用 (150403)
<ヒト>
・健康な成人女性18名 (20〜35歳、スイス) を対象とした試験において、セイヨウオトギリソウ300 mg×2回/日または3回/日を1性周期間摂取させたところ、経口避妊薬 (ethinylestradiol 0.02 mg、3-ketodesogestrel 0.15 mgを含む) の排卵抑制効果に影響は認められなかったが、周期内出血の発生頻度が高く、3-ketodesogestrelの血中濃度低下 (Cmax、AUC) が認められたという報告がある (PMID:14616430)
(PMID:14616430) Br J Clin Pharmacol. 2003 Dec;56(6):683-90.

●「ビタミンD」有効性:循環器・呼吸器 (150402)
・2013年3月までを対象に、3つのデータベースで検索できたコホート研究20報 (検索条件:期間≧1年) について検討したメタ分析において、慢性腎臓病患者におけるビタミンDの摂取は、総死亡率 (10報) 、心血管関連死亡率 (5報) の低下と関連が認められたという報告がある (PMID:24066946)
(PMID:24066946) BMC Nephrol. 2013 Sep 25;14:199.

●「カルシウム」有効性:骨・筋肉 (150402)
≪骨に対する有効性が認められなかった報告≫
7) 骨折経験のある70歳以上の高齢者5,292名 (平均77±6歳、試験群3,960名、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3 800 IU/日、カルシウム1,000 mg/日を24〜62ヶ月間 (中央値45ヶ月間)、単独または併用摂取させたところ、骨折の再発リスクに影響は認められなかった (PMID:15885294)

 「ビタミンD」有効性:骨・筋肉 (150402)
≪骨に対する有効性が認められなかった報告≫
10) 骨折経験のある70歳以上の高齢者5,292名 (平均77±6歳、試験群3,960名、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンD3 800 IU/日、カルシウム1,000 mg/日を24〜62ヶ月間 (中央値45ヶ月間)、単独または併用摂取させたところ、骨折の再発リスクに影響は認められなかった (PMID:15885294) 。この試験の2次解析において、ビタミンDの摂取 (2,649名、平均77.5±5.6歳) は試験終了3年後までの心不全発症リスク低下と関連が認められたが、心筋梗塞、脳卒中発症リスクに影響は認められなかった (PMID:25057156)

 「ビタミンD」有効性:循環器・呼吸器 (150402)
<循環器>
・2013年2月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験18報について検討したメタ分析において、高齢者 (平均または中央値で60歳以上) によるビタミンDサプリメントの1年以上の摂取は、心不全 (7報) 、心筋梗塞 (11報) 、脳卒中 (11報) の発症リスクに影響を与えなかったという報告がある (PMID:25057156)

(PMID:15885294) Lancet. 2005 May 7-13;365(9471):1621-8.
(PMID:25057156) Am J Clin Nutr. 2014 Sep;100(3):746-55.

●「ケイヒ (桂皮) 、シナモン」有効性:消化系・肝臓 (150401)
・非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) 患者45名 (試験群:男性10名 平均39.6±1.0歳、女性13名 平均44.8±8.5歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、栄養・運動指導とともにシナモン1,500 mg/日を12週間摂取させたところ、糖代謝 (空腹時血糖値、QUICKI、HOMAindex) 、血清脂質濃度 (総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド) 、肝酵素 (ALT、AST、γ-GTP) 、高感度CRPの改善が認められたが、BMI、ウエスト径、HDLコレステロール値に影響は認められなかったという報告がある (PMID:24461315)
(PMID:24461315) Nutr Res. 2014 Feb;34(2):143-8.

●「ウコン」安全性:危険情報 (150401)
・ウコン摂取との因果関係が疑われる健康被害が報告されている
16) 18歳女性 (日本) が、ウコンを1日通常量 (詳細不明) を約4ヶ月、通常量の3倍を約3ヶ月摂取したところ、眼球黄染が出現。その後も約1ヶ月継続摂取したところ、全身倦怠感、微熱が生じて医療機関を受診。肝生検などから、本患者は自己免疫性肝炎から肝硬変に進展しており、そこにウコンが原因と思われる急性肝障害が加わったと診断。なお、ウコン摂取期間中に不正出血のため2種類のホルモン剤を併用したが、DLSTによりウコンのみが「可能性が高い」であった (2006204917) 。
(2006204917) 肝臓.2006;47(6):310-5.