健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ダイズ [英]Soybean [学名]Glycine max (L.) Merr.

概要

大豆は中国原産で、世界各地で栽培され、アジア諸国では食品として馴染みのある植物である。たんぱく源や栄養源として優れているだけでなく、近年は大豆イソフラボン類が注目されている。大豆の発酵食品も多く用いられている。ヒトでの有効性については、閉経前後の女性における骨粗鬆症の予防や更年期障害の低減に経口摂取で有効性が示唆されているが、さらなる検証も求められている。大豆レシチンとその成分については、高コレステロールと肝臓失調に対する効果がドイツのコミッションE (ドイツの薬用植物の評価委員会) で承認されている。大豆イソフラボン、大豆タンパク、大豆オリゴ糖をそれぞれ関与成分とした特定保健用食品が許可されている。安全性については、適切に摂取する時はおそらく安全であるが、アレルギー疾患を持つ人は注意が必要である。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・別名としてコクダイズ/ダイズオウケン/ダイズ油がある。種子、種子油、種皮、葉、花、大豆の特殊発酵品は「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質(原材料)」に区分される (30) 。
・「既存添加物」:焙煎ダイズ抽出物は製造用剤。ダイズ油は油脂。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・ダイズはタンパク質約40%、脂質約20%、ビタミンB1、B2などのほか、ダイジン (daidzin) 、ゲニスチン (genistin) などイソフラボン配糖体、soyasaponinI-IIIなどサポニン、植物ステロール (β-sitosterol、campesterol、stigmasterol) を含む。
・大豆黄巻 (ダイズオウケン:もやしを干したもの) にはL-アスパラギン、キサンタン、ヒポキサンチンなど。またビタミンC、Mg、K、Si、塩類として塩酸、硫酸、リン酸などが検出されている。

分析法

・流通品規格としてイソフラボンあるいはサポニン含量の規格が設けられている。
大豆イソフラボン類の分析法として以下のHPLCを用いた方法がある。ヾ淇絅瓮織痢璽襪巴蟒个靴織ぅ愁侫薀椒麥爐髻逆相C18カラム、移動相に90%アセトニトリルと10 mM 酢酸アンモニウム/トリフルオロ酢酸 (TFA) 緩衝液による勾配法を用いたHPLCにて分離し、波長260 nmでの紫外可視 (UV) 測定を行う (PMID:12822960) 。YMC-pack ODS-AM-303 カラム、0.1%氷酢酸と0.1%氷酢酸-アセトニトリル溶液の勾配法を用いたHPLCにて分離し、波長200〜350 nm間のUV吸収を測定する (PMID:9848519) 。この他、ガスクロマトグラフ質量分析装置 (GC/MS) 法 (PMID:9784181) 、キャピラリーゾーン電気泳動法 (PMID:9848520) などがある。

有効性








循環器・
呼吸器


一般情報
・経口摂取で、高脂血症に対しておそらく有効である (94) 。ヒトを対象にした複数の研究により、高脂血症及び正常の男女で動物性タンパク質をダイズタンパク質に置き代えた場合、総コレステロール、LDL、中性脂肪を下げ、HDLには影響しないことが示されている。米国では食品医薬品局 (FDA) が、飽和脂肪酸とコレステロールが少ない食事と組み合わせた場合、ダイズ製品にコレステロールを低減する効果があることを表示することを承認している。
・閉経後の女性の高血圧に対しては、有効性が示唆されている (94) 。
・大豆たんぱく質を関与成分とする特定保健用食品がある。保健機能の表示例:本製品は、分離大豆たんぱく質を原料にし、血清コレステロールを低下させる働きのある大豆たんぱく質を摂取しやすいように工夫されてあるので、コレステロールが高めの方の食生活の改善に役立ちます。
・アメリカ心臓協会 (AHA:American Heart Association) では、最近の22の無作為化比較臨床試験の結果から、大豆タンパク質やイソフラボンは、動物性タンパク質の代わりに大量に摂取した場合にのみわずかにLDLコレステロールの低下がみられるが、HDLコレステロール、中性脂肪、リポタンパク質 (a) 、血圧には影響を与えないことから、大豆タンパク質やイソフラボンをサプリメントとして摂取する事は推奨しないとしている (PMID:16418439)
メタ分析
・2015年5月までを対象に2つのデータベースで検索できた観察研究11報について検討したメタ分析において、症例対照研究では大豆製品摂取量が多いと脳卒中 (4報) 、冠動脈性心疾患 (3報) のリスクが低かったが脳卒中に関しては試験によるバラツキが大きく、コホート研究 (脳卒中3報、冠動脈性心疾患5報) ではいずれの発症リスクとも関連が認められなかった (PMID:26974464)
・2004年から2014年2月までを対象に3つのデータベースで検索された無作為化比較試験35報について検討したメタ分析において、大豆製品の摂取は、LDLコレステロール、総コレステロール、トリグリセリドの低下、HDLコレステロールの増加と関連が認められたが、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:26268987)
・2009年8月までを対象に1つのデータベースで検索できた無作為化比較試験17報について検討したメタ分析において、単離イソフラボンもしくはイソフラボン含有大豆製品の摂取は、それぞれ単独の介入では傾向が異なったものの、全体としては血管内皮機能の指標である血流依存性血管拡張反応 (FMD) にわずかに影響を与えた (PMID:20709515)
RCT
・脂質異常症 (総コレステロール≧220 mg/dL) の男女100名 (平均52.2±12.2歳、ブラジル) を対象とした無作為化比較試験において、大豆 (きな粉) 50 g/日と緑茶3 g/500 mL/日を単独摂取もしくは併用させたところ、血漿中のLDLコレステロール、中性脂肪、脂質過酸化物濃度に影響は認められず、緑茶単独摂取群においてのみ血漿抗酸化能の上昇が認められた (PMID:18455656)
・普段、大豆食品を摂取しない脂質異常症患者 (総コレステロール5.5 mmol/L以上) 、91名 (18〜80歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質24g/日と大豆イソフラボン70〜80 mg/日を6週間摂取させたところ、乳たんぱく質24 g/日を摂取させた場合と比較して血漿中の総コレステロール、中性脂肪の減少が大きかったが、LDLコレステロール、HDLコレステロール、総コレステロール:HDLコレステロール比に影響は認められなかった (PMID:18689364)
・高コレステロール血症の閉経後女性62名 (試験群35名、平均53±6歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、大豆たんぱく質25 g/日を1年間摂取させたところ、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、ApoA、ApoBの値に影響は認められなかった (PMID:20215976)
・脂質異常症患者52名 (平均38.90±8.79歳、試験群26名、イラン) を対象とした無作為化比較試験において、低カロリー食 (1,400 kcal/日) とともに大豆タンパク質30 g/日を4週間摂取させたところ、血清LDLコレステロールの低下が認められたが、総コレステロール、トリグリセリド、HDLコレステロール、LDLコレステロール/HDLコレステロールに影響は認められなかった (PMID:21870630)
・閉経後の糖尿病前症 (初期糖尿病) の女性180名 (48〜70歳、試験群120名、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質15 g/日と大豆イソフラボン100 mg/日の併用もしくは大豆イソフラボンを単独で6ヶ月間摂取させたところ、HDLコレステロール、LDLコレステロール、総コレステロール、トリグリセリド、C反応性蛋白、血清尿酸値に影響を与えなかった (PMID:21429720)
・閉経後女性31名 (試験群16名、53.88±3.65歳、アメリカ) を対象とした単盲検無作為化プラセボ比較試験において豆乳を3サービング (24.75オンス=約700 mL) /日、4週間摂取させたところ、血漿中の炎症マーカー (TNF-α、IL-1β、IL-6) や酸化ストレスマーカー (SOD、GPx、COX-2) (PMID:19854376) 、HDL、LDL、中性脂肪 (PMID:20521988) に影響は認められなかった。
・アンドロゲン抑制療法中の前立腺がん患者33名 (試験群17名、平均69.2±2.5歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質20 g/日 (イソフラボン160 mg含有) を12週間摂取させたところ、血中脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、糖代謝 (血糖、グルカゴン、C-ペプチド、HOMA) 、肥満・炎症 (レプチン、レジスチン、アディポネクチン、TNFα、sTNFαRI、sTNFαRII、spg130、CRP、IL-6) マーカーに影響は認められなかった (PMID:20798386)
・健康な成人352名 (平均46.7〜48.4歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、大豆タンパク質40 g/日を8週間摂取させたところ、乳タンパク質を摂取させた群と比較して血清総コレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリドに影響は認められなかったが、HDLコレステロールの増加、総コレステロール/HDLコレステロール比の低下が認められた (PMID:21952693)
・高血圧前症でエクオール産生者の閉経後女性270名 (中国) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、大豆粉40 g/日 (90名、平均57.6±5.3歳) またはダイゼイン63 mg/日 (90名、平均57.7±5.0歳) を6ヶ月間摂取させたところ、大豆粉摂取群において血中LDLコレステロール、LDLコレステロール/HDLコレステロール比の低下が認められたが、ダイゼイン摂取群では認められず、いずれの群においても空腹時血糖、トリグリセリド、総コレステロール、HDLコレステロール、遊離脂肪酸、高感度CRP、頸 動脈内膜中膜厚 (CIMT) (PMID:24273218)、血流依存性血管拡張反応 (FMD) 、自由行動下24時間血圧 (PMID:25782428) に影響は認められなかった。
・健康な成人102名 (平均46歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、ダイズ蛋白質40 g/日を8週間摂取させたところ、血中のレプチン濃度の低下が認められたが、その他の炎症・内皮機能マーカー (CRP、IL-6、TNF-α、ICAM-1、VCAM-1、Eセレクチン、トロンボモジュリン、高分子アディポネクチン、レジスチン) に影響は認められなかった (PMID:23187956)
・閉経後女性325名 (試験群162名、平均60.8±7.2歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、高イソフラボン大豆タンパク質25 g/日 (イソフラボンアグリコン91 mg/日含有) を2.7年間摂取させたところ、頸動脈内膜中膜複合体厚の進展に影響は認められなかった(PMID:21903957) 。また、このうちの300名 (試験群150名、平均61±7歳) を対象とした解析において、尿中イソフラボン排泄量の変化量と認知機能の全体評価に関連は認められず、一般的知性項目の低下と関連が認められた (PMID:24617349)
・閉経後女性60名 (試験群20名、平均52.9±3.5歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆サプリメント (大豆タンパク質24 g/日、イソフラボン90 mg/日含有) を16週間摂取させたところ、血中脂質 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、総コレステロール/HDLコレステロール比、LDLコレステロール/HDLコレステロール比、トリグリセリド) 、血糖値に影響は認められなかった (PMID:25099464)
・高血圧患者 (130〜150 mmHg) 91名 (試験群45名、平均46.8±11.83歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、黒大豆ペプチド4.5 g/日を8週間摂取させたところ、収縮期血圧、脈圧、酸化ストレスマーカー (血中MDA、NO濃度、SOD活性、および尿中8-epi-PGF2α量) の改善が認められた (PMID:23924691)
・LDLコレステロールが高めの成人男女243名 (カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆粉マフィン (大豆タンパク質12.5 g/個含有) を1個/日 (80名、平均55.0±9.0歳) または2個/日 (82名、平均56.0±9.2歳) を6週間摂取させたところ、いずれの群においても、血漿脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、総コレステロール/HDLコレステロール比、トリグリセリド) 、血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、CRP、血圧、冠動脈疾患リスク (フラミンガムリスク評価スコア) に影響は認められなかった(PMID:26446482)
・糖尿病前症の閉経後女性180名 (中国) (PMID:21429720) および血圧が高めの閉経後女性270名 (中国) (PMID:23984051) を対象とした2つの二重盲検無作為化プラセボ比較試験のデータを用いた2次解析において、ダイズ食品 (大豆たんぱく質15 g/日と大豆イソフラボン100 mg/日の併用またはダイズ40 g/日) の6ヶ月間摂取は血清尿酸値の低下を抑制した (PMID:24659208)
・高LDLコレステロール血症の男女243名 (カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆タンパク質12.5 g含有マフィンを1個/日 (80名、平均55.0±9.0歳) または2個/日 (82名、平均56.0±9.2歳) 、6週間摂取させたところ、血漿脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、糖代謝マーカー (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) 、CRP、血圧、フラミンガムリスクスコア (冠動脈疾患リスク指標) に影響は認められなかった (PMID:26446482)
その他
・投薬治療を受けていない高コレステロール血症患者19名 (46〜78歳、日本) を対象に、エクストルーダ加工による大豆タンパク質を1日に10 g、食事に加え2〜6週間摂取させたところ、拡張期及び収縮期血圧が低下し、血清の総コレステロール値、遊離コレステロール、βリポ蛋白、リン脂質が減少したという予備的な報告がある (1994069018) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。
・1日の食事摂取量が約1,600 kcalの健常者13名 (平均43.9歳、日本) を対象に、脱フィチン酸β-コングリシニンタンパク質2.5 gを含有するビスケットを1日2枚、2週間摂取させたところ、中性脂肪はわずかに低下したが、摂取終了後1週間で初期値に戻ったという予備的な報告がある (2002188206) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。


消化系・肝臓

一般情報
・大豆の繊維は経口摂取で、乳児性の下痢の期間を短縮するのに、有効性が示唆されている (94) 。

糖尿病・
内分泌

一般情報
・大豆イソフラボン (植物エストロゲン) は経口摂取で、II型糖尿病に対して有効性が示唆されている。II型糖尿病である閉経後の女性が大豆タンパク30 gとイソフラボン132 mgを含む製剤で治療したところ、12週間で空腹時血糖、LDLコレステロール値、インスリン耐性が改善したという知見がある (94) 。
メタ分析
・2015年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験11報について検討したメタ分析において、II型糖尿病患者またはメタボリックシンドロームの人による大豆タンパクの摂取は、空腹時血糖 (4報) 、空腹時インスリン (3報) 、HOMA-IR (2報) 、拡張期血圧 (4報) 、LDL-コレステロール (7報) 、総コレステロール (7報) 、CRP (3報) の低下と関連が認められたが、試験によるバラツキが大きく、体重 (4報) 、収縮期血圧 (4報) 、HDLコレステロール (7報) 、トリグリセリド (8報) に影響は与えなかった (PMID:26996569)
・2010年3月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験24報について検討したメタ分析において、大豆の摂取は空腹時血糖値、インスリン濃度などに影響を与えなかった (PMID:21367951)
・2010年までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、II型糖尿病患者による大豆の摂取は、血清総コレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪の減少、HDLコレステロールの増加と関連が認められたが、空腹時血糖値、インスリン濃度、HbA1c濃度などに影響は認められなかった (PMID:22094845)
RCT
・閉経後の糖尿病前症 (初期糖尿病) の女性180名 (試験群120名、平均56歳、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質15 g/日と大豆イソフラボン100 mg/日の併用もしくは大豆イソフラボンを単独で6ヶ月間摂取させたところ、血糖値やインスリン濃度、インスリン抵抗性 (HOMA-IR) (PMID:20335543)、血圧、血中サイトカイン濃度 (sICAM-1、sVCAM-1、E-セレクチン) (PMID:23203140) に影響を与えなかった。
・II型糖尿病の女性 (BMI>25) 30名 (平均45.7±3.8歳、イラン) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、大豆粉含有パン120 g/日を6週間摂取させたところ、体重、BMI、ウエスト径、ヒップ径、ウエスト/ヒップ比、体脂肪率、血圧に影響は認められなかった (PMID:25276127)

生殖・泌尿器

一般情報
・更年期障害ののぼせに対して、有効性が示唆されている (94) 。
・植物エストロゲンを含有する大豆粉は、複数の小規模無作為割付臨床試験 (RCT) から得られた限定的なエビデンスにより、血管運動性の更年期症状を軽減する可能性があることが示唆される (25) 。4件のプラセボ比較試験のうち2件は大豆サプリメントを評価した二重盲検無作為割付臨床試験 (RCT) で、他の1件は盲検化されていない、イソフラボンの評価であった。
・腎臓病の進行を遅らせる、尿タンパクの排出を減らすのに対して、有効性が示唆されている (94) 。
・周期的な乳房痛に対していくつか予備的な証拠はあるが、十分ではない (94) 。
メタ分析
・2016年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験62報について検討したメタ分析において、ダイズ、ダイズイソフラボン、レッドクローバー、その他の植物エストロゲンの摂取は、ホットフラッシュの頻度 (18報) 、膣の乾燥 (3報) の軽減と関連が認められたが、寝汗 (2報) に影響は与えなかった (PMID:27327802)
・2014年3月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験9報について検討したメタ分析において、透析を受けていない慢性腎臓病患者による大豆たんぱく質の摂取は、血清クレアチニン (8報) 、リン (5報) 濃度の低下と関連が認められたが、トリグリセリド (7報) 、総コレステロール (7報) 、カルシウム (4報) 濃度との関連は認められなかった (PMID:24939439)
・2010年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた臨床試験について検討したシステマティックレビューにおいて、ブラックコホシュ、イソフラボン、レッドクローバー、ダイズ、ビタミンE、朝鮮人参、トウキ、メマツヨイグサ油、ヤムイモ、カバ、メラトニンを代替医療としてそれぞれ単独使用することが、更年期女性のホットフラッシュ (ほてり、のぼせ) に与える影響には一定の傾向が認められず、長期使用の安全性データが不十分であった (PMID:20833608)
・2009年3月までを対象に8つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験19報について検討したメタ分析において、更年期女性による12週間以上の大豆イソフラボン濃縮物、大豆抽出物、大豆サプリメントの摂取は、ほてり減少との関連が認められたが、試験によるばらつきが大きく、さらなる検討が必要である (PMID:20464785)
RCT
・更年期症状のある女性351名 (45〜55歳、アメリカ) を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、マルチ植物サプリメント (1日量としてブラックコホシュ200 mg、アルファルファ400 mg、チェストツリー200 mg、ザクロ400 mgをそれぞれ含む) とともに大豆食品 (大豆たんぱく質として12〜20 mg/日) を1年間摂取させたところ、膣症状、月経周期、ホルモン状態に変化は認められなかった (PMID:18257142)
・高血圧前症でエクオール産生者の閉経後女性270名 (中国) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、大豆粉40 g/日 (90名、平均57.6±5.3歳) またはダイゼイン63 mg/日 (90名、平均57.7±5.0歳) を6ヶ月間摂取させたところ、更年期症状に影響は認められなかった (PMID:24149925)
その他
・更年期障害患者22名 (平均年齢52.6歳、日本) を対象に、大豆胚軸抽出物840 mg (大豆イソフラボンとして23.7 mg、アグリコンとしてダイゼイン12.7 mg、ゲニステイン4.0 mg、グリシテイン7.0 mg) を含むチュアブル錠を1日3錠 (毎食後1錠ずつ) 、3ヶ月間摂取させたところ、簡略更年期指数の減少、血中FSH濃度の低下、血中イソフラボン (ダイゼイン、グリシテイン、総イソフラボン) 濃度の上昇が認められたという予備的な報告がある (2004243066) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。

脳・神経・
感覚器

RCT
・線維筋痛症の患者28名 (平均53.9歳、試験群12名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆飲料 (大豆たんぱく質20 g、大豆イソフラボン160 mg含有) を6週間毎日摂取させたところ、重症度スコア (FIQ) と抑うつ症状スコア (CES-D) に変化は認められなかった (PMID:18990724)
・不眠症の成人101名 (試験群51名、平均40.9歳、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆油260 mg、麻油173 mg、ホップ50 mg、大豆レシチン6 mgを含むサプリメント製品を1ヶ月摂取させたところ、睡眠の質 (LSEQ) 、睡眠効率、メラトニン代謝の評価に影響は認められなかった (PMID:20569455)
その他
・眼精疲労を訴える健康なVDT (visual display terminals) 作業者32名 (年齢20〜50歳代、日本) を対象に、黒大豆種皮エキス含有食品 (アントシアニン量として36 mg/日) を4週間摂取させたところ、視力、フリッカー値、自覚症状、利目のアコモドグラム (調整力試験) が改善したという予備的な報告がある (2005033647) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。

免疫・がん・
炎症

<がん>
一般情報
・経口摂取で乳がん、前立腺がんの予防に有効性が示唆されている (94) 。
・乳がん手術後ののぼせの防止には、効果がないことが示唆されている (64) 。
・子宮内膜がんの予防効果に関しては日本やアジアでの疫学的証拠はいくつかあるが、十分ではない (94) 。
・アメリカ心臓協会 (AHA:American Heart Association) では、最近の22の無作為化比較臨床試験の結果から、大豆タンパク質やイソフラボンの乳がん、子宮内膜がん、前立腺がんの予防に対する効果や安全性は確立されていないため、大豆タンパク質やイソフラボンをサプリメントとして摂取する事は推奨しないとしている (PMID:16418439)
メタ分析
・2007年10月までを対象に8つのデータベースで検索できたコホート研究5報と症例対照研究8報について検討したメタ分析において、全大豆食品と豆腐の摂取量が多いと前立腺がんの発症リスクが低下したが、豆乳、納豆、みその個々の食品摂取量の影響は認められなかった (PMID:19838933)
・2008年7月までを対象に2つのデータベースで検索できた臨床試験32報について検討したメタ分析において、男性による大豆たんぱく質やイソフラボンの摂取に、アンドロゲン抑制作用 (前立腺がんの予防に有益と考えられる) は認められなかった (PMID:19524224)
・2013年2月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、前立腺がん患者 (6報) もしくはリスクの高い男性 (2報) によるダイズまたはダイズイソフラボンの摂取は、前立腺がんの発症リスク低下 (2報) と関連が認められたが、前立腺特異抗原 (7報) 、性ホルモン (性ホルモン結合グロブリン (7報) 、テストステロン (4報) 、ジヒドロテストステロン (3報) 、エストラジオール (5報) ) に影響は認められず、いずれの試験も質が低かった (PMID:24053483)
・1997年1月から2008年6月までを対象に3つのデータベースで検索できたコホート研究もしくは症例対照研究34報について検討したシステマティックレビューにおいて、大量もしくは高濃度のダイズおよびその成分の摂取と乳がん発症リスクとの関連は明確ではなく、このうち2報においては乳がんの進行リスクを増加させる指摘がされている (PMID:19726393)
・2012年11月までを対象に8つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究13報について検討したメタ分析において、中国人女性による大豆の摂取は、乳がん発症リスクの低下と関連が認められたが、試験によるバラツキが大きかった (PMID:24606455)
・2014年6月までを対象に3つのデータベースで検索できたコホート研究または症例対照研究について検討したメタ分析において、韓国人による豆腐、豆乳、大豆製品の摂取は胃がん (各4報、2報、4報) および乳がん (各3報、2報、3報) リスクの低下と関連が認められた (PMID:25339056)
・3つのデータベースで検索できた日本人もしくは韓国人を対象としたコホート研究または症例対照研究について検討したメタ分析において、胃がん発症リスクは、非発酵大豆食品の摂取量が多いと低下し (17試験) 、発酵大豆食品の摂取量が多いと増加した (20試験) (PMID:21070479)
・2011年2月までを対象に3つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究11報について検討したメタ分析において、大豆食品の摂取は女性、非喫煙者、アジア人において肺がん発症リスクの低下と関連が認められた (PMID:22071712)
・21010年11月までを対象に1つのデータベースで検索できた症例対照研究7報とコホート研究4報について検討したメタ分析において、大豆または大豆イソフラボンの摂取は肺がん発症リスクの低下と関連が認められた (PMID:23097255)
・2012年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究11報について検討したメタ分析において、大豆タンパク質の摂取量と肺がんリスクに関連は認められなかったが、非喫煙者のみを対象とした2次解析 (7報) では、リスク低下と関連が認められた (PMID:23859029)
・2015年11月までを対象に4つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究17報について検討したメタ分析において、イソフラボンまたは大豆製品の摂取は大腸がんリスク低下と関連が認められた (PMID:27170217)
・2015年8月までを対象に7つのデータベースで検索できた症例対照研究またはコホート研究10報について検討したメタ分析において、大豆食品の摂取は子宮内膜がんリスク低下と関連が認められた (PMID:26683956)
RCT
・高悪性度の前立腺上皮細胞内腫瘍の男性303名 (平均62.8歳、試験群156名、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、1日に大豆たんぱく質を40 g、ビタミンEを800 IU、セレンを200μg、3年間摂取させたところ、前立腺がんへの進行率に影響は認められなかった (PMID:21537051)
・前立腺特異抗原値が高い再発性前立腺がん患者41名 (平均70±7歳、アメリカ) を対象とした無作為化比較試験において、トマト又はトマト製品 (リコピンとして25 mg/日以上) もしくは分離大豆たん白質の粉末サプリメント (40 g/日) を4週間摂取後、両者をさらに4週間併用したところ、摂取前と比較して血管内皮細胞増殖因子 (腫瘍の悪性化の指標の1つ) の減少がみられたという予備的な報告がある (PMID:18444145) が、この現象についてはさらなる検証が必要である。
・アンドロゲン抑制療法中の前立腺がん患者33名 (試験群17名、平均69.2±2.5歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質20 g/日 (イソフラボン160 mg含有) を12週間摂取させたところ、認知能、QOL、睡眠の質、ほてりなどの血管運動性の症状に影響は認められなかった (PMID:19758646)
・前立腺がんのため前立腺切除を受け、再発リスクの高い患者159名 (試験群81名、平均61.3±7.2歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆タンパク質20 g/日を最長2年間摂取させたところ、再発リスクに影響は認められなかった (PMID:23839751)
・閉経後女性224名 (試験群121名、平均60.9±7.0歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為プラセボ比較試験において、大豆タンパク質25 g/日 (イソフラボンとして 91 mg含有) を3年間摂取させたところ、子宮内膜厚、子宮内膜過形成や子宮内膜がん発症リスクに影響は認められなかった (PMID:23422867)
・血管運動性症状のある閉経後女性80名 (試験群40名、平均55.1±6.0歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ダイズ抽出物250 mg/日 (イソフラボン100 mg/日含有) を10ヶ月間摂取させたところ、乳がん検診における胸部マンモグラフィ密度や胸部組織に影響は認められなかった (PMID:23481125)
・健康な女性82名 (平均39.2±6.1歳、アメリカ) を対象としたクロスオーバー無作為化比較試験において、高ダイズ食 (2サービング/日、1サービング=豆乳177 mL、豆腐126 g、大豆23 g) を6ヶ月間摂取させたところ、乳がんリスクの指標である胸腺組織活性 (乳頭吸引液産生量) に影響は認められず (PMID:21325473) 、酸化ストレス (尿中イソプラスタン排泄量) がわずかに増加した (PMID:22331037)
・アンドロゲン抑制療法中の前立腺がん患者120名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆タンパク質20 g/日 (イソフラボン160 mg含有) 単独 (30名、中央値71歳) 、ベンラファキシン (抗うつ薬) 75 mg/日単独 (30名、67歳) 、または併用 (30名、69歳) により、12週間摂取させたところ、大豆タンパク質摂取により、精神面、機能面のQOL、がん患者QOL (FACT-G) 、前立腺がん患者QOL (FACT-P) の改善が認められたが、ホットフラッシュの頻度、重症度に影響は認められなかった (PMID:24081940)
・顎関節症の女性14名 (試験群7名、平均43.14±15.34歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆油200 mg+アボカド油100 mg/日を4ヶ月間摂取させたところ、痛みの指標 (VAS、電子アルゴメーター) の改善が認められたが、最大開口量、下顎前突、下顎側方運動機能に影響は認められなかったという予備的な報告がある (PMID:27026059)
その他
・前立腺がん患者140名 (59〜73歳、ステージ2名、ステージII86名、ステージIII36名、ステージIV16名、日本) を対象とした症例対照研究において、診断の5年前からの毎日の食物摂取平均を、半定量食物摂取頻度調査票を用いて調査したところ、納豆と魚は、摂取が多いと前立腺がんのリスクが下がる傾向を示した (2004209239) 。

<炎症>
メタ分析
・2012年6月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験25報について検討したメタ分析において、フラボノイドの多い食品 (19、18報) やケルセチン (6、3報) 、ダイズ (6、7報) の摂取は炎症マーカー (TNF-α、IL-6) に影響を与えなかった (PMID:23471810)

骨・筋肉

一般情報
・経口摂取で閉経前後の女性における骨粗鬆症の予防に有効性が示唆されている (94) 。
・大豆イソフラボンを関与成分とする特定保健用食品がある。保健機能の表示例:本品は、骨のカルシウムの維持に役立つ大豆イソフラボンを含んでいるので、骨の健康が気になる方に適した飲料です。
・エクササイズによる筋肉痛の軽減には、効果がないことが示唆されている (94) 。
RCT
・健常な中高年女性21名 (平均49.2歳、日本) を対象とした無作為化クロスオーバー試験において、大豆イソフラボン43 mgを2週間摂取させたところ、骨からのカルシウム溶出を示す尿中デオキシピリジノリンの低下が認められたという予備的な報告がある (2006179173) が、この現象についてはさらなる検証が必要である。
その他
・健常者12名 (17〜58歳、日本) に、大豆煮汁錠を1日3,000 mg、60日間摂取させたところ、血清γ-カルボキシル化オステオカルシン濃度が増加したという予備的な報告がある (2002118914) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。

発育・成長

一般情報
・乳糖不耐性の乳幼児への投与は有効性が示唆されている (94) 。

肥満

RCT
・平成12年厚生労働省国民栄養調査結果の状況に近い食生活を送る女性28名 (22〜59歳、日本) を対象とした二重盲検クロスオーバー試験において、β-コングリシニンを含むタブレットを1日8粒 (β-コングリシニン量は1日6 g) 、8週間摂取させたところ、体脂肪率の上昇率が少ない傾向にあったという予備的な報告がある (2003303916) 。この現象についてはさらなる検証が必要である。
・肥満症の女性23名 (平均22±2歳、イラン) を対象とした無作為化クロスオーバー比較試験において、大豆飲料240 mL/日を6週間摂取させたところ、血圧の低下がみられたが、体重、ウエスト周囲径、ヒップ周囲径、BMIに影響は認められなかった (PMID:21859656)
・過体重または肥満の成人73名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、大豆タンパク質 (試験群25名、平均53±9歳) または乳清タンパク質 (試験群23名、平均49±9歳) を約56 g/日、23週間摂取させたところ、乳清タンパク質摂取群でのみ体重、脂肪量、腹囲の減少が認められた (PMID:21677076)
・過体重の男女86名 (20〜50歳、試験群57名、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ダイズ葉抽出物またはガルシニア・カンボジア抽出物を2 g/日、10週間摂取させたところ、体重に影響は認められなかった (PMID:21936892)
・過体重の成人女性24名 (平均37.7±1.3歳、イラン) を対象としたクロスオーバー無作為化比較試験において、減量用試験食と共に豆乳240 mL/食を4週間摂取させたところ、同量の牛乳摂取と比較して、腹囲のわずかな減少が認められたが、体重、BMI、血圧、肝機能、血糖値などに影響は認められなかった (PMID:23189232)
・血圧が高めの閉経後女性270名 (中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ダイズ40 g/日 (90名、平均57.6±5.3歳) またはダイゼイン63 mg/日 (90名、平均57.7±5.0歳) を6ヶ月間摂取させたところ、いずれにおいても、体重、BMI、腹囲、腰囲、ウエスト/ヒップ比、体脂肪率、体脂肪量、徐脂肪量に影響は認められなかった (PMID:23984051)
・健康な女子大学生120名 (試験群62名、平均18.3±0.4歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質20 g/日+イソフラボン161 mg/日を16週間摂取させたところ、体重、体脂肪量、体脂肪率、腹囲に影響は認められなかった (PMID:24418248)

その他

RCT
・健康な高齢女性97名 (60〜93歳、試験群75名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質18 g/日と大豆イソフラボン (イソフラボンアグリコンとして105 mg/日) を1年間、単独摂取もしくは併用させたところ、大豆たんぱく質摂取は血清IL-6を低下させたが、高感度CRP、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド (PMID:24267042) 、骨密度 (PMID:19474141) に影響は与えなかった。





試験管内・
動物他での
評価

・ダイズのレシチン中の成分 (3-snphosphatidyl)‐コリンは、多くの実験モデルより、エタノールやアルキルアルコール、四塩化炭素その他の害からの肝臓保護活性があり、肝臓組織の再生を促し、脂肪肝や繊維化を防ぐとされる (58) 。
・動物実験で化学物質で誘導された乳がんを大豆イソフラボンが防いだという知見もある (64) 。

安全性

危険情報

<一般>
・適切に摂取する場合おそらく安全である。ダイズを経口摂取で60 g (イソフラボンとして90 mg含有) を2ヶ月間摂取した研究で安全性が示されている (94) 。
・一般的にダイズを摂取すると胃腸の副作用[便秘、鼓腸 (ガス) 、吐き気] が起こる可能性がある (63) (94) 。またアレルギーを起こすことがある (63) (94) 。
・詳細は不明だが、ダイズイソフラボンを含む製品の摂取による偏頭痛が報告されている(63) 。
・理論上、生ダイズや、生又は未発酵の豆から調製したダイズ粉・粉末状ダイズタンパク質を常食するとすい臓の損傷が起こる可能性がある (63) 。
・大豆を長期間多量に摂取すると、甲状腺機能が低下する可能性が示唆されている。健常者37名 (22〜76歳、日本) を対象に、酢大豆 30 g/日を1ヶ月または3ヶ月摂取させたところ、いずれも甲状腺ホルモン値に変化はなかったが、甲状腺刺激ホルモンの増加は用量依存的で、甲状腺の腫大が見られ、甲状腺機能が軽度に抑制された (1993044553) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中に食品に含まれている程度摂取する場合もおそらく安全である (94) (63) 。ただしダイズはエストロゲン様成分を含み、胎児の発育に影響する可能性があるため、妊娠中に高用量を摂取するのは危険性が示唆されている (63) (94) 。また、ダイズイソフラボンが母乳を介して母親から乳児へ移行する可能性も示唆されている (63) 。
<小児>
・小児が食品に含まれている程度摂取する場合もおそらく安全である (63) (94) 。ただし、重篤な牛乳アレルギーのある乳幼児はダイズタンパクに対しても過敏である可能性があるため、ミルクの代わりに摂取するのはおそらく危険である (94) 。
・アレルギーの家族歴を持つ乳児620名 (オーストラリア) を対象としたコホート研究において、乳児期の大豆調整乳の摂取と2歳時でのピーナッツアレルギーの発症リスクには関連がみられなかった (PMID:18436294)
・694名の女児 (3〜24ヶ月齢、イスラエル) を対象とした横断研究において、大豆調整乳を3ヶ月間以上摂取した経験のある13〜24ヶ月齢の女児は、母乳又は乳製品の摂取に比べ、乳房芽 (breast bud) の発症リスクが高かった (PMID:18223379)
・乳児101名 (アメリカ) を対象としたコホート研究において、大豆調製乳 (34名) を生後12ヶ月までの期間摂取させた児では、母乳 (35名) および牛乳調製乳 (32名) 摂取児と比較して、5歳時での乳房芽の大きさ、性器 (卵巣、子宮、精巣、前立腺) の大きさおよび形状、女児における卵巣嚢胞発生率、数、大きさ、子宮内膜発生率に影響は認められなかった (PMID:25761499)
<その他>
・ダイズを毎日摂取したときに甲状腺ホルモン治療効果が減弱する可能性が示唆されている。T4剤 甲状腺ホルモン、投与量100μg/日) と酢大豆 (10 g/日、2ヶ月以上) を併用した甲状腺機能低下症患者47名 (28〜80歳) では、血中T4値、血中甲状腺ホルモンが低下し、甲状腺刺激ホルモンが増加した (1992015264) 。
・ダイズイソフラボンはエストロゲン様作用を持つので、乳がんなどのホルモンが関与するがんのリスクを増大させるおそれがある。乳がんの患者や家族歴のある人は注意して用いた方がよい (63) (94) 。また、理論上では子宮内膜症などの増悪も考えられる (63) 。
・ダイズ製品は腎臓結石のリスクを増大させることが考えられるので、既往歴のある人はダイズ製品を多く摂取しないこと (94) 。
・喘息や鼻炎などアレルギー性疾患を持つ人はダイズの過剰摂取によって、ダイズ外皮アレルギーのリスクが高まることがある (94) 。
・大豆加工工場の従業員281名 (工場勤務94名、アメリカ) を医学的・環境的に調査したところ、ダイズへの職業的暴露は喘息との関連が認められた (PMID:20413546)
・シラカバ花粉IgEが陽性の口腔アレルギー症候群患者167名 (日本) のうち10%に豆乳による口腔アレルギーがみられ、シラカバCAP (特異的lgE抗体価) クラスの増加とともに有症率が上昇したが、豆乳口腔アレルギー患者における大豆CAPの陽性率は低かった (PMID:26615663)
<被害事例>
・ダイズ製品摂取との因果関係が疑われるアレルギーが報告されている。
1) 45歳男性 (日本) が蕁麻疹をおこし、試食試験より、大豆食品が原因と診断された (1986031743) 。
2) ハウスダストとスギの花粉症のある67歳女性 (日本) が冷やし中華を食べた約1時間後に、眼瞼の浮腫、眼の痒み、鼻閉感、嗄声、蕁麻疹をおこし、摂取した大豆もやしによる過敏症と診断された (2004101549) 。
3) スギやシラカバなどによる花粉症を有する23〜43歳女性 (2名、日本) が豆乳を摂取した約10〜60分後に咽頭の違和感、顔面膨張、全身の蕁麻疹などのアナフィラキシーを起こした (2006254165) 。
4) シラカバ花粉アレルギーの子ども4名 (10〜14歳、スウェーデン) が花粉の時期に豆乳を摂取後、呼吸困難等の重篤なアレルギー症状を呈したため調べたところ、シラカバ花粉と大豆タンパクの交差反応と考えられた (PMID:20942860)
5) ダイズアレルギーの既往歴の無かった17歳女性 (クロアチア) が大豆入りツナの摂取1.5時間後にバスケットボールの練習を行い、アナフィラキシーを起こした。その後のテストで、大豆摂取のみでは反応しないが大豆摂取後に運動を行うとアレルギー反応を起こすことが確認された (PMID:21933643)
6) 花粉症のある59歳女性 (日本) が豆乳200 mLを摂取し、20分後に舌の腫脹、痺れ、口腔の閉塞感、呼吸苦、全身の蕁麻疹などのアナフィラキシーを起こした (2012064586) 。
7) 春季に鼻炎症状のある女性3名 (49歳、61歳、65歳、日本) が豆乳を摂取し (摂取量不明) 、顔面腫脹やアナフィラキシー症状を呈した (2008116570) 。
8) 花粉症と果物、ソバでの口腔アレルギーのある36歳女性 (日本) が、豆乳から自身で作成した豆腐を摂取し (摂取量不明) 、アナフィラキシー症状を呈した (2007260931) 。
9) 花粉症のある49歳女性 (日本) が豆腐料理を摂取し (摂取量不明) 、アナフィラキシー症状を呈した。その後、生湯葉、味噌汁の油揚げなどでもアレルギー症状を呈することがあり、プリックテストにより大豆、大豆食品によるアナフィラキシーと診断された (2010344701) 。
10) 春季に鼻炎症状のある65歳女性 (日本) が豆乳を摂取し、直後より顔面腫脹、流涙、鼻閉症状が生じた (2010344702) 。
11) 花粉症や果物での口腔アレルギーのある3名 (73歳女性、33歳男性、18歳女性、日本) が豆乳を摂取し (約200 mLまたは摂取量不明) 、口腔アレルギーおよびアナフィラキシー症状を呈した (2011123309) 。
12) 32歳男性 (日本) が調整豆乳を摂取し (摂取量不明) 、全身の蕁麻疹などを伴うアナフィラキシー症状を呈し、プリックテストで、他の大豆製品は陰性であったが、カナダ産のダイズにのみ陽性反応を示した (2011059897) 。
13) アトピー性皮膚炎や喘息、食物アレルギーのある17歳女性 (チェコ) が、アトピー性皮膚炎の症状が悪化し、パッチテストや食物負荷試験で大豆に陽性を示したため、大豆食品の摂取を除去したところ、改善した (PMID:23723526)
14) 食物アレルギーや手湿疹の既往歴の無かった30歳女性 (日本) が、23歳時に仕事で大豆成分含有の化粧品を触るようになり、数か月後から指の痒み、湿疹を生じた。28歳時に大豆製品を摂取後、全身性蕁麻疹、呼吸困難、低血圧を伴うアナフィラキシーを呈した。プリックテストにより、大豆抽出物および大豆成分含有の化粧品で陽性を示したため、当該化粧品による経皮的感作により引き起こされた大豆アナフィラキシーと診断された (PMID:26332460)
15) 57歳男性が大豆粉末製品を1杯の豆乳に溶かし摂取していたところ、9日目の摂取の30分後に血管性浮腫を生じ、再摂取により同様の症状を呈したことから、因果関係はcertainと判断された (PMID:26948409)
16) 高血圧、ハウスダストとスギに対するアレルギー性鼻炎の既往歴があり、リンゴの摂取時に口腔内に違和感を生じた経験のある56歳男性 (日本) が、豆乳 (摂取量等不明) を摂取した1時間後に鼻水、流涙、眼瞼浮腫、口腔粘膜浮腫を生じて医療機関に救急搬送され、その後膨疹が出現し、アナフィラキシー症状と診断され加療により回復した。プリックプリックテストにおいて豆乳、豆腐、リンゴに陽性を示し、特異的IgE検査の結果からシラカンバと大豆の主要抗原に対する交差反応で発症した豆乳による口腔アレルギー症候群と診断された (2014228653) 。

・3名の女性 (アメリカ) で大豆製品の過剰摂取と関連した子宮内膜病変による不正出血があったという症例報告がある (PMID:18396257) 。詳細は下記のとおり。
1) 閉経後7年の56歳女性が更年期症候群をコントロールするために、イソフラボンとして40 g/日に相当する豆乳を3年間過剰に摂取し、子宮ポリープ、増殖性子宮内膜症、成長期の子宮平滑筋腫による出血がみられた。
2) 43歳女性が大豆食品 (豆乳、豆腐、ソーセージ) を5年間、毎日過剰に摂取し、重症月経困難症、子宮不正出血、子宮内膜症、子宮平滑筋腫を発症した。
3) 35歳女性が、14歳から大豆製品 (豆乳、豆腐、大豆顆粒、大豆たん白質濃縮物) を毎日過剰に摂取し、重症月経困難症、子宮不正出血、子宮内膜症、子宮平滑筋腫、続発性不妊を発症した。
3例とも、大豆製品摂取の中止により、改善した。

・4歳女児 (日本) が大豆タンパクを含むプロテイン飲料を毎日少量ずつ、3週間程度摂取したところ、乳房腫大と膣分泌物増加が認められた (2006248863) 。
・60歳男性 (アメリカ) が乳糖不耐症のため豆乳3クオート (=約2.85 L) /日を摂取し、両側女性化乳房、勃起障害、血中エストロンとエストラジオールの上昇を呈し、摂取中止後改善した (PMID:18558591)
・I型糖尿病の19歳男性 (アメリカ) が、イソフラボン360 mg/日相当のダイズ製品を摂取する菜食主義を約12ヶ月間続けたところ、血中テストステロンの減少とDHEAの増加を伴う性機能不全を起こし、この食習慣を中止後1年で改善した (PMID:21353476)

・53歳女性 (タイ) が豆乳を2.5〜3L/日、1年間摂取したところ、原因不明の肝炎を発症し、豆乳の摂取中止により改善した (PMID:23023363)
・肥満の48歳男性 (アメリカ) が、ダイエット目的で食事療法と運動に加え大豆タンパク質サプリメント20 g/日を摂取したところ2ヶ月を経過した頃から黒色尿、便の変色、消化不良を呈し、その後、倦怠感、右上腹部の圧痛、黄疸を訴え受診。薬物性肝障害と診断され、摂取していたサプリメントの使用中止と加療により回復した (PMID:26157956)

禁忌対象者

調べた文献の中で見当たらない。

医薬品等との
相互作用

<ヒト>
・心房細動の治療のためワルファリン3 mg/日を摂取している70歳白人男性が、2種の豆乳製品を約240 mLずつ、4週間摂取したところ、豆乳由来の大豆タンパク質により国際標準化プロトロンビン比 (INR) が治療域よりも低くなった (PMID:12452752)
・健康な女性18名 (18〜25歳、中国) を対象としたオープン試験において、ロサルタン (高血圧治療薬) 50 mgを単回服用後、大豆抽出物1,000 mgを2錠、1日2回、2週間併用させたところ、ロサルタンの血中濃度-時間曲線下面積 (AUC) に影響は認められなかった (PMID:19458107)
<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、大豆抽出物 (イソフラボン37%含有) の3日または10日間経口投与は、肝臓のCYP1A2、CYP2C6、CYP3A2遺伝子発現には影響しなかったが、CYP1A1発現を誘導、CYP3A1、CYP2D2発現を抑制し、3日間投与でのみCYP2E1発現の抑制、10日間投与でのみCYP2D1発現の誘導が認められた (PMID:20825053)
・動物実験 (ラット) において、豆乳または味噌の経口投与は、シクロスポリンの血中濃度 (Cmax、AUC) を低下させたことから、CYP3A4とP糖タンパク質活性を誘導した (PMID:24295672)
・動物実験 (ラット) において、大豆抽出物 (150 mg/kgまたは500 mg/kg) を1日2回、5日間経口摂取させたところ、バルプロ酸の血中濃度 (Cmax、AUC) が低下し、t1/2が増加した (PMID:24618639)
・動物実験 (ラット) において、ダイズ抽出物の摂取による薬物代謝関連の遺伝子発現を調べたところ、肝臓のCYP (CYP1Aの増加、CYP2D2とCYP3A1の低下)、及び肝臓と小腸のトランスポーター (肝臓のMdra1Mdr1b、Mrp1、Mrp2の増加、小腸のMdr1bの低下とMrp2の増加) に影響が認められた (PMID:25011215)
・in vitro試験 (ヒトCYPタンパク) において、ダイズのメタノール抽出物はCYP3A5活性を、水抽出物はCYP3A4活性を阻害した (PMID:24934554)
<理論的に考えられる相互作用>
・ダイズのエストロゲン様作用によってタモキシフェンの効果に影響を与えるおそれがあるので、同薬を使用中の人は食品として以外のダイズ製品を摂取するのは避けた方がよい (PMID:11573864) (63) 。
・ダイズタンパク質はワルファリンと相互作用を起こす可能性があるので、併用する際は医療関係者に相談する (63) 。
・ダイズタンパクは食品中の非ヘム鉄の吸収を低下させることがある (PMID:8092092) ため、ダイズ製品と鉄サプリメントを併用して使用する際は、医療関係者に相談する (63) 。
・抗生物質は大豆に含まれるイソフラボンの活性化を阻害する可能性がある (PMID:11305594)
・嚢胞性繊維症の小児が豆乳を摂取すると低たん白血症を起こすことがある (PMID:3431024)
・ダイズと小麦繊維を併用して摂取すると、ダイズイソフラボンのゲニステインの吸収が低下する可能性がある (63) 。

動物他での
毒性試験

・雌雄ラットに、420.2 mg/gのイソフラボンアグリコン (ゲニステイン230.5 mg/g、ダイゼイン189.7 mg/g) を含む発酵大豆抽出物を、2〜4 g/kg経口投与し14日間観察した試験ではLD50が4 g/kg以上であり、また同発酵大豆抽出物を20〜1,000 mg/kg/日、90日間経口投与した試験では、140 mg/kg体重以上を投与すると体重減少、1,000 mg/kg体重を投与した雄で腹側前立腺、上皮過形成、分泌液の欠乏、上皮細胞の分泌過多が観察された (2003180749) 。
・詳細は不明であるが、妊娠ラットに高用量のイソフラボンを投与したところ、雌の仔に腫瘍が認められたという報告がある (63) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし (22) 。

総合評価

安全性

・適切に摂取する場合、小児や妊娠中・授乳中に食品に含まれている程度摂取する場合はおそらく安全である。ダイズの乳化脂質の静脈注射もおそらく安全である。ただし重篤な牛乳アレルギーのある乳幼児がミルクの代わりに摂取するのはおそらく危険である。
・ダイズを摂取すると胃腸の副作用 (便秘、鼓腸 (ガス) 、吐き気) 、アレルギーを起こす可能性がある。ダイズ製品は腎臓結石のリスクを増大させることが考えられるので、既往歴のある人はダイズ製品を多く摂取しないこと。嚢胞性繊維症の小児が豆乳を摂取すると低たんぱく血症を起こすことがある。
・ダイズにはエストロゲン様成分 (イソフラボン) があり、胎児の発育に影響する可能性があるため、妊婦が医療目的の量を摂取するのは危険性が示唆されている。また、エストロゲン代替療法の効果をイソフラボンが阻害する可能性があるため、関連する医薬品との相互作用は発現の可能性があり、食品として以外のダイズ製品を摂取するのは避けた方がよい。豆乳の摂取によりワルファリンの作用が減少した報告がある。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・更年期障害ののぼせ、骨粗鬆症、乳がんの予防、乳糖不耐性の乳幼児への投与、腎臓病患者の尿タンパクの減少、前立腺がんの予防、及び閉経後の女性の高血圧に対しては有効性が示唆されている。
・大豆の繊維は経口摂取で、乳児性の下痢の期間を短縮するのに有効性が示唆されている。
・大豆のエストロゲンは経口摂取で、II型糖尿病に対して有効性が示唆されている。
・大豆たんぱく質のコレステロール低下作用、大豆オリゴ糖のおなかの調子に対する作用、豆鼓エキスの糖の吸収に対する作用、大豆イソフラボンの骨に対する作用は、特定保健用食品の審査で認められている。
・乳がん手術後ののぼせの防止と、運動による筋肉痛の軽減には効果がないことが示唆されている。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(58) The Complete German Commission E Monographs
(64) 健康食品データベース 第一出版 Pharmacist's Letter/Prescriber's Letterエディターズ 編 (独)国立健康・栄養研究所 監訳
(PMID:12822960) J. Agric. Food Chem., 51: 4146-4155, 2003.
(PMID:9848519) Am. J. Clin. Nutr., 68: 1474S-1479S, 1998.
(PMID:9784181) Anal. Biochem., 264: 1-7, 1998.
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