健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

ニンニク、セイヨウニンニク、ガーリック、オオニンニク、ダイサン [英]Garlic、Ail、Ajo [学名]Allium sativum

概要

ニンニクは西アジアから地中海沿岸原産のユリ科の多年草で、草丈60〜70cm程度に生長する。りん茎を生あるいは加熱調理したり、粉末状にしたりして風味づけに用いられる。俗に、「強壮作用がある」「抗菌作用がある」などと言われている。高血圧などに対して有効性が示唆されているが、糖尿病や家族性高コレステロール血症、乳がんなどに対しては効果がないことが示唆されている。通常の食品として適量を摂取する場合はおそらく安全であるが、胃腸障害などの悪影響も報告されている。妊娠中は、通常の食品に使用される量を摂取する場合はおそらく安全であるが、過剰摂取は危険性が示唆されている。授乳中の過剰摂取は危険性が示唆されている。ワルファリンやアスピリンなどの血液凝固に関連する薬剤との併用は、薬剤の作用を強めるおそれがあり、血液凝固系に障害のある人は禁忌。また、消化器系の炎症がある場合は注意して用いるべきである。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・別名としてオオニンニク/ダイサンがある。りん茎は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。
・「既存添加物」抽出物は日持向上剤。ガーリック油は着香料。ニンニクは香辛料。
・米国ではGRAS (一般的に安全と見なされた物質) 認定。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・花茎部はビタミンA、B群ビタミン、ビタミンCを含み、りん茎部は精油、B群ビタミン、アミノ酸を含む。精油中のアリイン (alliin) はりん茎を切ったりつぶしたりするとアリシン (allicin) に変わる。空気にさらされるとアリシンは抗菌作用をもつ二硫化アリル (アリルシステイン (S-allyl cysteine) 、アリルメルカプトシステイン (S-allyl mercaptocysteine)) に変わる。油で加熱するとアジョエン (ajoen) を生じる。

分析法

・品質の指標として、アリイン (Allicin) がdiode-array紫外可視 (UV) 検出器およびイオン捕獲質量分析装置ion trap mass spectrometer付HPLCにより分析されている (PMID:12703902) 。簡易分析法としては、allicin、alliin、alliinaseを3-mercaptopyridineと反応させた吸光度分析法もある (PMID:12137782)

有効性








循環器・
呼吸器


一般情報
・コミッションE (ドイツの薬用植物の評価委員会) では、血中脂肪を下げる効果と、老化による血管の変化を予防する、という2点において治療目的での使用が承認されている (58) 。

<血清脂質>
一般情報
・経口摂取で家族性高コレステロール血症に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2011年10月までを対象に5つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験26報について検討したメタ分析において、ニンニク (ニンニク油、粉末ニンニク、熟成ニンニクを含む) の摂取は血清総コレステロール、トリグリセリドのわずかな低下と関連が認められたが、HDLコレステロール、LDLコレステロール、アポ蛋白B、総コレステロール/HDLコレステロール比に影響は認められなかった (PMID:22234974)
・2011年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験39報について検討したメタ分析において、ニンニクの摂取は、血清総コレステロール (37報) 、LDLコレステロール (26報) の低下とHDLコレステロール (30報) のわずかな上昇と関連が認められたが、トリグリセリド (32報) に影響は認められなかった (PMID:23590705)
RCT
・LDLコレステロールが高め (130〜190 mg/dL) の患者192名 (30〜65歳、アメリカ) を対象とした無作為化比較試験において、生ニンニク (4.0 g/日) または粉末ニンニクの錠剤、熟成ニンニクの錠剤をアリシン量が同程度になるように1週間に6日、6ヶ月間摂取させたところ、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、総コレステロール/HDLコレステロール比に変化が見られなかった (PMID:17325296)
・血清トリグリセリドが高め (120〜200 mg/dL) の成人55名 (試験群28名、平均52.0±12.1歳、日本) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、ベニコウジ発酵ニンニク末を900 mg/日、12週間摂取させたところ、血清中総コレステロール、LDLコレステロール、LDLコレステロール/HDLコレステロール比の減少が認められたが、HDLコレステロール、トリグリセリド、BMI、体脂肪率、腹囲、血糖値に影響は認められなかった (PMID:22041543)
・高脂血症患者258名 (試験群133名、平均46.13±5.25歳、イラク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、食事指導の後、シンバスタチン10 mg/日とともにニンニクオイル250 mg/日+セイヨウクロタネソウ500 mg/日を8週間摂取させたところ、血清トリグリセリド値、総コレステロール値、LDLコレステロール値、non HDLコレステロール値の低下およびHDLコレステロール値の上昇が認められた (PMID:23848231)
・子癇前症のリスクのある妊娠27週の妊婦44名 (試験群22名、平均27.4±4.8歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ニンニク400 mg/日を9週間摂取させたところ、血清高感度CRP濃度の低下が認められたが、血糖、血中脂質、血圧、帝王切開および子癇前症リスク、子の在胎期間、出生時の体格に影響は認められなかった (PMID:25316559)

<血管>
一般情報
・経口摂取で高血圧に対して有効性が示唆されている (94) 。
・ニンニク粉末を4年間にわたり経口で摂取した場合、300mg/日の摂取で加齢に伴う血管の弾力性減少の抑制に有効性が示唆されている (94) 。900mg/日の摂取で加齢に伴う大動脈及び大腿動脈の動脈硬化の発生が遅くなった (94) 。
・経口摂取で末梢動脈閉鎖症の患者に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2007年10月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験11報をメタ分析したところ、ニンニクの投与 (600〜900 mg/日、12〜23週間) は収縮期血圧を下げ、高血圧症患者を対象とした3報のサブグループ解析においては拡張期血圧も下げた (PMID:18554422)
・2008年5月までを対象に6つのデータベースで検索できた介入試験 (8週間、20名以上) 32報について検討したシステマティックレビューにおいて、ニンニクと高血圧に関する研究方法の質は全体的に低く、質の高い5報において、いずれもニンニク摂取による血圧低下は認められなかった (PMID:19749390)
・2013年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験17報について検討したメタ分析において、ニンニクの摂取は収縮期血圧 (16報) および拡張期血圧 (17報) の低下と関連が認められた (PMID:25557383)
RCT
・収縮期高血圧患者79名 (平均69.8±11.9歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、熟成ニンニク抽出物240 mg/日 (21名、平均70.1±12.4歳) 、480 mg/日 (20名、平均67.5±11.8歳) 、960 mg/日 (19名、平均70.4±13.1歳) のいずれかを12週間摂取させたところ、4週目、8週目ではいずれの摂取量においても血圧に影響は認められず、12週目では480 mg/日摂取群のみ収縮期血圧の低下が認められたが、拡張期血圧には影響は認められなかった (PMID:23169470)
・男性消防士65名 (試験群33名、平均55±6歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、熟成ニンニクを1,200 mg/日、コエンザイムQ10を120 mg/日、1年間摂取させたところ、冠動脈カルシウムスコアの増加抑制と血清C反応性蛋白値の低下(PMID:22923934) 、内皮機能の改善 (脈波伝播速度の減少、デジタル熱モニタリングの上昇) (PMID:22858191) が認められた。
・トレーニング習慣のある健常男性18名 (平均20.9±2.2歳、アメリカ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、熟成ニンニク抽出物900 mgを運動の3時間前に摂取させたところ、段階的運動テストにおけるVO2maxの上昇が認められたが、血液凝固・線溶検査 (tPA濃度および活性、PAI-1活性) 、血管機能検査 (FMD、最大血管径、最大拡張到達時間) に影響は認められなかった (PMID:26019694)


消化系・肝臓

RCT
・慢性肝炎患者83名 (20〜65歳、試験群62名、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、dimethyl-4,4'-dimethoxy-5,6,5',6'-dimethylene dioxybiphenyl-2,2'-dicarboxylate (五味子成分の誘導体) 25 mg+ニンニク油50 mg含有カプセルを2〜6個/日、6週間摂取させたところ、ALT値の低下が認められたが、AST値に影響は認められなかった (PMID:22943930)

糖尿病・
内分泌

一般情報
・経口摂取で糖尿病に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2012年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報 (検索条件:期間≧4週) について検討したメタ分析において、ニンニクの摂取は空腹時血糖値の低下と関連が認められたが、試験によるバラツキが大きかった (PMID:26693740)

生殖・泌尿器

RCT
・無症状だが膣カンジダ症スクリーニング検査で陽性を示した女性63名 (試験群29名、平均31.2±7.0歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ニンニクタブレット (ニンニク粉末350 mg含有) ×3個×2回/日を14日間摂取させたところ、カンジダ菌感染率、コロニー数、自覚症状に影響は認められず、胃腸の副作用発生率が高かった (PMID:24308540)
・健康な成人60名 (トルコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、乾燥ニンニク粉末1 g (20名、平均31.7歳) または3 g (20名、平均32.3歳) を摂取させたところ、両群で尿中IL-12の増加が認められたが、IL-8、TNF-αに影響は認められなかった (PMID:24595942)

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中で見当らない。

免疫・がん・
炎症

一般情報
・成分のひとつアジョエン (ajoene) のクリームは外用で白癬菌感染に対して有効性が示唆されている (94) 。
・経口摂取でピロリ菌感染に対して、効果がないことが示唆されている (94) 。
・大腸がん、胃がんの予防に経口摂取で有効性が示唆されている。ニンニクの摂取量が多い人は大腸がん、胃がんを発症するリスクが低いという疫学的調査研究の報告が複数ある (94) 。ただし、サプリメントで摂取した場合の有効性については十分なデータがない (94) 。
・経口摂取で乳がんや肺がんの予防に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
<メタ分析>
・2015年5月までを対象に1つのデータベースで検索できたコホート研究または症例対照研究25報について検討したメタ分析において、ニンニク (10報) 、タマネギ (8報) の摂取は上部気道消化管の扁平上皮がんのリスク低下と関連が認められたが、ネギ属野菜 (7報) の摂取とは関連が認められず、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:26464065)
・2014年6月までを対象に3つのデータベースで検索できたコホート研究または症例対照研究について検討したメタ分析において、韓国人によるニンニク (3報) やタマネギ (2報) の摂取は胃がんリスクの低下と関連が認められた (PMID:25339056)
・2014年4月までを対象に1つのデータベースで検索できたコホート研究または症例対照研究16報について検討したメタ分析において、ニンニク (7報) 、タマネギ (6報) 、ネギ属野菜 (4報) の摂取は結腸直腸がんリスクに影響を与えなかったが、試験によるバラツキが大きく、ネギ属野菜の摂取 (3報) は腺腫ポリープのリスク低下と関連が認められた (PMID:24976533)
・2013年10月までを対象に1つのデータベースで検索できたコホート研究5報について検討したメタ分析において、ニンニクの摂取は全体 (5報) 、生および調理ニンニク (3報) 、サプリメント (4報) のいずれにおいても大腸がんの発症リスクに影響は認められなかった (PMID:25386091)
・2013年10月までを対象に2つのデータベースで検索できたコホート研究または症例対照研究について検討したメタ分析において、ネギ属野菜の摂取 (7報) は結腸直腸がんリスクに影響を与えず、ニンニクサプリメントの摂取 (4報) は結腸直腸がんリスク増加と関連が認められた (PMID:24681077)
・2013年1月までを対象に3つのデータベースで検索できた前向きコホート研究24報について検討したメタ分析において、カルシウム (8報) 、ビタミンA (2報) サプリメントの摂取は結腸直腸がんのリスク低下と関連が認められたが、ビタミンC (3報) 、ビタミンE (5報) 、ビタミンD (5報) 、ニンニク (2報) サプリメントの摂取は関連が認められなかった。また、ビタミンE (5報) 、カルシウム (6報) 、葉酸 (3報) サプリメントの摂取量が多いと結腸直腸がんのリスク低下と関連が認められたが、ビタミンA (2報) 、ビタミンC (3報) 、ビタミンD (4報) サプリメントの摂取量は関連が認められなかった (PMID:25335850)
RCT
・胃がんについては、3,365名 (試験群1,678名、35〜64歳、中国) を対象とした無作為化比較試験において、熟成ニンニク抽出物200 mgと蒸留ニンニク油1 mgのサプリメントを1日2回、7.3年間摂取させた結果、胃の前がん性病変の有病率や胃がんの発生率に影響は認められず (PMID:16849680) 、14.7年後までの胃がん発生率や胃がんによる死亡率に影響は認められなかった (PMID:22271764)
・健康な成人112名 (試験群56名、平均25.4±5.7歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、熟成ニンニク抽出物2.56 g/日を90日間摂取させたところ、45日目におけるガンマデルタT細胞、NK細胞の活性が増加し、試験期間中のかぜやインフルエンザの症状や罹患日数の減少が認められたが、罹患率に影響は認められなかった (PMID:22280901)

骨・筋肉

調べた文献の中で見当らない。

発育・成長

調べた文献の中で見当らない。

肥満

調べた文献の中で見当らない。

その他

調べた文献の中で見当らない。





試験管内・
動物他での
評価

・ウサギで血清LDLコレステロール、トリグリセリドの低下作用、HDLコレステロールの上昇作用がみられた (23) 。
・出血と血餅のできる時間を延長し、繊維素溶解を促す (58) 。
・動物実験で利尿作用がある (23) 。
・含水アルコール抽出物および精油にラットに対する抗肝臓中毒作用がある (23) 。
・コレラ菌に対して殺菌力を有し、チフス菌、赤痢菌、大腸菌に対しては発育阻止作用を持つ (29) 。
・含水アルコール抽出物および精油に抗菌、殺菌、抗カビ、抗ウィルス作用、抗腫瘍作用がある (23) 。
・ニンニク抽出蛋白をNK感受性K562とNK耐性M14細胞に処理したところ、ヒト末梢血リンパ球の細胞傷害性を増強した (PMID:8402735)
・ニンニク溶液をラット硬口蓋粘膜に塗布し、さらに発がん物質NQOを塗布したところ、発がんを効果的に抑制した。またNK細胞活性化、T細胞機能の改善もみられた (104) 。
・ニンニク由来S-allylmercaptocysteineをprostatic carcinoma 細胞に添加したところ、特異抗原の分泌抑制、テストステロン消失促進などがみられた (105) 。
・ニンニクをマウスに投与したところ、Th1サイトカインレスポンス (応答) が高くなった (PMID:11119248)

安全性

危険情報

<一般>
・適切に摂取する場合はおそらく安全であるが、外用、あるいは大量の経口摂取は危険性が示唆されている (94) 。過剰摂取により過敏な人では胃腸障害がみられたという報告がある (22) 。
・摂取により口や胃腸の炎症、胸焼け、鼓腸、吐き気、嘔吐、下痢等が生じる可能性がある (94) 。まれにめまいや発汗、発熱、悪寒なども報告されている (63) 。
・局所投与による熱傷や皮膚炎が多数報告されているため、幼児や小児への局所投与は避ける (63) 。
<小児>
・小児が適量を短期間摂取する場合は安全性が示唆されているが、過剰摂取は危険性が示唆されている (94) 。小児の過剰摂取は危険であり、死に至る可能性もあるとの情報もあるが、ニンニク摂取による重篤な有害事象に関する症例報告は見当たらない (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中に食品に含まれる量で摂取することはおそらく安全であるが、堕胎作用を有する可能性があるため、過剰摂取は危険性が示唆されている (63) (94) 。
・妊娠中はニンニクサプリメントを摂取しないほうがよい (63) 。
・母乳に成分が移行する可能性がある (94) ため、授乳中の過剰摂取は危険性が示唆されている (22) (23) (94) 。
<その他>
・消化管刺激作用を持つ可能性があるため、消化性潰瘍疾患がある人は慎重に使用する必要がある (63) 。
・ニンニクやニンニク成分、またユリ科植物に対してアレルギーや過敏症のある人は摂取してはいけない (63) 。
・術前や歯科治療を受ける前には摂取しないほうがよい (63) 。
<被害事例>
・ニンニクやニンニク製剤の経口摂取または局部使用、吸入によるアレルギー反応 (喘息や接触皮膚炎、血管浮腫など) が多数報告されている (63) 。小児及び成人がニンニクを局所使用した際の2度、3度熱傷や、職業的な曝露での接触皮膚炎が報告されている (63) 。ニンニクエキスよりも生ニンニクのほうが局所反応を誘発しやすい傾向にある (63) 。
・ニンニクとの因果関係が疑われる刺激性接触皮膚炎が多数報告されている。
1) 30歳、56歳、65歳の女性 (日本) がニンニク汁を、74歳男性 (日本) が潰したニンニクとしょうがを塗布し、刺激性接触皮膚炎や掻痒性紅色疹をおこした (1996205697) (1996183898) 。
2) ラーメン店勤務の38歳女性 (日本) が、調理従事中の掻痒、両手の紅斑、鱗屑、亀裂を自覚して受診したところ、ニンニクによる接触蕁麻疹および接触皮膚炎の合併と診断された (1998229315) 。
3) 67歳男性 (日本) が、膝関節痛と痺れ感に対してすりおろした生ニンニクを湿布したところ熱傷様の潰瘍をおこし、ニンニクによる刺激性接触皮膚炎と診断された (2002091570) 。
4) 8名 (中国) が感染症治療を目的に生のニンニクの切断面を足の付け根や首、下肢、手、顔などに直接塗布したところ、接触皮膚炎を発症した (PMID:1831097)
5) 50歳男性 (インド) が歯痛のため、砕いた生ニンニクを頬の内側に挟んで一晩過ごしたところ、口腔粘膜に激しい痛みを伴う潰瘍を生じた (PMID:19057745)
6) 80歳女性 (トルコ) が、三叉神経痛をやわらげようと、潰したニンニクを1時間/日、2日間湿布したところ、激しい痛みを伴う化学熱傷を起こした (PMID:20046486)
7) 64歳の女性 (日本) が、素手でニンニクの皮をむいたところ、翌日から指先にかゆみを伴う紅色疹をおこした (PMID:21342232)
8) 23歳女性 (イギリス) が、頬にできたいぼを治そうと、潰したニンニクを2時間湿布したところ、医原性熱傷を起こした (PMID:22227634)
9) 慢性単純性苔癬のためステロイド軟膏 (フルオシノニド) を使用していた41歳男性 (アメリカ) が、自然療法として生ニンニクと塩を混ぜたペーストを患部に塗布してラップで密着させ、3時間おいたところ、皮膚の変色、痛み、水疱を生じ、ニンニクを原因とする化学熱傷と診断され、ニンニクの塗布中止と抗菌薬使用により回復した (PMID:24456964)
10) 45歳女性 (イギリス) が歯痛のため、潰した生ニンニクを湿布し1晩過ごしたところ、皮膚の水疱、痛みを伴う化学熱傷を生じた (PMID:25198327)
11) 24歳女性 (トルコ) がのどの痛みのため、潰した生ニンニクを首の周りに5時間湿布したところ、痒み、痛み、紅斑をともなう熱傷を生じた (PMID:24711474)

・草の花粉に対するアレルギー性鼻炎の既往歴がある23歳女性が、ニンニク若芽を卵、海老と一緒に摂取したところ、全身性蕁麻疹と顔面の血管浮腫に続いて吐き気、低血圧、意識消失などのアナフィラキシーを起こした (63) (PMID:10435479)
・アトピーの既往歴やニンニクへの職業暴露がなく、タマネギやニラおよび魚類全般にアレルギーのない52歳男性 (ギリシャ) が、サバやタラをニンニクソースで調理し摂取したところ、手掌紅斑および上唇の紫斑や血管浮腫、めまい、意識消失などのアナフィラキシーを起こし、生ニンニクが原因物質と診断された (PMID:20815318)
・食物 (りんご、もも) ・薬剤 (ペニシリン、サルファ剤) アレルギーのある42歳男性 (中国) が、生ニンニクを摂取したところ (摂取量不明) アナフィラキシーを呈し、発症前に摂取した生ニンニク以外の食品および加熱後のニンニクに対するアレルギー症状が見られなかったことから、生ニンニクが原因のアナフィラキシーと考えられた (PMID:22817136)
・アトピー性皮膚炎の既往歴がある31歳女性 (日本) が、焼き肉を摂取した2時間後に蕁麻疹が出現、コチュジャン摂取でも同様であったため、医療機関を受診。スクラッチテストにおいて、生ニンニクが陽性、コチュジャンおよび加熱ニンニクが陰性であったため、生ニンニクによる即時型アレルギーと診断された (2011059826) 。
・アトピー性皮膚炎の既往歴がある31歳女性 (日本) が、食事中に生ニンニクを摂取したところ、即時型過敏性反応を2回経験した。プリックテストにより生ニンニクに陽性を示したため、生ニンニクによる即時型アレルギーと診断された (PMID:26126816)
・II型糖尿病の49歳男性が毎日ニンニクを摂取したところ、天疱瘡 (透明で軟らかく、痛みを伴うさまざまな大きさの水疱) を発症したという事例報告がある (63) 。
・65歳女性 (日本) が、黒酢ニンニクを10日間摂取したところ (摂取量不明) 、頸部、腋窩、両側前腕、右下腿、左足底、下口唇に軽度刺激感を伴う紅斑が出現し医療機関を受診、当該製品の摂取中止および加療により回復した。過去にも当該製品による同様の皮疹の出現の経験があり、また、パッチテストにおいて当該製品が陽性であったため、当該製品による固定薬疹と診断された (2011295751) 。
・降圧薬や経口糖尿病薬などを服用している糖尿病の56歳女性 (日本) が、薬とともにニンニクの健康食品を1〜2ヶ月摂取したところ、全身の掻痒感 (かゆみ) や黄疸、肝酵素の上昇などが認められ、ニンニクを使用した健康食品による肝障害と診断された (2006102157) 。
・23歳男性 (インド) が前日の夜に大量のニンニクを摂取したところ、急性心筋梗塞を起こした (63) (PMID:8463018)
・66歳男性が、ニンニクを丸ごと摂取したところ、腸閉塞を起こした (63) 。
・46歳男性 (トルコ) が、高血圧の発作予防にニンニクを飲み込む習慣があり、水なしでニンニクを飲み込んだところ (摂取量不明) 、嚥下障害を伴う食道炎を起こした (PMID:23062683)
・生ニンニクを8片/日、6ヶ月間摂取していた37歳女性 (オーストラリア) が、子宮摘出術を受けた際に、重度の術後出血を起こした (PMID:23843707)
・87歳の老人が、ニンニクの根およそ2 gを毎日摂取したところ、血小板機能障害を起こした (22) 。
・32歳女性 (アメリカ) が、5年前より赤タマネギディップを摂取後鼻の掻痒感を経験し、同時期より生タマネギの匂いで息苦しさやパニック症状を起こすようになった。その後、徐々に症状が悪化し、タマネギやニンニクの匂いにより片頭痛を誘発するようになった (PMID:23551212)
・季節性アレルギー性鼻炎、胃食道逆流症のある48歳男性 (ドイツ) が、ニンニクを用いた食事を摂取後、全身性蕁麻疹、血管浮腫、嘔吐、低血圧などを生じる経験を2回し、プリックテスト、経口誘発試験によりニンニクによるアナフィラキシーと診断された (PMID:26727771)
・高血圧のためアムロジピンを服用中の77歳女性 (日本) が、黒ニンニクを1週間摂取したところ (摂取量不明) 、呼吸困難や咳の症状が出現し、その後2週間摂取し続けたところ症状が継続したため受診。薬剤リンパ球刺激試験にて黒ニンニクが陽性を示したため、黒ニンニクに誘発された薬剤性肺炎と診断された (PMID:27021122)

禁忌対象者

・出血傾向が高まることが考えられるため、血液凝固系に障害のある人は禁忌 (PMID:11053504) (PMID:11238801)

医薬品等との
相互作用

<ヒト>
・ニンニク製剤と併せてワルファリンを摂取したところ、INR (国際標準化プロトロンビン比) が上昇したという事例が報告されている (63) 。
・87歳男性 (アメリカ) がニンニクを4片/日摂取したところ、特発性脊髄硬膜外血腫および血小板機能異常症を発症した、またニンニク製剤を摂取していた72歳男性が手術を受けたところ、血液4単位を必要とする過剰な出血が見られた、末梢血管疾患患者を対象にニンニク800 mg/日を摂取させたところ血小板凝集機能が低下したなど、出血傾向が高くなったという多数の事例報告がある (63) (PMID:7809259)
・25歳白人男性が、アスピリン75 mg/日とニンニク、オオアザミを含むタブレットを2週間併用したところ、鼻血が止まらなくなった (PMID:19451826)
・ニンニク抽出物 (600 mg/錠) 含有製品を2錠/日、1年間摂取していた51歳男性 (ギリシャ) が、腎結石の体外衝撃波砕石術 (SWL) を受けた後、腎臓血腫を発症した (PMID:20013117)
・健常男性12名 (オーストラリア) を対象としたオープンラベルクロスオーバー無作為化比較試験において、ニンニクタブレット2錠 (1錠にニンニク2,000 mg、アリシン3.71 mgを含有) を2週間にわたって前投与した後にワルファリン25 mgを投与したところ、ワルファリンの薬物動態および薬効に影響はみられなかった (PMID:18516070)
・健康な高齢者12名 (平均67±5.2歳、アメリカ) を対象とした臨床試験において、ニンニク油500 mg×3回/日を28週間摂取させたところ、CYP2E1活性を阻害した (PMID:15974642)
<試験管内・動物>
・動物実験において、肝チトクロームP450酵素を誘導または阻害する可能性が示されている (63) 。
・脂質異常症のモデルラットを用いた動物実験において、ニンニクの経口摂取は肝臓におけるチトクロームP450活性を抑制し、アトルバスタチンの血漿中濃度や半減期を増加させた (PMID:22529485)
・動物実験 (マウス) において、ニンニクジュースの投与は肝臓のCYP2E1タンパク質発現を誘導した (PMID:10524347)
・in vitro試験 (ヒト肝細胞) において、ニンニク抽出物はCYP3A4には影響しないがCYP2C9活性を阻害した (PMID:20936048)
・in vitro試験 (ヒトCYPタンパク、p-糖タンパク) において、ニンニク製品やニンニクはCYP2C9*1、CYP2C19、CYP3A4、CYP3A5、CYP3A7、p-糖タンパク質の活性を低下させ、生ニンニクはCYP2C9*2活性を増加させた (PMID:11466175)
<理論的に考えられる相互作用>
・ワルファリンなどの抗血液凝固薬や、アスピリンなどの抗血小板薬との併用は、これらの薬剤の作用を強めるおそれがある (PMID:11053504) (PMID:11238801) (PMID:8299665) (PMID:8457236) (63) (94) (101) 。また、ニンニクと魚油を併用するとEPAの抗血栓作用を増強し、出血のリスクを高める可能性がある (63) (94) 。
・臨床検査において、血圧、コレステロール値、プロトロンビン時間 (血液凝固時間) 、尿中アリルメルカプツール酸などに影響を与えることがある (PMID:8064171) (PMID:8361870) (PMID:2083170) (63) 。
・ニンニク成分含有製剤の摂取は、抗HIV薬 (HIVプロテアーゼ阻害剤) であるリトナビル (PMID:12580992) およびサキナビル (PMID:11740713) の血中濃度を低下させ、効果を減弱する可能性があることが報告されている (63) 。
・ニンニクサプリメントはシクロスポリンの有効性を低減させる可能性があるため、注意が必要である (94) 。
・NNRTIs (非ヌクレオシド系逆転写酵素阻害薬) 型抗レトロウイルス剤 (ネビラピン、メシル酸デラビルジン、エファビランツなど) と併用すると、NNRTIsの血中濃度を低下させる可能性があるため、注意が必要である (94) 。
・ニンニクサプリメントは経口避妊薬の効果を減弱させる可能性があるため、注意が必要である (94) 。

動物他での
毒性試験

1.LD50 (半数致死量)
・ニンニク精油を投与:マウス静脈内134.9 mg/kg (107) 。
・ニンニクエタノール抽出液:ラット経口30 mL/kg以上、ラット腹腔内30 mL/kg以上、ラット皮下30 mL/kg以上 (1985189251) (63) 。
・ニンニクエタノール抽出液:マウス経口30 mL/kg以上、マウス腹腔内30 mL/kg以上、マウス皮下30 mL/kg以上 (1985189251) (63) 。
2.変異原性・細胞毒性
・ニンニク水抽出物がエイムス試験改良法で変異原性を示した (1992014019) 。
・生ニンニクジュースとニンニクアルコール抽出液について、変異原性および細胞毒性を検討したところ、生ニンニクジュースではマウス、ハムスターの骨髄において小核を有する多染性赤血球の増加を認めたが、エイムス試験およびRecアッセイ法ではどちらも変異原性は認められなかったという報告、生ニンニクジュースではハムスターやヒトの培養細胞の成長阻害、形態変化など重大な障害があったが、ニンニクアルコール抽出液では、高濃度においても細胞毒性症状はないか、微弱であった (1985189253) 。
3.その他
・ラットにニンニクエタノール抽出液2,000 mg/kgを5回/週、6ヶ月間経口投与したところ、中毒徴候は見られなかった (1985189252)
・生ニンニク末を含む製剤を内視鏡によりイヌの胃粘膜に直接投与したところ、重度の粘膜障害を起こした (PMID:11238827) (63) 。
・ラットにニンニクを70日間投与したところ、精子形成能の低下が見られた (63) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・治療用として生で用いる場合、クラス2C (使用制限が適用されるハーブ) である (22) 。

総合評価

安全性

・適切に摂取する場合はおそらく安全である。
・接触皮膚炎が多数報告されている。
・妊娠中・授乳中の過剰摂取は危険性が示唆されている。
・出血傾向が高まることが考えられるため、血液凝固系に障害のある人は禁忌。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・経口摂取で有効性が示唆されているのは、高血圧、加齢に伴う血管の弾力性の減少抑制などである。
・経口摂取で効果がないことが示唆されているのは、末梢動脈閉鎖症、脂質異常症、糖尿病、ピロリ菌感染、乳がんや肺がんの予防などである。

参考文献

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