医薬品成分を添加した食品(無承認無許可医薬品)の過去の事例の情報1

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医薬品成分を添加した食品(無承認無許可医薬品)の過去の事例の情報1(ダイエット関係)

 食品に医薬品成分を添加することは違法であり、その摘発が国内外において行われています。違法行為を行う業者は、一般消費者に効果があることを印象付け、商品を販売して利益を追求することのみを考えています。消費者は、「食品=安全」ならびに「良く効く食品を選択したい」という考えから、そのような違法な商品とは知らずに利用することがあります。
 健康食品が関係する健康障害の問題は、類似した現象を繰り返すことがあります。違法な医薬品成分添加の問題も同様です。そのため過去の事例を知ることにより、今後起きる可能性を予想することができます。以下はこれまで国内で食品に医薬品成分が添加された事例を整理したものです。極めて希であっても、食品に違法な医薬品成分が添加される状況を考えると、効果の強い食品は「医薬品成分が添加されている」可能性を疑って良いかもしれません。

注:下記のリストは、主に厚生労働省および都道府県などの公表や発表資料(ホームページなど)をもとに作成したものです。公表サイトが違法商品における処分が終了などの事情により閉じられた場合は、この情報は過去における食品に医薬品成分が検出された事例となり、現在、該当する商品が同様な問題を起こしているわけではありません。誤解されませんようにお願いします。

表1 ダイエットなどを標榜する食品における医薬品添加の過去の事例(平成17年11月7日現在)

摘発された商品名(形態)検出された医薬品成分公表の
名称副作用等もと
ドリームシェイプ(錠剤等)甲状腺粉末(甲状腺機能異常治療薬)頻脈、動悸、手のふるえなどの甲状腺機能亢進症1
ハスの葉スリム(錠剤等)2
健康食品(形態不明)フロセミド(利尿薬)難聴、皮膚粘膜眼症候群、代謝異常、肝機能障害3
ホスピタルダイエット用製品セットホスピタルダイエット 3a5 (錠剤)ヒドロクロロチアジド(利尿薬)食欲不振、悪心・嘔吐、腹部不快感、脱力感、低カリウム血症等4
フェノバルビタール (抗てんかん薬)及びビサコジル(下剤)フェノバルビタール:皮膚障害、肝機能障害、腎障害、眠気、眩暈、頭痛等
ビサコジル:過敏症状、腹部不快感等
4
ラシ・ル・ボウスーパーダイエッターズティー、ダイエットハーブ、芬美茶、大印象減肥茶、天雁減肥茶、輝麗茶(ティーパック)センノシドA, B、センナの小葉・葉軸・果実(緩下剤)悪心、嘔吐、腹痛、下痢等。妊婦では流産、授乳婦では乳児に下痢。5
ハーブ減肥茶 、痩草茶等(茶葉)6
朝の宅配便レベルマックス(ティーパック)7
痩美王妃 (ティーパック)8
エクスタシー・ダイエット(錠剤)カバカバ重大な肝障害を起こす、死亡する事例がある5
康汝痩茶(茶葉)ナンバンゲ(花柱、柱頭は医薬品)不明、めまいなどを起こす可能性がある5
ボディ、シナジー、ファット、バーニング、フォーミュラ等(カプセル等)エフェドリン(気管支拡張薬、喘息治療薬)血清カリウム値の低下、心悸亢進、食欲不振、発疹、口渇9
苦瓜GOLD (カプセル)グリベンクラミド(経口血糖降下薬)低血糖又は低血糖症状、GOT、GPTの上昇、発疹等10
漢方降糖薬 (カプセル)11
植物発酵食品−糖滋源 (錠剤)12
ビルマの一粒秘伝(カプセル)写真1)(写真2)(写真3)(写真417
Be petite (カプセル)N−ニトロソフェンフルラミン(中枢性食欲抑制作用)心臓弁膜に悪影響、心停止を引き起こす報告がある、肝機能障害を起こす13
貴宝美健、軽身美人、爽健美人(異なる商品名の同一製品、錠剤)脱N−ジメチルシブトラミン、シブトラミン(中枢性食欲抑制作用)血圧上昇、心拍数増加、頭痛、口渇、便秘、鼻炎等14
美的身源 (錠剤)14
美姿宝、スリムデール・プロ(異なる商品名の同一製品、錠剤)脱N−ジメチルシブトラミン(中枢性食欲抑制作用)14
天天素 清脂こう嚢シブトラミン(肥満症治療薬)頭痛、口渇、便秘、不眠及び鼻炎等。血圧及び心拍数の増加。15
マジンドール(食欲抑制剤)薬物依存性、肺高血圧症、口渇感、便秘、悪心、嘔吐、睡眠障害、胃部不快感等。15
フェノールフタレイン(下剤)発がん性(動物実験)16

上記情報の記載・発表もと
1.厚生労働省(2001年6月)
2.東京都健康局(2004年4月)
3.国民生活センター くらしの危険 NO.90(1984年9月)
4. 厚生労働省(2002年12月)
5.東京都健康局 (2002年5月); (2003年5月)
6.厚生労働省 (2003年3月)
7.愛知県健康福祉部医薬安全課 (2003年10月)
8.神奈川県衛生部(2004年5月)
9.厚生労働省 (2002年10月)
10.厚生労働省(2003年4月)
11.国民生活センター 国民生活44 (1998年9月)
12.厚生労働省(2003年8月)
13.静岡県保健福祉部(2002年7月)
14.東京都健康局 (2003年12月)
15.厚生労働省 (2005年5月)
16.広島県福祉保健部(2005年5月)
17.大阪府 薬務課(2005年7月15日)