FSANZがジメチルアミルアミン (DMAA) を含む製品に注意喚起 (120628)

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■タイトル
FSANZがジメチルアミルアミン (DMAA) を含む製品に注意喚起 (120628)

■注意喚起および勧告内容
2012年6月18日、オーストラリア・ニュージーランド食品基準局 (FSANZ:Food Standards Australia New Zealand) がジメチルアミルアミン (DMAA) を含む製品に注意喚起。FSANZは当該製品を使用しないように、また、使用して体調に不安を感じている場合は医療機関を受診するように勧告。

■解説
DMAA (1,3-ジメチルアミルアミン (1,3-dimethylamylamin) ) を含む製品に関連する消費者からの苦情と一部の健康被害報告 (オーストラリアにおいて2例) を受けたため、市販されている12製品を検査したところ、11製品 (Noxpump; 3-D explosion; Beta-Cret; PreSurge; 1 MR; Cyroshock,; Jack3D; Mesomorph; Neurocore; Oxyelite powder; Hemo Rage Black) からDMAAを検出。現在、小売店や輸入販売業者に回収を求めている。

(この情報は国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の食品安全情報 (化学物質) No.13/2012をもとに作成)

■関与成分
DMAA (ジメチルアミルアミン)

【名称等】ジメチルアミルアミン、1,3-dimethylamylamine、methylhexaneamineなどと呼ばれる。もともと1944年に製薬会社のEli LillyがForthaneの名称で特許を所得した鼻づまり治療のための鼻孔充血抑制薬。ゼラニウム油に由来した天然成分と標榜しているケースがあるが、成分分析ではそのような事実は確認されていない (66) 。
【利用状況】ダイエット、運動のパフォーマンス向上、筋肉増強を目的としたサプリメントとして利用されている。体重減少に対する有用性の根拠は乏しい。2010年世界アンチドーピング機関によって、DMAAはメチルヘキサネアミンという名前で禁止物質リストに加えられている (66) 。
【有害事象など】心臓血管系の有害事象を起こすことが懸念されている。ニュージーランド政府は、安全性が懸念されるためDMAAを含んでいるサプリメントの18歳未満への販売を規制し、2012年4月9日には安全性が懸念されるため禁止した。2011年に、米国国防省も、安全性の懸念から、一時的に軍の販売店でDMAAを含むサプリメントの販売を禁止した (66) 。

■関連情報
FSANZウェブページ (2012年6月18日、英語) →「Consumer warning on sports supplements」
厚生労働省ウェブページ (2012年6月28日)→「ジメチルアミルアミン(DMAA)を含むいわゆる健康食品の取扱いについて」
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や医薬品、化粧品、医療機器等を海外から購入しようとされる方へ (厚生労働省作成2012年版) 」
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」

参考文献

(66) Pharmacist’s Letter/Prescriber’s letter Natural Medicine Comprehensive Database (2010)