筋肉増強を目的としたサプリメント使用による虚血性大腸炎の症例報告 (100707)

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■タイトル
筋肉増強を目的としたサプリメント使用による虚血性大腸炎の症例報告 (100707)

■症例
健康な42歳男性 (アメリカ) が、「ウエイトリフティングサプリメント」と称した筋肉増強を目的としたサプリメント「NO-Xplode」を4日間使用したところ、下腹部の筋痙攣や血便を伴う下痢をおこして医療機関を受診し、当該製品との因果関係が疑われる虚血性大腸炎と診断された。製品の使用を中止したところ、3ヶ月後には症状が回復した (PMID:20358712)

■原因
当該製品にはL-アルギニンやL-シトルリン、rutaecrpine (ゴシュユ (学名:Evodia rutaecarpa) に含まれるアルカロイド) 、gypenoside (アマチャヅル (学名:Gynostemma pentaphyllum) に含まれるトリテルペノイドサポニン) 、カフェインなど、32以上の成分が含まれていた。今までにも当該製品によって吐き気や虚弱、下痢などの有害事象が報告されている。

■対策
・利用歴を記録しておく

 いわゆる健康食品を利用する際には、その必要性を十分に検討し、「どのような食品を」「いつから」「どのくらいの量・頻度で」利用しているか、記録に残しておきましょう。
・体調に異常を感じたときには摂取を中止する
 独自の判断で「からだによい」と思っていても、個人の体質や摂取時の体調、また製品に問題があった場合などにより、上記のように予期せぬ健康被害が起きる可能性が否定できません。思い込みで摂取を継続したりせずに、異変を感じたら直ちに摂取を中止し、必要ならば医療機関を受診し、保健所にも相談してください。

■関連情報
外国製健康食品の入手や個人輸入等についての注意事項等→「健康食品や外国製医薬品、化粧品等と上手につきあうために」 (厚生労働省作成2010年版 (PDF) )
健康食品に関する注意喚起情報→当サイト「最新ニュース」

参考文献

(PMID:20358712)Mil Med. 2010 Mar;175(3):202-5.