フィンランド食品安全局(EVIRA)がハーバライフ社製品との因果関係が疑われる肝毒性を調査(080117)

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フィンランド食品安全局(EVIRA)がハーバライフ社製品との因果関係が疑われる肝毒性を調査(080117)


ヨーロッパの肝臓専門の科学雑誌Journal of Hepatologyの2007年10月号に、ハーバライフ社(サプリメントや食品を販売している会社)の製品摂取と肝障害の関連を示唆する2つの研究論文が掲載されました。これを受けて、2008年1月14日、フィンランド食品安全局(EVIRA:Finnish Food Safety Authority)は、ハーバライフ社に評価のための詳細な追加情報の提供を求め、フィンランドで販売されているハーバライフ製品の調査を行うことにしています。詳細はフィンランド食品安全局のウェブサイト(英語)を参照してください。

肝毒性について掲載されている論文は以下の2件です。
1)ハーバライフ(Herbalife?)栄養サプリメントと急性肝毒性の関連性(Association between consumption of Herbalife nutritional supplements and acute hepatotoxicity.)
J Hepatol. 2007 Oct;47(4):514-20.(PMID:17692424)

2)ハーブは無毒ということではない:ハーバライフ(Herbalife?)製品のダイエタリーサプリメントに関連した重症な肝毒性10 例(Herbal does not mean innocuous: ten cases of severe hepatotoxicity associated withdietary supplements from Herbalife products.)
J Hepatol. 2007 Oct;47(4):521-6.(PMID:17692989)

これらの文献をもとに、フィンランド食品安全局は食品サプリメントの使用について以下の通り注意喚起しています。

食品サプリメントの安全な使用
上記の論文によれば、患者はいくつかの異なるハーバライフ製品を同時に長期間使用し、製品の使用について必ずしも医師に伝えていたわけではありませんでした。一部の症例では、医師の助言にも関わらず肝障害になった後も製品を再び使用していました。
消費者は、サプリメントの使用については慎重な姿勢をとり、医師や専門家の助言に従い、また製品の警告や使用法に従って、自分の健康に責任を持たなければなりません。

食品サプリメントの安全な使用のための助言
・ 包装に記載されている使用方法に従うこと。
・ 短期のみの使用とする。
・ ビタミン、ミネラル、及び脂肪酸以外の成分を含むサプリメントについては一般に長期摂取の影響は知られていない。
・ ナチュラル製品あるいは天然由来製品は、安全な製品と同義語ではない。
・ 複数のサプリメントの同時使用は避ける。
・ 医師には必ず使用していることを伝える。
・ 子どもに使えるか確認する。子どもに与える場合は専門家に確認してから使用する。
・ 有害な影響は報告する。
・ 知らないところからサプリメントを購入しない。

(この情報は、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の食品安全情報 No.2/2008をもとにして作成しています。)

参考文献

(PMID:17692424)J Hepatol. 2007 Oct;47(4):514-20.
(PMID:17692989)J Hepatol. 2007 Oct;47(4):521-6.