健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

大豆サポニン [英]Soy saponin [学名]

概要

サポニンは、植物界に広く分布するトリテルペンまたはステロイドの配糖体であり、セネガ、キキョウ、ニンジン、オンジ、アマチャヅルの葉などにも多く含まれる。大豆に含まれる大豆サポニンは、俗に、「過酸化脂質を下げる」「肥満によい」と言われているが、ヒトでの有効性・安全性については信頼できるデータは見当たらない。その他、詳細については「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料)」に区分される (30) 。「既存添加物」:ダイズサポニンは乳化剤である。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・大豆に含まれるサポニンで、トリテルペンまたはステロイドの配糖体。水溶液を振とうすると持続性の泡沫を生じる。
・大豆サポニンは既存添加物 (乳化剤) として使用が認められているが、大豆を原料としているため、高濃度のイソフラボンが含まれている (アグリコン換算として61.5〜121.4 mg/g) 。

分析法

・品質の指標として,大豆サポニンやソヤサポゲノールBをUV検出器付きHPLCにより分析している (101) 。使用カラムは,CA-312 (ODS、6 mmID×150 mm) で、測定波長は210 nmである。生大豆中のサポニン含量は、0.52〜0.79% W/W程度である。

有効性








循環器・
呼吸器


RCT
・大豆製品の血漿コレステロール低下作用には大豆サポニンは関与しないという無作為割付臨床試験 (RCT) がある (PMID:7011362)


消化系・肝臓

調べた文献の中に見当たらない。

糖尿病・
内分泌

調べた文献の中に見当たらない。

生殖・泌尿器

調べた文献の中に見当たらない。

脳・神経・
感覚器

調べた文献の中に見当たらない。

免疫・がん・
炎症

調べた文献の中に見当たらない。

骨・筋肉

調べた文献の中に見当たらない。

発育・成長

調べた文献の中に見当たらない。

肥満

調べた文献の中に見当たらない。

その他

調べた文献の中に見当たらない。





試験管内・
動物他での
評価

調べた文献の中に見当たらない。

安全性

危険情報

<一般>
・アルファルファに含まれているサポニンでは、健康被害が発生する可能性があるが、大豆サポニンでは、可能性が低い。動物 (ラットやマウスなど) を用いて、大豆に含まれている量の3倍量のサポニンを経口投与したところ、有害事象は発生せず、また、血中のサポニンとアグリコンを測定したところ、不検出であった。これは、小腸の透過性が低いことが理由であると考えられる。そのため、大豆サポニンによって有害事象が発生する可能性は低いと考えられる (PMID:7884560)
・その他、大豆サポニンによる有害事象の報告は見当たらない。

禁忌対象者

調べた文献の中に見当たらない。

医薬品等との
相互作用

調べた文献の中に見当たらない。

動物他での
毒性試験

・F344ラットを用いた13週間亜慢性毒性試験から、ダイズ抽出物 (ダイズサポニン94%、イソフラボン6%含有) の最小毒性量 (LOAEL) は、1.25% (707.2〜751.8 mg/kg体重/日) であった (PMID:19501625)

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・ヒトに対する安全性については信頼できる十分なデータは見当たらない。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・信頼できる十分なデータは見当たらない。

参考文献

(30) 「医薬品の範囲に関する基準」(別添2、別添3、一部改正について)
(101) 茨城県工業技術センター研究報告 第20号
(PMID:7011362) Br J Nutr. 1981;45:277-81.
(102) ≪平成18年度食検費 既存添加物の成分規格の設定 大豆サポニンの成分分析 国立医薬品食品衛生研究所 食品添加物部≫
(PMID:7884560) J Nutr. 1995 Mar;125(3 Suppl):744S-750S.
(PMID:19501625) Food Chem Toxicol. 2009 Aug;47(8):2150-6.