健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

マカ [英]Maca、Peruvian ginseng [学名]Lepidium meyenii

概要

マカは、南米ペルー原産の多年草で海抜4,000〜5,000 mの高地で植生するアブラナ科の植物。カブに似た根茎部分が食材として重宝されている。俗に、男女ともに「強壮作用がある」と言われ、健康な男性では一部に有効性を示唆する情報もある。安全性については、信頼できるデータが見当たらない。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・別名としてマカマカがある。根は「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・マカの根はリノレン酸、パルミチン酸、オレイン酸を含む脂質2.2%、必須アミノ酸、鉄、カルシウム、銅などのミネラルを含む (94) 。
・グルコシノレート類、イソチオシアネート類、アルカロイド類、ステロール、不飽和脂肪酸であるmacaeneとそのアミドmacamideの存在が報告されている (101) 。

分析法

-

有効性








循環器・
呼吸器


調べた文献の中で見当らない。


消化系・肝臓

調べた文献の中で見当らない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中で見当らない。

生殖・泌尿器

メタ分析
・2010年4月までを対象に17のデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したシステマティックレビューにおいて、マカの摂取が性機能改善に与える影響については、質の高いデータが不足しており判断できない (PMID:20691074)
RCT
・健常男性56名 (32〜56歳、ペルー) を対象とした二重盲検並行群間無作為化プラセボ比較試験において、マカを1.5または3 g/日、12週間摂取させたところ、血清中性ホルモンに影響がなかった (PMID:12525260)
・健康な男性56名 (21〜56歳、ペルー) を対象とした二重盲検並行群間無作為化プラセボ比較試験において、マカを1.5 gまたは3 g/日、12週間摂取させたところ、性欲を改善することが示唆された (PMID:12472620)
・健康な男性18名 (20〜40歳、試験群11名、チェコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、マカ1.75 g/日を12週間摂取させたところ、精液量、精子濃度および運動性、血清ホルモン濃度 (LH、FSH、エストラジオール、テストステロン、遊離チロキシン、TSH) に影響は認められなかった (PMID:26421049)

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中で見当らない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中で見当らない。

骨・筋肉

調べた文献の中で見当らない。

発育・成長

調べた文献の中で見当らない。

肥満

調べた文献の中で見当らない。

その他

調べた文献の中で見当らない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中で見当らない。

安全性

危険情報

<一般>
・短期間、適切に用いた場合、安全性が示唆されている (94) 。1日3 gまでの量を12週間安全に摂取できたという報告がある (94) 。21〜56歳の男性で行った臨床試験では、3 g/日を12週間摂取しても、血中の複数の性ホルモン濃度に影響はなかったという報告がある (65) 。
・メタボリックシンドローム患者101名を対象とした無作為化プラセボ比較試験において、90日間、マカ0.6 g/日単独摂取 (19名、平均46.6±8.7歳) もしくはシリマリン0.6 g/日とマカ0.2 g/日を併用 (19名、平均51.4±8.0歳) させたところ、単独摂取群ではASTと拡張期血圧の上昇がみられた (PMID:18054420)
<妊婦・授乳婦>
・通常食事に含まれる量の摂取ではおそらく安全である。通常の食事以上の量での安全性は十分な情報がないため、摂取は避ける (94) 。
<小児>
・サプリメントなど濃縮物として摂取する場合の安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらない。
<被害事例>
・ロキソプロフェンを服用中の73歳男性 (日本) が手足のしびれのため、マカ加工食品 (摂取量不明) を4日間併用したところ、息切れを感じて医療機関を受診。マカ加工食品が原因と考えられる薬剤性肺炎と診断された (2012248048) 。

禁忌対象者

調べた文献の中で見当らない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中で見当らない。

動物他での
毒性試験

1.TDLo (最小中毒量)
・マカを投与:ラット経口15 mg/kg (91) 。

AHPAクラス分類
及び勧告

・胚軸、根:クラス1 (22) 。

総合評価

安全性

・通常の食事以上の量での安全性は十分な情報がないため、摂取は避ける。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・健康な男性の性欲を改善するのに有効性が示唆されている。

参考文献

(65) Cochran Library
(PMID:12525260) J Endocrinol. 2003 Jan;176(1):163-8
(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(91) Registry of Toxic Effects of Chemical Substances (RTECS)
(101) 機能性ハーブの生理活性 第2版 (2004) (株)常盤植物化学研究所
(PMID:12472620) Andrologia. 2002 Dec;34(6):367-72.
(PMID:18054420) Food Chem Toxicol. 2008 Mar;46(3):1006-13.
(PMID:20691074) BMC Complement Altern Med. 2010 Aug 6;10(1):44.
(2012248048) 日本呼吸器学会誌.2012;1:347.
(PMID:26421049) Evid Based Complement Alternat Med. 2015;2015:324369.
(22) メディカルハーブ安全性ハンドブック 第2版 東京堂出版 林真一郎ら 監訳
(94) Natural Medicines