健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

セレン [英]Selenium (Se) 、Selen [学名]Selenium (Se)

概要

セレンは、ヒトにとって必須な微量元素であり、その欠乏は中国東北部の風土病 (克山病) としてよく知られている。セレンは、酸化障害に対する生体防御に重要なグルタチオンペルオキシダーゼ等の活性中心であり、抗酸化反応において重要な役割を担っている。俗に、「老化やがんを防ぐ」「生活習慣病を予防する」などと言われ、自己免疫性甲状腺炎、脂質異常など、一部にヒトでの有効性が示唆されている。安全性については、耐容上限量を超えない量で適切に摂取すればおそらく安全であるが、他のミネラルに比べてセレンは必要量と中毒量の範囲が極めて狭いことから、使用にあたっては特に注意が必要である。セレンを多く含む食品としては、ねぎ、わかさぎ、いわしなどがある。日本人の食事摂取基準2015年版におけるセレンの推奨量は、18歳以上では、男性30μg/日、女性25μg/日である。一方、日本人のセレンの平均摂取量は約100μg/日とされており、通常の食事から十分量を摂取できていると考えられる。従って、セレンを含有するサプリメントなどを摂取する場合、過剰摂取に特に注意が必要である。サプリメントの原料として、亜セレン酸ナトリウムなどの化合物が使えないため、セレン酵母(酵母にセレンを取り込ませたもの)が使われている。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。基礎的な解説は「セレン解説」を参照。

法規・制度

・「医薬品的効果効能を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に該当 (30) 。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・元素記号Se原子番号34、原子量78.96。周期律表中イオウ (S) と同族であり、化学的にも同様な性質を示す (31) 。含硫アミノ酸のメチオニンとシステインのSと置換した形のセレノメチオニン、セレノシステインとして植物や細菌、動物体内中に存在している (32) 。

分析法

・HPLC法 (PMID:11575581) 、または原子吸光法 (PMID:10649844) (2008333677) による方法がある。

有効性








循環器・
呼吸器


<循環器>
一般情報

・心血管疾患に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
・脂質異常に対し、有効性が示唆されている (94) 。
メタ分析
・2012年11月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験50報について検討したメタ分析において、ビタミンや抗酸化物質 (ビタミンA、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、β-カロテン、セレン) のサプリメント摂取は心血管疾患 (心筋梗塞、狭心症、脳卒中、一過性虚血発作) の発症および心血管関連死、心突然死のリスクに影響を与えなかった (PMID:23335472)
・2012年10月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの単独摂取は、総コレステロール (3報) 、HDLコレステロール (3報) 、全死亡 (2報) 、心血管疾患による死亡 (2報) 、心血管疾患イベント (2報) 、II型糖尿病 (3報) のリスクに影響は与えなかった (PMID:23440843)
・2006年3月までを対象に2つのデータベースで検索できた前向き研究25報、無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、コホート研究 (14報) および症例対照研究 (11報) では体内セレン濃度が高いと心血管疾患リスク低減と関連が認められたが、無作為化比較試験 (6報) ではセレンまたはセレン酵母サプリメント摂取は心血管疾患リスクに影響を与えなかった (PMID:17023702)
・2006年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験16報について検討したメタ分析において、抗酸化物質やB群ビタミン (ビタミンE、ビタミンC、β-カロテン、セレン、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12) の摂取はアテローム性動脈硬化症の進行に影響を与えなかった (PMID:17023716)
RCT
・心血管疾患のない人1,004名 (試験群504名、平均62.5歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日を7.6年間摂取させたところ、心血管疾患リスクに影響を与えなかった (PMID:16495471)
・健康なボランティア186名 (試験群100名、平均56±6歳、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、抗酸化物質 (1日にビタミンC 120 mg、ビタミンE 30 mg、β-カロテン 6 mg、セレン 100μg、亜鉛 20 mg) を2年間摂取させたところ、尿中の11-dehydro TXB2/2,3 dinor 6 keto PGF1α (冠状動脈性心疾患リスクと相関する血小板活性化の指標) が低かった (PMID:17914127)
・健康な男性42名 (試験群22名、平均31±9.4歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン300μg/日を48週間摂取させたところ、上腕動脈の血流依存性血管拡張反応 (FMD) 、ニトログリセリン投与後の最大拡張血管径に影響は認められなかった (PMID:19036851)
・高齢男女443名 (試験群221名、平均78.0±3.2歳、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、コエンザイムQ10 200 mg/日+セレン200μg/日を平均5.2年間摂取させたところ、心血管疾患死亡率の低下、脳性ナトリウム利尿ペプチド前駆体N端フラグメント濃度上昇の抑制、心エコーでの心機能改善が認められたが、全死亡率に影響は認められなかった (PMID:22626835)
・初産妊婦229名 (試験群115名、平均30.35±4.55歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン60μg/日を妊娠12〜14週から出産まで摂取させたところ、子癇前症のリスクに関連する因子 (可溶性血管内皮細胞増殖因子受容体 (sFlt-1) 、胎盤成長因子 (PlGF) 、アクチビンA、インヒビンA、VCAM-1、E-セレクチン、ニトロチロシン) 、炎症マーカー (CRP、ペントラキシン3) に影響は認められなかった (PMID:24708917)
・健康な高齢者491名 (デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン100μg/日 (124名、平均66.4±4.2歳) 、200μg/日 (122名、平均66.3±4.4歳) 、300μg/日 (119名、平均66.5±4.1歳) を5年間摂取させたところ、血漿中総コレステロール、HDLコレステロール、非HDLコレステロール、総/HDLコレステロール比に影響は認められなかった (PMID:26420334)

<呼吸器>
一般情報

・喘息に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2011年7月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験24報について検討したメタ分析において、セレンの結核に対する効果については、報告数が少なく、結論づけることができなかった (PMID:22071828)
・2009年5月までを対象に11のデータベースで検索できたコホート研究、症例対照研究、横断研究10報について検討したメタ分析において、セレンの喘息に対する効果ついては、試験方法の質が低く小規模であることから結論づけることができなかった (PMID:21185068)
・2005年8月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験について検討したメタ分析において、セレンの喘息に対する効果については、該当する報告が1件のみであり、結論づけることができなかった (PMID:15106206)
RCT
・成人の喘息患者197名 (試験群99名、平均40.0歳、イギリス) を対象とした無作為化二重盲検比較試験において、セレン酵母100μg/日を24週間摂取したところ、QOL、肺機能、喘息症状スコア、気管拡張剤使用回数に効果は見られなかった (PMID:17234657)


消化系・肝臓

一般情報
・C型肝炎に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2012年12月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化比較試験9報について検討したメタ分析において、慢性膵炎患者による抗酸化物 (セレン、ビタミンC、β-カロテン、ビタミンE、メチオニンなど) の摂取は、痛み (6報) に影響を与えず、副作用 (4報) の発生率が高かった (PMID:24284838)
・2011年1月までを対象に、6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、肝臓病患者による抗酸化物質 (β-カロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン) の摂取は、全死亡率 (5報) や肝臓疾患による死亡率 (3報) に影響を与えなかった (PMID:21412909)

糖尿病・
内分泌

一般情報
・II型糖尿病に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
メタ分析
・2013年11月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの摂取はII型糖尿病リスクに影響を与えなかった (PMID:24858736)
RCT
・成人男女1,202名 (試験群600名、平均63.4±10.2歳、アメリカ) を対象とした、二重盲検無作為化プラセボ比較試験データの2次解析において、セレン200μg/日を平均7.7年間摂取した群は、プラセボ群と比較してII型糖尿病の発症リスクが高かった (PMID:17620655)
・前立腺がんに罹患している高齢男性140名 (平均72.8±6.65歳、試験群94名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験の二次解析において、セレン200μg/日または800μg/日の5年間の摂取は、血清グルコース濃度に影響を与えなかった (PMID:20670733)
・前立腺がんリスクの高い男性699名 (アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日 (234名、平均65.2±8.0歳) または400μg/日 (233名、平均65.5±7.7歳) を5年間摂取させたところ、血糖値に影響は認められなかった (PMID:23489776)
・高齢者473名 (平均67.5±4.1歳、試験群361名、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン100μg/日、200μg/日、300μg/日のいずれかを6ヶ月間摂取させたところ、血漿アディポネクチン濃度に影響は認められなかった (PMID:23028897)
・II型糖尿病患者60名 (試験群33名、平均53.54±7.52歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、通常の薬物治療に加え、セレン200 μg/日を3ヶ月間摂取させたところ、HDLコレステロールの増加が認められたが、薬物治療による血糖およびHbA1cの改善を阻害した (PMID:23633679)

生殖・泌尿器

一般情報
・不妊に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
RCT
・妊娠初期の初産婦166名 (試験群83名、21.6±2.5歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン100μg/日を出産まで摂取させたところ、子癇前症の発症率に影響は認められなかった (PMID:20708525)
・下部尿路症状または前立腺肥大のある男性55名 (試験群26名、平均55.0±5.8歳、チェコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン240μg/日+シリマリン570 mg/日を6ヶ月間摂取させたところ、国際前立腺症状スコア (IPSS) の改善、最大尿流率、平均尿流率の上昇、排尿後残尿、血漿総前立腺特異的抗原 (PSA) レベルの低下が認められたが、膀胱容量、PSA F/T比、テストステロン濃度、酸化ストレスマーカーに影響は認められなかった (PMID:24012146)

脳・神経・
感覚器

一般情報
・シスプラチン (抗がん剤) の副作用による神経毒性に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
RCT
・健康な高齢女性220名 (平均63歳、試験群111名、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンサプリメント (ビタミンC 150 mg、ビタミンE 36 mg、ビタミンB1 2.4 mg、ビタミンB2 3.2 mg、ビタミンB6 3.4 mg、ビタミンB12 9μg、ナイアシン 34 mg、パントテン酸 16 mg、ビオチン 200μg、葉酸 400μg、カロテン 9 mg、マグネシウム 50 mg、セレン 60μg含有) を6ヶ月間摂取させたところ、認知機能に影響は認められなかった (PMID:15917019)

免疫・がん・
炎症

<がん>
一般情報

・肺がん、前立腺がん、皮膚がんに対し、効果がないことが示唆されている (94) 。
≪がんの発生率や死亡率の抑制効果が示唆されたという報告≫
メタ分析

・2009年4月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験8報について検討したメタ分析において、セレンサプリメント単独摂取は、対象者全体、血清セレン濃度が低い人 (<125.6 ng/mL) 、または、がんリスクが高い人における全がん発症リスク低減と関連が認められた (PMID:22004275)
RCT
・内視鏡ポリープ切除術を受けた患者330名 (試験群164名、中央値57.5歳、イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日、亜鉛30 mg/日、ビタミンA 2 mg/日、ビタミンC 180 mg/日、ビタミンE 30 mg/日を5年間摂取させたところ、中央値4年後までの腺腫再発率の低下が認められた (PMID:23065023)

≪がんの発生率や死亡率の抑制効果は限定的だという報告≫
メタ分析

・2013年2月までを対象に5つのデータベースで検索できた前向き研究55報、無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、前向き研究では、セレンの摂取量または血中セレン濃度が多いと、全がんの発症リスク (8報) および死亡率 (6報) 、膀胱がん (5報) 、前立腺がん (17報) の発症リスク低下と関連が認められたが、乳がん (7報) 、肺がん (12報) 、胃がん (5報) 、大腸がん (5報) の発症リスクには影響を与えず、無作為化比較試験では、セレン摂取は全がん (2報) 、肝臓がん (3報) 、皮膚がん (3報) 、前立腺がん (4報) 、肺がん (2報) 、膀胱がん (2報) 、大腸がん (2報) の発症リスクおよびがんによる死亡率 (2報) に影響を与えなかった (PMID:24683040)
・2007年10月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの単独摂取は全消化器がん (5報) 、肝細胞がん (4報) のリスク低下と関連が認められたが、その他部位の消化器がんリスクや死亡率に影響は与えず、抗酸化サプリメント (β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなど) との併用は消化器がんリスクや死亡率に影響を与えなかった (PMID:19145725) (PMID:18677777)
RCT
・非黒色腫皮膚がんの既往歴がある患者1,250名 (試験群621名、平均63.4±10.2歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日を平均7.4年間摂取させたところ、全がん、前立腺がんの発症リスクとがんによる死亡率の低下が認められたが、その他の部位のがんには影響を与えず (PMID:12101110) 、基底細胞がん、非黒色腫皮膚がんのリスク増加が認められた (PMID:14519754) 。これらの発症リスク低下は血清セレン濃度の低い人のみで (PMID:12101110) (PMID:12699469) 、リスク増加は血清セレン濃度の高い人のみで (PMID:14519754) 認められた。また、この試験のサブ試験として実施された423名 (試験群210名、平均63.8±10.6歳) を対象とした試験において、セレン400μg/日を約6年間摂取させたところ、扁平上皮がん、基底細胞がん、非黒色腫皮膚がん、全がんリスクに影響は認められなかった (PMID:18444146)

≪がんの発生率や死亡率の抑制効果がみられなかったという報告≫
メタ分析

・2011年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験について検討したメタ分析において、セレンの肺がんに対する効果については、該当する報告が1件のみであり、結論づけることができなかった (PMID:23076895)
・2010年2月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験、コホート研究、症例対照研究14報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの摂取は前立腺がん (2報) リスクに影響を与えなかった (PMID:21273283)
・2009年5月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、抗酸化物 (セレン、β-カロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE) の摂取は、大腸がん (12報) 、大腸腺腫 (8報) の発症リスクや死亡率 (20報) に影響を与えなかった (PMID:24620628)
・2009年1月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験2報について検討したメタ分析において、セレンサプリメントの摂取は、前立腺がんリスクに影響を与えなかったが、試験によるバラツキが大きかった (PMID:20661819)
・2007年10月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験31報 (22試験) について検討したメタ分析において、抗酸化サプリメント (β-カロテン、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、セレン) の摂取はがんの発症もしくは再発率に影響を与えず、サブグループの分析 (4試験) においては膀胱がんのリスク増加を示した (PMID:19622597)
・2005年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験8報について検討したメタ分析において、抗酸化サプリメント (β-カロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン) の摂取は結腸腺腫の発症リスクに影響を与えなかった (PMID:16842454)
・2005年8月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したメタ分析において、β-カロテン、セレン、ビタミンEなどの抗酸化物の摂取は、全がん発症率 (12報) や死亡率 (11報) に影響を与えなかった (PMID:18173999)
・2003年9月までを対象に、4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験25報について検討したメタ分析において、がん患者によるセレン、ビタミンC、ビタミンA、β‐カロテンなどの抗酸化物質の摂取は全死亡率に影響を与えなかった(PMID:16849679)
・2003年2月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験14報について検討したメタ分析において、セレンの単独摂取は全消化器がん (4報) 、肝細胞がん (3報) のリスク低下と関連が認められたが、食道がん (4報) リスクに影響は与えず、抗酸化サプリメント (β-カロテン、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、セレン) の摂取は全消化器がん (13報) リスクに影響を与えなかった (PMID:15464182)
RCT
・成人男女12,741名 (35〜60歳、男5,028名、女7,713名、試験群6.364名、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン100μg/日 、ビタミンC 120 mg/日 、ビタミンE 30 mg/日 、β-カロテン6 mg/日 、亜鉛 20 mg/日 を平均7.5年間摂取させたところ、男性では全がん、全死亡リスクの低下が認められたが (PMID:15557412) 、皮膚がん (PMID:17709449) 、前立腺がん (PMID:15800922) 、虚血性心疾患リスク (PMID:15557412) に影響は認められなかった。女性では全がん、虚血性心疾患、全死亡リスクに影響は認められず (PMID:15557412) 、皮膚がんのリスクが増加した (PMID:17709449) 。また、試験終了後5年間の追跡調査の結果、男女いずれにおいても全がん、虚血性心疾患、全死亡 (PMID:20104528) 、扁平上皮がん、基底細胞がん、非黒色腫皮膚がん (PMID:20605091) リスクへの影響は認められなかった。
・健康な成人29,584名 (40〜69歳、中国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン50μg/日、α-トコフェロール30 mg/日、β-カロテン15 mg/日を平均5.25年摂取させ、その後10年間追跡したところ、全死亡率のわずかな低下が認められたが (PMID:19318634) 、肝がん (PMID:17686823) 、肺がん (PMID:16896051) による死亡率に影響は認められなかった。
・3,365名 (試験群1,677名、35〜64歳、中国) を対象とした無作為化比較試験において、ビタミンC (250 mg) とビタミンE (100 IU) およびセレン (37.5μg) を含有するサプリメントを1日2回、7.3年間摂取させた結果、胃の前がん性病変の有病率や胃がんの発生率 (PMID:16849680)、14.7年後までの胃がん発生率や胃がんによる死亡率に影響は認められなかった (PMID:22271764)
・直腸結腸ポリープをもつ患者93名 (50〜76歳、試験群42名、ノルウェー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、カルシウム1.6 g/日、セレン101μg/日、β-カロテン15 mg/日、α-トコフェロール75 mg/日、ビタミンC 150 mg/日を3年間摂取させたところ、ポリープの成長に影響は認められなかった (PMID:9586828)
・前立腺特異的抗原 (PSA) 値が4.0 mg/mL以下の男性34,887名 (平均62〜63歳、試験群26,191名、アメリカ、カナダ、プエルトリコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンE 400 IU/日、セレン200μg/日を単独または併用で7〜12年間摂取させたところ、肺がん、結腸直腸がん (PMID:19066370) 、膀胱がん (PMID:22498220) の発症リスクに影響は認められず、セレン単独または併用群では前立腺がん発症リスクにも影響は認められなかったが、ビタミンE単独群では前立腺がん発症リスクの増加が認められた (PMID:21990298) 。また、このうち11,267名を対象とした平均5.6±1.2年間の追跡調査において、セレンおよびビタミンEの単独摂取、併用のいずれにおいても加齢性白内障発症リスク、白内障摘出術受療率に影響は認められなかった (PMID:25232809)
・高悪性度の前立腺上皮細胞内腫瘍の男性303名 (平均62.8歳、試験群156名、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、大豆たんぱく質40 g/日、ビタミンE800 IU/日、セレン200μg/日、3年間摂取させたところ、前立腺がんへの進行率に影響は認められなかった (PMID:21537051)
・高悪性度の前立腺上皮細胞内腫瘍の男性423名 (40歳以上、試験群212名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験においてセレン200μg/日を3年間摂取させたところ、前立腺がんへの進行率に影響は認められなかった (PMID:21896650)
・高悪性度の前立腺上皮細胞内腫瘍または異型小腺房増殖の認められる患者60名 (試験群30名、平均64.1±5.7歳、イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン55μg/日、リコピン35 mg/日、緑茶抽出ポリフェノール600 mg/日を3年間摂取させたところ、前立腺がんへの進行率、国際前立腺症状スコア、QOL評価 (PR25) に影響は認められなかった (PMID:25893930)
・前立腺がんに罹患している男性140名 (平均72.8±6.65歳、試験群94名、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日または800μg/日を5年間摂取させたところ、前立腺がん特異抗原の経時的変化率 (PSA velocity) に影響は認められず、800μg/日摂取群の中で摂取開始前から血中セレン濃度が高かった対象者では、PSA velocityの上昇が認められた (PMID:20647337)
・前立腺がんリスクの高い男性699名 (平均65.4±7.7歳、試験群467名、アメリカ、ニュージーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg/日または400μg/日を5年間摂取させたところ、いずれの摂取量においても前立腺がん発症リスクや前立腺特異抗原の経時的変化率 (PSA velocity) に影響は認められなかった (PMID:22887343)
・非小細胞肺がん患者1,561名 (試験群1,040名、中央値66歳、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、通常の治療とともにセレン200μg/日を4年間摂取させたところ、二次発がん、生存率に影響は認められなかった (PMID:24002495)

<その他>
一般情報

・アトピー性皮膚炎に対し、セレン酵母の摂取は効果がないことが示唆されている (94) 。
・乾癬に対し、セレン酵母の摂取は効果がないことが示唆されている (94) 。
・成人の自己免疫性甲状腺炎に対し有効性が示唆されている (94) 。
メタ分析
・2012年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験5報について検討したメタ分析において、敗血症患者によるセレンサプリメントの摂取と、全死亡率 (5報) 、院内肺炎リスク (2報) 、ICU滞在期間 (2報) に関連は認められなかった (PMID:23791608)
・2011年9月までを対象に9つのデータベースで検索できた無作為化比較試験について検討したメタ分析において、セレンのアトピー性皮膚炎に対する効果については、該当する報告が1件のみであり、結論づけることができなかった (PMID:22336810)
・2010年1月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験30報について検討したメタ分析において、HIV患者 (小児、成人、妊婦) におけるセレン摂取と症状または死亡率との関連については、報告数が少なく、結論づけることができなかった (PMID:21154354) (PMID:22419344)
・2009年9月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験4報について検討したメタ分析において、橋本病患者による通常の治療に加えたセレン摂取は、甲状腺ペルオキシダーゼ自己抗体の低下 (4報) 、健康感の増加 (3報) と関連が認められたが、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:20883174)
RCT
・造血幹細胞移植を受ける患者74名 (試験群37名、平均33.3歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、セレン200μg×2回/日を高用量化学療法開始1日目から造血幹細胞移植後14日後まで摂取させたところ、重度の口内炎発症リスクと発症期間の減少が認められたが、全体の口内炎発症リスクや症状の持続期間 (PMID:23292233) 、血漿中の炎症マーカー (TNF-α、IL-1β、IL-6) (PMID:24942646) に影響は認められなかった。

骨・筋肉

RCT
・アトルバスタチン治療による筋障害を呈している患者41名 (試験群20名、中央値58歳、ノルウェー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、コエンザイムQ10 400 mg/日とセレン 200μg/日を12週間摂取させたところ、自覚症状や筋機能評価に影響は認められなかった (PMID:23301875)

発育・成長

一般情報
・低出生体重児に対し、効果がないことが示唆されている (94) 。

肥満

調べた文献の中に見当らない。

その他

メタ分析
・2011年2月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験78報について検討したメタ分析において、成人における抗酸化物質 (ビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、β-カロテン、セレン、亜鉛、メチオニン、コエンザイムQ10) のサプリメント摂取は全死亡率に影響を与えなかった (PMID:22419320)
・2005年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験68報について検討したメタ分析において、成人におけるビタミンC、セレンの摂取は、死亡リスクに影響を与えなかった (PMID:17327526)
RCT
・健康な成人8,112名 (試験群4,081名、男性平均52.1±4.7歳、女性平均47.9±6.5歳、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ビタミンC 120 mg/日、ビタミンE 30 mg/日、β-カロテン6 mg/日、セレン100μg/日、亜鉛20 mg/日を平均76.0±4.2ヶ月間摂取させたところ、健康関連QOL (HRQOL) に影響は認められなかった (PMID:22158670)





試験管内・
動物他での
評価

・動物実験では高濃度セレン投与で腫瘍発生を抑制した (1) 。

安全性

危険情報

<一般>
・適切に用いれば経口摂取でおそらく安全であり、400μg/日まで安全であったとされるが、それ以上の摂取、および長期摂取は危険性が示唆されている (94) 。日本人の食事摂取基準2015年版における耐容上限量は最も多い30〜40代男性で460μg/日 (3) 。
・長期摂取によりII型糖尿病のリスク増加、症状の憎悪の可能性がある (94) 。
・長期の過剰摂取は死に至る場合もある (94) 。
・過剰摂取により疲労感、焦燥感爪の損失、脱毛、皮膚炎、内分泌機能障害、神経毒性、吐き気、嘔吐、肝機能障害、精子運動性低下、呼気のニンニク臭、血小板減少、甲状腺機能障害などを生じる (94) 。
・長期のセレンサプリメント摂取は、扁平上皮がん、非黒色腫皮膚がん、II型糖尿病のリスクを増加させる可能性がある (94) 。
・急性セレン中毒では、発熱、胃腸症状、肝・腎機能障害、呼吸困難、心臓合併症などを生じる (94) 。
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中においても耐容上限量未満であれば安全性が示唆されている (94) 。
<小児>
・経口摂取で適切に摂取する場合、安全性が示唆されている (94) 。
<その他>
・自己免疫疾患、ヨウ素欠乏のある甲状腺機能低下症、男性不妊症の患者は病状が悪化する可能性がある (94) 。
・皮膚がんの既往歴のある人は、再発リスクが増加する可能性がある (94) 。
・過度の出血リスクの可能性があるため、手術2週間前には摂取を中止した方が良い (94) 。
・国内で市販されているミネラル補給用サプリメント22製品には、日本人の食事摂取基準の推奨量を超えるセレンが含有されていた (2008333677) 。
<被害事例>
・前立腺特異抗原レベルが高値を示した75歳男性 (オーストラリア) が、セレンが前立腺がんに有効との情報をインターネットで得て、亜セレン酸ナトリウム10 g (純度96%) を摂取し、3.5時間後に嘔吐、下痢、腹痛、低血圧などを発症し、摂取6時間後に急性セレン中毒で死亡した (PMID:17014408)
・アマチュア・ボディビルダーの33歳男性 (イタリア) が、独自の食事習慣として、高タンパク質及びマルチビタミン・ミネラル (過剰のビタミンA、ナイアシン、セレン、亜鉛を含有) サプリメントの摂取を16年間続けていたところ、疲労、嘔吐や下痢を伴う胃腸障害を生じ、サプリメントの摂取中止と正しい食生活によって改善した (PMID:25908930)
・嚢胞性線維症の17歳男性 (アメリカ) が、セレン酵母サプリメント400 μg/日を約2週間摂取したところ、肺機能の症状が悪化し入院、加療により改善した (PMID:7226733)
・嚢胞性線維症の9ヶ月齢女児 (アメリカ) が、セレン酵母サプリメント25μg/日を2ヶ月間摂取したところ、症状が悪化し死亡した (PMID:7226733)
・銅精錬所労働者において、セレンに暴露されている31名 (平均38.6±7.9歳、カナダ) では、セレン曝露のない150名 (平均40.3±14.5歳) よりも、痰、喘鳴、胸部圧迫感、息切れ、鼻や目の症状、消化不良、胃痛、便秘、感覚異常、関節痛、凝り、疲労、ニンニク臭が多く報告されている (PMID:2684043)
・職業上、セレンに曝露されている31歳男性 (インド) が、勤務開始約6ヶ月後から脱毛し始め、11ヶ月後には全身の毛髪が全て脱落した (PMID:8592839)

セレンを過剰に含むサプリメント製品によるセレン中毒が報告されている。詳細は以下のとおり。
・セレン7.33μg/mL含有と表示されたサプリメントに、実際にはセレンが800.5μg/mL含有されており、この製品を摂取 (セレンとして24,015μg/日) した55歳の女性 (アメリカ) が、摂取開始1週間後からの下痢と5週間後からの進行性の脱毛により来院し、腋窩・性器・四肢の脱毛、全身の筋痙攣、関節痛、倦怠感、集中力の欠如も認められた (PMID:18559845)
・セレン200μg/回含有と表示されたサプリメントに、実際には200倍以上のセレンが含有されており、この製品を1〜3.5ヶ月間摂取した45歳と56 歳の女性 (アメリカ) が、進行性の脱毛や掻痒、頭皮の剥離性発疹、爪の変色、倦怠感を呈しセレン中毒と診断された (PMID:20542184)
・セレン200μg/回含有と表示されたサプリメントに、実際にはセレンが40,800μg/回含有されており、この製品を利用していた201名 (アメリカ) に、下痢、疲労、脱毛、関節の痛み、爪の変色、吐き気などがみられた (PMID:20142570)
・セレン6.6μg/mL含有と表示されたサプリメントに、実際にはセレンが1,360μg/mL含有されており、この製品を10〜60日間摂取した9名 (38歳男性、37歳女性、15歳男性、57歳男性、56歳女性、43歳女性、49歳男性、46歳女性、57歳男性、アメリカ) が、摂取開始1週間以内から、脱毛、爪ジストロフィー、胃腸症状、記憶障害などを呈した (PMID:22165838)
・セレン7.33μg/mL含有と表示されたサプリメントに、実際にはセレンが800.5μg/mL含有されており、この製品を摂取した女性とその子どもたち (1歳、4歳、8歳、アメリカ) が、摂取開始後からの筋肉痛、吐き気、食欲不振、体重減少、記憶障害、下痢、気管支痙攣、蕁麻疹などと2週間後からの進行性の脱毛、爪の変色と変形を生じ、摂取中止により改善した (PMID: 19343825)

禁忌対象者

調べた文献の中に見当らない。

医薬品等との
相互作用

<試験管内・動物>
・動物実験 (ラット) において、セレンの経口投与はペントバルビタール (催眠薬) の効果を増加させた (PMID:15350987)
・動物実験 (マウス) において、セレンの経口投与はヘキソバルビタール (催眠薬) の効果を増加させ、アミノピリン-N-デメチラーゼ、エチルモルヒネ-N-デメチラーゼ、アニリンヒドロキシラーゼの活性を低下させた (PMID:1479537)
<理論的に考えられる相互作用>
・血小板凝集作用を示す医薬品、ハーブやサプリメントと併用すると危険性が増加する可能性がある (94) 。
・n-3系不飽和脂肪酸、ビタミンC、亜鉛はセレンの吸収率を低下させる可能性がある (94) 。
・セレンはバルビツール酸塩の代謝を阻害する可能性がある (94) 。
・経口避妊薬、金は体内のセレン分布を変更する可能性がある (94) 。
・セレンは免疫抑制剤、スタチン系HMG-CoA還元酵素阻害薬の効果を弱める可能性がある (94) 。
・臨床検査ではクレアチニン・キナーゼ濃度、心電図に影響を与えることが考えられる (101) 。
・血液透析患者では透析中に血中セレン濃度が低下しやすく、またヨウ素欠乏症の患者において、セレン欠乏はヨウ素欠乏症を悪化させる可能性がある (PMID:11385942)

動物他での
毒性試験

1. LD50 (半数致死量)
・セレンを投与:ラット経口6.7 g/kg (91) 。
2. TDLo (最小中毒量)
・セレンを投与:ヒト経口 (継続) 23.7 mg/kg/13週、ヒト経口 (間欠的) 2.38mg/kg/7日、ラット経口 (間欠的) 3 mg/kg/30日、ラット経口1.925 mg/kg、マウス経口 (継続) 480 mg/kg/60日、マウス経口134 mg/kg (91)。
3.その他
・動物実験 (妊娠中ラット) において、妊娠13日目から生後18日目までの0.02 mg/kg/日または0.2 mg/kg/日のセレン皮下投与は、う蝕形成飼料で飼育した仔ラットの上顎臼歯裂溝部のう蝕誘発性を増加させた (1983254003) 。
・動物実験 (仔ラット) において、生後1日目〜70日間の0.02 mg/kg/日または0.2 mg/kg/日のセレン皮下投与は、う蝕形成飼料飼育による上顎臼歯裂溝部のう蝕羅患度を増加させた (1983254004) 。
・動物実験 (ラット) において、セレン酵母または亜セレン酸ナトリウム (セレン濃度3.2 mg/kg体重/日) を38日間経口投与したところ、食欲不振、体重減少、ALT、ASTの上昇、貧血、胆汁うっ血などが認められ、この影響はセレン酵母よりも亜セレン酸ナトリウムの方が大きかった (E 2012177835) 。
・ゼブラフィッシュを用いた毒性試験において、Se-メチルL-セレノシステインやL-セレノメチオニンの有機セレンの方が、亜セレン酸ナトリウムやセレン酸ナトリウムといった無機セレンよりも催奇形性、致死性が高かった (PMID: 26781816)

AHPAクラス分類
及び勧告

-

総合評価

安全性

・セレンは毒性の強い元素なので、多量摂取は危険である。
・過剰摂取による末梢神経障害や消化器の機能異常がある。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・自己免疫性甲状腺炎、脂質異常に、経口摂取で有効性が示唆されている。
・喘息、アトピー性皮膚炎、心血管疾患、シスプラチン誘発神経毒性、糖尿病、C型肝炎、不妊、低出生体重、肺がん、前立腺がん、皮膚がん、乾癬、に対し、効果がないことが示唆されている。

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