健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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名称

酵素 [英]Enzyme [学名]-

概要

酵素はタンパク質を本体とした高分子の総称。構成成分として脂質、糖などを含むものも多く、活性を示すためにビタミンなどの補酵素を必要とする場合もある。生体における様々な化学反応の触媒として働き、反応の前後で消費されることはない。酵素は高い反応特異性を有しており、ほとんどが特定の反応のみを触媒し、それぞれ作用する最適な条件(温度とpH)がある。また、生体内で各反応に応じた部位に存在し、反応の相手となる基質などの誘導物質に応答してアミノ酸から合成され、合成とは異なる過程で分解速度が調節され、合成と分解の速度が酵素量の決定因子となっている。酵素のはたらきはアミノ酸配列や立体構造に大きく依存しており、酵素のタンパク質が変性して立体構造が変化すると、酵素に特有の基質が結合できなくなり、その触媒機能を失う。 身体の健康維持やダイエット効果を謳って、「体内で不足した酵素を補う」などとして発酵食品や生の食材、またはこれらを混合した飲料やサプリメントの摂取の必要性が強調されることがあるが、食品中に含まれる酵素は、他のタンパク質と同様に消化管内で、アミノ酸やペプチドに分解されて吸収される。従って、消化管で作用する酵素を除けば、経口摂取した酵素が、その構造と活性を維持したまま体内に吸収されて機能する可能性は極めて低い。遺伝子変異を原因とするいくつかの酵素欠損症の治療に、静注による酵素補充療法の有効性が示唆されているが、これらは経口摂取ではない。 酵素に関して、「酵素は年齢とともに低下するので経口摂取によって補う必要がある」といった広告がある。そのような広告には、1)具体的な酵素名が記載されていない、2)経口摂取して補った後にどのような有効性があるかという根拠が示されていない、3)酵素の食品製造における作用と経口摂取後の体内における作用が混同されている、といった特徴がある。酵素の作用が強くなることが、必ずしも生体にとって都合が良いとは限らないこともある。酵素の中には個別に安全性が評価されているものもあるが、非常に多くの種類が存在するため、酵素という一般名で一律的にヒトでの安全性および有効性を判断することはできない。また、異なる種類の酵素を同時に摂取した場合の安全性についても、情報は見当たらない。 酵素に関しては膨大な種類と数があるため、本項の詳細情報はない。 また、酵素と酵母は全く別物であり、発酵食品=酵素食品ではない。酵母については、別項参照。