健康食品等の素材情報データベース

注意!(1) データの無断転用,引用、商用目的の利用は厳禁.(2) 以下の情報は現時点(最終更新日時)で調査できた素材の科学論文情報です. 実際に販売されている商品に以下の素材が含まれているとしても,その安全性・有効性がここに紹介した情報と一致するわけではありません.(3) 詳細情報として試験管内・動物実験の情報も掲載してありますが,この情報をヒトに直接当てはめることはできません.有効性については,ヒトを対象とした研究情報が重要です.(4) 医療機関を受診している方は,健康食品を摂取する際に医師へ相談することが大切です.「健康食品」を利用してもし体調に異常を感じたときは、直ぐに摂取を中止して医療機関を受診し,最寄りの保健所にもご相談下さい.

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項 目

内 容

名称

乳酸菌、ビフィズス菌など [英]Lactic acid bacteria、 Bifidobacteria [学名]Lactobacillus acidophilus, Lactobacillus delbrueckii、Bifidobacterium breve; Bifidobacterium longum など

概要

乳酸菌は、人間の腸内にすみつくことができる細菌 (いわゆる善玉菌) で、チーズやヨーグルトなどの発酵食品に多く含まれることでも知られている。腸内がビフィズス菌優勢の状態にあると、種々の栄養成分の吸収が健全に行われるという有効性に関する報告があり、ビフィズス菌を関与成分とした特定保健用食品が許可されている。有効性には生菌が関与していると考えられている。安全性については、牛乳成分を使用している場合があるので牛乳に対してアレルギーのある患者では注意が必要であるとされている。妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため、過剰摂取は避ける。その他、詳細については、「すべての情報を表示」を参照。

法規・制度

・菌体は「医薬品的効能効果を標ぼうしない限り医薬品と判断しない成分本質 (原材料) 」に区分される (30) 。
・「既存添加物」調製粉乳の品質向上に用いられる。ビフィズス菌を関与成分とし、「おなかの調子を整える」などの表示が許可された特定保健用食品がある。

成分の特性・品質

主な成分・性質

・多糖類、B群ビタミン、ビタミンK

分析法

・発酵乳や乳酸菌飲料などに含まれるビフィズス菌の検出及び菌数測定には、非選択的培地として血液肝臓寒天培地 (BL培地) 2枚を用い、適宜希釈した検体の適当量を滴下、塗布し、嫌気性および好気性下、37℃、48時間培養後、発育した集落性状、菌形態、好気性発育の有無の検査により、ビフィズス菌の同定と菌数測定を行う (102) (103) (104) 。最近では、腸内フローラのビフィズス菌同定には、菌属・菌種特異的プライマーを用いた定量的PCR法が用いられる (105) (PMID:8837422)

有効性








循環器・
呼吸器


メタ分析
・2010年10月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験13報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は総コレステロール、LDLコレステロールの低下と関連が認められた (PMID:21930366)
・2012年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験13報について検討したメタ分析において、プロバイオティック発酵乳の摂取は、収縮期 (13報) および拡張期 (12報) 血圧の低下と関連が認められた (PMID:23823502)
RCT
・健康成人55名 (試験群37名、平均26.8±5.0歳、アメリカ) を対象とした単盲検無作為化プラセボ比較試験において、乳酸菌10(9) cfu/日 (Lactobacillus acidophilus、Bifidobacterium longum) とフラクトオリゴ糖10〜15 mg/日を男性は2ヶ月間、女性は2月経周期間摂取させたところ、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリドに影響は認められなかった (PMID:17356554)
・健康成人男性38名 (平均42歳、フィンランド) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus rhamnosusとPropionibacterium freudenreichiiを各2×10 (10) cfu/日、4週間摂取させたところ、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリドに影響は認められなかった (PMID:18978162)
・II型糖尿病患者60名 (試験群30名、平均50.87±1.40歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、プロバイオティックヨーグルト300 g/日 (Lactobacillus acidophilus La5を4.14×10 (6) cfu/g、Bifidobacterium lactis Bb12を3.61×10(6) cfu/g 含有) を6週間摂取させたところ、総コレステロール、LDLコレステロールの低下が認められた (PMID:21700013)
・過体重の中高年156名 (オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス (L. acidophilus La5 と B. animalis subsp. lactis Bb12を 3.0 × 10(9) cfu/日以上) を含有するヨーグルト (37名、平均68±9歳) またはプロバイオティクスカプセル (39名、平均65±7歳) のいずれかまたは両方 (40名、平均68±8歳) 、6週間摂取させたところ、血圧、血清脂質 (PMID:25171898) 、インスリンやHbA1c濃度に影響は認められず、ヨーグルト摂取ではHOMA-IRの上昇、カプセル摂取では血糖値の上昇が認められた (PMID:24569536)
・妊娠後期の初産婦52名 (試験群26名、平均26.9±6.0歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus sporogenes 1×10(7) cfu/g + イヌリン0.04 g/g含有のシンバイオティクスを18 g/日、9週間摂取させたところ、血清トリグリセリド、VLDLコレステロールの低下と血漿グルタチオンの増加が認められたが、血清総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、血漿総抗酸化能に影響は認められなかった (PMID:24271261)
・高コレステロール血症患者64名 (試験群31名、平均49.2±9.1歳、タイ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクスカプセル (Lactobacillus acidophilus 10(9) cfu+Bifidobacterium bifidum 10(9) cfu含有) ×3個/日を6週間摂取させたところ、血清総コレステロール濃度、LDLコレステロール濃度の低下が認められたが、血清トリグリセリド濃度、空腹時血糖値、体組成 (体重、BMI、ウエスト径、ヒップ径) に影響は認められず、HDLコレステロール濃度の低下が認められた (PMID:25954637)


消化系・肝臓

・ビフィズス菌を関与成分とし、「おなかの調子を整える」などの表示が許可された特定保健用食品がある。

<便秘>
RCT
・慢性便秘の小児59名 (5〜15歳、ブラジル) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化比較試験において、B.longumを10(9) cfu/mL含むヤギ乳ヨーグルト1 mL/日を5週間摂取させたところ、排便頻度の増加、排便時の痛みや腹痛の減少が認められた (PMID:22025880)
・便秘症患者90名 (試験群47名、平均31.8±9.4歳、マレーシア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. casei Shirota 3.0×10(10) cfu以上含有発酵乳80 mL/日を4週間摂取させたところ、症状の評価、排便回数、便の性状、量に影響は認められなかった (PMID:23432408)

<下痢・腸炎>
一般情報
・下痢の予防に経口摂取で有効性が示唆されている (5) (94) 。
・壊死性全腸炎の予防に経口摂取で有効性が示唆されている (94) 。他の乳酸菌との併用で、壊死性全腸炎の発症を抑え、また新生児における重篤な壊死性全腸炎による死亡率を改善した (94) 。
・新生児の急性ロタウィルス性下痢の予防に、経口摂取で有効性が示唆されている (94) 。他の乳酸菌またはビフィズス属 B12株との併用で、下痢の発症および乳児におけるロタウィルスの定着を抑えた (94) 。
・潰瘍性腸炎の症状軽減に対して経口摂取で有効性が示唆されている (94) 。
・潰瘍性腸炎の手術における合併症としての慢性回腸嚢炎に対して経口摂取で有効性が示唆されている (94) 。
・5-アミノサリチル酸耐性 (不寛容) 患者において、他の乳酸菌と経口摂取で併用摂取することで病原細菌の増殖と、潰瘍性大腸炎の再発の抑制に有効性が示唆されている (94) 。
メタ分析
・2013年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、小児の急性腸炎に対するL.acidophilus LBの摂取は、下痢の期間短縮 (3報) と関連が認められた (PMID:24175943)
・2011年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、入院中の小児 (1ヶ月〜18歳) によるL. rhamnosus GGの摂取は、下痢、ロタウイルス胃腸炎の発症リスクの低下と関連が認められたが、無症候性ロタウイルス感染のリスクには影響がなかった (PMID:21899584)
・4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、小児の下痢に対するプロバイオティクスの摂取は、下痢の期間 (19報) 、発熱期間 (4報) 、入院期間 (10報) の短縮と関連が認められたが、嘔吐の期間 (5報) や排便回数 (3報) には影響を与えなかった (PMID:22309079)
・2011年1月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験74報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は胃腸疾患 (嚢炎、過敏性腸症候群、伝染性下痢、ピロリ菌、クロストリジウム感染、抗生物質による下痢、旅行者下痢症、壊死性腸炎) の全体の予防または治療に効果が認められたが、旅行者下痢症 (6報) 、壊死性腸炎 (9報) には影響が認められず、また、L. acidophilus 、L. plantarum 、B. infantisの利用では影響が認められなかった (PMID:22529959)
・2014年9月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験について検討したメタ分析において、抗生物質服用者によるヨーグルトの摂取 (2報) は抗生物質による下痢の発症リスクに影響は与えなかった。ただし、報告数が少なく、試験の質が低く、試験によるバラツキが大きかった (PMID:25933485)
・2012年6月までを対象に5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験6報について検討したメタ分析において、放射線療法を受けた患者によるプロバイオティクスの摂取は、下痢のリスク低下 (6報) と関連が認められたが、ロペラミド (止瀉薬) の使用率 (2報) 、および軟便 (2報) 、水様便 (2報) のリスクと関連は認められず、いずれも試験によるばらつきが大きかった (PMID:23453637)
・2013年5月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験15報について検討したメタ分析において、Lactobacillus GGの摂取は、下痢の期間短縮 (11報) 、7日以上続く下痢のリスク低下 (1報) と関連が認められたが、排便量 (2報) 、入院期間 (4報) に影響は認められなかった (PMID:23841880)
・2013年までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験23報について検討したメタ分析において、過敏性腸症候群の患者によるプロバイオティクスの摂取は、再発率 (16報) の低下および潰瘍性大腸炎 (9報) の軽快率上昇と関連が認められたが、クローン病 (3報)の軽快率には影響が認められなかった。ただし、いずれの解析も試験によるバラツキが大きかった (PMID:24280877)
・2012年9月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、小児疝痛の乳児による L. reuteriの摂取は泣く時間の短縮 (3報) 、軽快率上昇 (2報) と関連が認められた (PMID:24238101)
RCT
・急性下痢症状の患者に5日間 L. reuteriを投与すると、平均下痢症状期間がプラセボ群に比較して短縮した (PMID:9144122)
・入院中の乳幼児106名 (試験群54名、平均11.5±9.2ヶ月齢、ポーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. reuteri (DSM 17938)を10 (8) cfu/日、入院から退院までの間摂取させたところ、下痢やロタウイルス感染の発症リスクや再発率、入院期間などに影響は認められなかった (PMID:22306046)
・入院中の小児742名 (試験群376名、平均9.9±5.1歳、クロアチア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. rhamnosus GG10(9) cfu/日含有飲料を入院から退院までの間摂取させたところ、入院期間に影響は認められなかったが入院中の胃腸症状、呼吸器症状、嘔吐、下痢の発症リスクの低下が認められた (PMID:20403940)
・急性下痢の小児571名 (3〜36ヶ月齢、イタリア) を対象とした無作為化単盲検比較試験において、プロバイオティクス製品5種類 (Lactobacillus rhamnosus strain GG;Saccharomyces boulardii;Bacillus clausii;L delbrueckii var bulgaricus、Streptococcus thermophilus、L acidophilus、 Bifidobacterium bifidumの混合;Enterococcus faecium SF68) を5日間摂取させたところ、2製品 (Lactobacillus rhamnosus strain GGとL delbrueckii var bulgaricus、Streptococcus thermophilus、L acidophilus、 Bifidobacterium bifidumの混合) でのみ、下痢の継続期間の短縮がみられた (PMID:17690340)
・急性下痢で入院中の乳幼児64名 (試験群33名、平均9.1±1.7ヶ月齢、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L.casei GGを5×10(9) cfu×3回/日、3日間摂取させたところ、小腸機能 (13Cショ糖呼気試験) や下痢の期間、頻度、重症度に影響は認められなかった (PMID:20400916)
・下痢症の男児148名 (6〜24ヶ月齢、試験群78名、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、経口補水塩 (ORS) による治療とともにL.sporogenes (B. coagulans) 240×10 (6) spores/日を含むタブレットを、回復するまで最長5日間、摂取させたところ、ORSおよび他の飲料の摂取量に差はなく、回復率、下痢の期間や頻度、量に影響は認められなかった (PMID:21332891)
・急性下痢で入院中の乳幼児155名 (試験群77名、平均28.5±17.1ヶ月齢、アメリカ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、LGGカプセルを2回/日、5日間摂取させたところ、症状が2日以上続いている子でのみ、回復までの期間と下痢の回数の減少が認められたが、全体では症状の回復に影響は認められなかった (PMID:23023475)
・超低出生体重児の母親49名 (試験群22名、イスラエル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. acidophilus + B. lactis を2×10 (10) cfu/日、分娩後より3日間摂取させ、母乳を乳児に与えたところ、乳児の壊死性全腸炎、敗血症リスクや死亡率に影響は認められなかった (PMID:23934538)
・大腸炎患者16名 (中央値62歳、デンマーク) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス (Lactobaccillus acidophilus、Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus、Bifidobacterium animalis subsp. lactis、Streptococcus thermophilus) 4×10 (9) 菌体含有カプセルを3個/日とプレバイオティクス (フラクトオリゴ糖15 g/日) を1ヶ月間摂取させたところ、結腸ミクロフローラに影響は認められなかった (PMID:24060951)
・健康な男性39名 (試験群20名、平均23.9±1.4歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. acidophilus 10 (9) CFUを2週間摂取させた後、弱毒化毒素型大腸菌 (10 (10) CFU) 経口摂取試験を行ったところ、糞便中ETEC排泄量、排便量、排便頻度、糞便および血清中の免疫マーカー (カルプロテクチン、IgA、IgG、IgM) に影響は認められず、ブリストル排便スケールおよび発熱、頭痛、吐き気の発生リスクの上昇が認められた (PMID:23930950)
・過敏性腸症候群の患者49名 (試験群25名、平均45.9±13.7歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス (B.longum、B. bifidum、B. lactis、L. acidophilus、L. rhamnosus、S.thermophilus 合計5×10 (9) cfu含有) 500 mg×2回/日を4週間摂取させたところ、総合的な症状の軽快者の割合の増加が認められたが、腹痛、腹部不快感、腹部膨満感、排便数、便の性状に影響は認められなかった (PMID:23829297)
・早産児1,310名 (試験群650名、在胎期間中央値28.0週、イングランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Bifidobacterium breve BBG-001を10 (8.2) 〜10 (9.2) CFU/日、出生後48時間以内から退院または月経後年齢36週齢まで摂取させたところ、壊死性腸炎、敗血症、その他の新生児疾患の発症リスク、退院前死亡率、体重Zスコア、在院期間に影響は認められなかった (PMID:26628328)

<抗生物質による下痢・便秘>
・エリスロマイシンなどの抗生物質服用による下痢・便秘などの予防に経口摂取で有効性が示唆されている (94) (5) 。
メタ分析
・2011年までを対象に3つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験34報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は抗生物質による下痢のリスク低減と関連が認められた (PMID:22531096)
・2012年2月までを対象に12個のデータベースで検索できた無作為化比較試験63報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は抗生物質による下痢のリスク低減と関連が認められたが、試験によるばらつきが大きく、さらなる検討が必要 (PMID:22570464)
・2012年6月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取はClostridium difficileによる下痢のリスク低減と関連が認められた (PMID:23362517)
・2010年までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験7報について検討したメタ分析において、抗生物質を服用している成人によるL.casei+L.acidophillsの摂取 (3報) は、クロストリジウム感染のリスク低下と関連が認められたが、S.boulardiiの摂取 (4報) では関連が認められなかった (PMID:22863358)
・2012年12月までを対象に7つのデータベースで検索できた無作為化比較試験7報について検討したメタ分析において、Lactobacillusの摂取 (6報) はClostridium difficileによる下痢のリスク低減と関連が認められた (PMID:24229690)
RCT
・抗生物質投与を受けている65歳以上の高齢者2,941名 (試験群1,470名、平均77.2歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacilli 2種+Bifidobacterium 2種の混合物を生菌数6×10 (10)/日、21日間摂取させたところ、摂取終了後8週間以内の抗生物質による下痢や、12週間以内のClostridium difficileによる下痢の発症率に影響は認められなかった (PMID:23932219)

<過敏性腸症候群>
メタ分析
・2010年12月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、機能性胃腸障害による腹痛の子ども (5〜17歳) のL. rhamnosus GG摂取は、過敏性腸症候群の子どもおいて症状の軽減と関連が認められた (PMID:21507030)
・2012年1月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験10報について検討したメタ分析において、過敏性腸症候群の患者によるB.breveの摂取 (3報) は、痛み、膨張感、鼓腸、B.longum (4報) またはL.acidophilusの摂取 (6報) は痛み、B.infants+L.casei+L.plantarumの摂取 (2報) は膨張感と鼓腸、B.longum+L.acidophilus+L.bulgaricus - S.salivarius ssp. thermophilesの摂取 (3報) は鼓腸を軽減したが、他のプロバイオティクスでは影響が認められなかった (PMID:23548007)
RCT
・過敏性腸症候群の患者40名 (18〜70歳、試験群20名、韓国) を対象とした無作為化比較試験において、L.acidophilus-SDC2012,2013を2×10 (9) cfu/mL、4週間摂取させたところ、腹痛や不快の自覚症状が改善した (PMID:18274900)
・過敏性腸症候群の患者100名 (試験群48名、平均47±14歳、フランス) を対象とした二重盲検並行群間無作為化プラセボ比較試験において、混合プロバイオティクス (B.longum 29%、Lb.acidophilus 29%、L.lactis 29%、S.thermophilus 13% 含有) を1×10 (10) cfu/日、4週間摂取させたところ、症状の改善効果は認められなかったが、腹痛の減少、便秘の患者において排便回数の増加が認められた週があった (PMID:18387426)
・過敏性腸症候群の患者74名 (試験群37名、平均42±15歳、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス菌3種 (Lactobacillus paracasei, ssp. paracasei F19、Lactobacillus acidophilus La5 、Bifidobacterium lactis Bb12) を5×10 (7) cfu/mL含む発酵乳400 mL/日を8週間摂取させたところ、症状に与える影響は、これらの菌を含まない発酵乳と同等であった (PMID:19863495)
・過敏性腸症候群の患者52名 (試験群27名、平均53.9歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス 菌3種 (Lactobacillus paracasei, ssp. paracasei F19、Lactobacillus acidophilus La5 、Bifidobacterium lactis Bb12) を5×10 (7) cfu/mL含む発酵乳500 mL/日を8週間摂取させ、16週目まで観察したところ、症状に与える影響は、酸性化乳と差がなかった (PMID:21443416)
・過敏性腸症候群の患者179名 (試験群88名、平均44.66±11.98歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Bifidobacterium lactis (1.25×10 (10) cfu) とS.thermophilus+L.bulgaricus (1.2×10 (9) cfu) を含む乳製品 (125 g) を2回/日で12週間摂取させたところ、症状の評価に改善は認められなかった (PMID:23496803)
・過敏性腸症候群の患者50名 (試験群25名、平均37.9±12.4歳、韓国) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、混合プロバイオティクス (L. acidophilus、L. plantarum、L. rhamnosus、B. breve、B. lactis、B. longum、S. thermophilus 含有) を1×10 (10) cells/日、8週間摂取させたところ、治療満足度、便の性状の向上が認められたが、症状の評価やQOLに影響は認められなかった (PMID:22157240)
・過敏性腸症候群の患者131名 (試験群67名、平均31.63±10.05歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、混合プロバイオティクス (L. paracasei ssp paracasei F19、La5 、Bb12 含有) を1.3×10 (10) cfu×4個/日、6ヶ月間摂取させたところ、症状の評価やQOLに影響は認められなかった (PMID:23957590)
・過敏性腸症候群の患者35名 (試験群21名、平均40.0±2.2歳、オランダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較において、混合プロバイオティクス (B. lactis、L. casei、L. salivarius、L. lactis、L. actobacillus、L. rhamnosus含有) を10 (9)×5 cfu/日、6週間摂取させたところ、症状や痛みに影響は認められなかった (PMID:24588932)
<その他消化系>
メタ分析
・2012年12月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験11報について検討したメタ分析において、プロバイオティクスの摂取は腸内通過時間の短縮と関連が認められ、菌種別の解析において、この効果はB. lactis HN019 (1報) 、B. lactis DN-173 010 (3報) でのみ認められた (PMID:23922468)
・2015年8月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験7報について検討したシステマティックレビューにおいて、健康な成人によるプロバイオティクスの摂取は、糞便中の細菌叢について1報でのみβ多様性 (個体間の種多様性) に変化が認められたが、菌種の豊富さ、均等度、α多様性 (個体内の種多様性) に影響は認められなかった (PMID:27159972)
RCT
・結腸切除を受ける患者72名 (試験群36名、平均74歳、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、手術8日前から5日後までの間、L. plantarum 299vを10 (11) cfu/日摂取させたところ、合併症や細菌転移の発生率に影響は認められなかった (PMID:22434095)
・健康な成人52名 (平均24±4歳、中国) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、L. paracasei subsp. paracasei LC01を10 (10) cfu/日、4週間摂取させたところ、糞便中の Lactobacillus、Bifidobacterium、Roseburia intestinalisの菌数、酢酸、酪酸の増加、Escherichia coliの菌数、アンモニアの減少が認められた (PMID:24385355)

<肝臓>
メタ分析
・2013年までを対象に6つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化比較試験4報について検討したメタ分析において、非アルコール性脂肪性肝炎 (NASH) または非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) 患者におけるプロバイオティクスの摂取は、血清ALT (4報) 、AST (3報) 、総コレステロール値 (3報) 、TNF-α (3報) 、HOMA-IR (2報) の低下と関連が認められたが、BMI (4報) 、LDLコレステロール値 (3報) 、血糖値 (3報) に影響を与えず、HDLコレステロール値 (3報) の低下が認められた (PMID: 24187469)
RCT
・代償性肝硬変患者36名 (試験群18名、平均63.2±10.5歳、イスラエル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、フリーズドライのプロバイオティクスカプセル (Lactobacillus acidophilus、Lactobacillus bulgaricus、Bifidobacterium lactis、Streptococcus thermophilesを各2×10 (10) cfu/日含有) を6ヶ月間摂取させたところ、肝機能検査値 (血漿中アルブミン、AST、ALT、総ビリルビンなど) に影響は認められなかった (PMID:20452184)
・非アルコール性脂肪性肝疾患 (NAFLD) 患者52名 (試験群26名、平均46.35±8.8歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、食事・運動指導とともにシンバイオティクスカプセル (プロバイオティクス (L. casei 、L. rhamnosus、S. thermophiles、B. breve、L. acidophilus、B. longum、L. bulgaricus合計2×10 (8) cfu) +フラクトオリゴ糖含有) ×2回/日を28週間摂取させたところ、肝酵素濃度 (ALT、AST、γ-GTP)、糖代謝指標 (空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR) 、肝線維化スコア、炎症マーカー (高感度CRP、TNF-α) の低下が認められたが、BMI、ウエスト/ヒップ比、ALP濃度、総ビリルビン値に影響は認められなかった (PMID:24401715)

糖尿病・
内分泌

メタ分析
・2015年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験11報について検討したメタ分析において、況薪尿病患者または糖尿病リスク因子保有者によるプロバイオティクスの摂取は、空腹時血糖値 (11報) 、HbA1c (6報) の低下と関連が認められたが、インスリン (8報) 、HOMA-IR (5報) との関連は認められず、いずれも試験によるバラツキが大きかった (PMID:26899960)
RCT
・II型糖尿病患者60名 (試験群30名、平均50.87±7.68歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、プロバイオティクスヨーグルト300 g/日 (L.acidophilus La5、B.lactis Bb12含有) を6週間摂取させたところ、空腹時血糖値、HbA1cの低下、血中抗酸化能マーカー (SOD、GPx、TAS) の増加が認められた (PMID:22129852)
・成人の糖尿病患者54名 (試験群27名、平均50.51±9.82歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、7種の菌から成るプロバイオティクス製品 (Lactobacillus acidophilus 2 × 10(9) CFU、L. casei 7 × 10(9) CFU、L. rhamnosus 1.5 × 10(9) CFU、L. bulgaricus 2 × 10(8) CFU、Bifidobacterium breve 2 × 10(10) CFU、B. longum 7 × 10(9) CFU、Streptococcus thermophilus 1.5 × 10(9) CFU、フラクトオリゴ糖 100 mg 含有) を8週間摂取させたところ、空腹時血糖値、HOMA-IRの上昇抑制、高感度C反応性蛋白質濃度の低下、グルタチオン濃度の増加が認められたが、HbA1c、インスリン濃度に影響は認められなかった (PMID:23899653)
・II型糖尿病患者78名 (イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シンバイオティクス(Lactobacillus sporogenes 1×10(8) cfu + イヌリン 0.07 g/g含有) (試験群26名、平均52.3±10.8歳) またはプロバイオティクス(Lactobacillus sporogenes 1×10(8) cfu/g含有) (試験群26名、平均52.3±8.2歳) 配合パンを40 g×3回/日、8週間摂取させたところ、シンバイオティクス群、プロバイオティクス群ともにトリグリセリド値、VLDLコレステロール値、総コレステロール/HDLコレステロール比の低下およびHDLコレステロール値の上昇が認められたが、総コレステロール値、LDLコレステロール値、非HDLコレステロール値、空腹時血糖値に影響は認められなかった (PMID:24706266)
・メタボリックシンドロームの男女38名 (試験群19名、平均47.52±9.1歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シンバイオティクスカプセル (プロバイオティクス (Lactobacillus casei、Lactobacillus rhamnosus、Streptococcus thermophilus、Bifidobacterium breve、Lactobacillus acidophilus、Bifidobacterium longum、Lactobacillus bulgaricus) 2×10(8) cfu/個+フラクトオリゴ糖250 mg/個含有) ×2回/日を28週間摂取させたところ空腹時血糖値、インスリン濃度、トリグリセリド値、総コレステロール値の低下、HDLコレステロール値の上昇、インスリン抵抗性指標 (HOMA-IR、量的インスリン感受性検査指数 (QUICKI) ) の改善が認められたが、BMI、ウエスト径、LDLコレステロール値に影響は認められなかった (PMID:24848793)
・多嚢胞性卵巣症候群の女性65名 (試験群32名、平均26.5±0.1歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクスカプセル (L. casei 7×10(9) cfu/g+L.acidophilus 2×10(9) cfu/g+L. rhamnosus 1.5×10(9) cfu/g+L.bulgaricus 2×10(8) cfu/g+B. breve 2×10(10) cfu/g+B. longum 7×10(9) cfu/g+S. thermophiles 1.5×10(9) cfu/g含有) を500 mg/日、8週間摂取させたところ、インスリン濃度、空腹時血糖値、HOMA-IR、QUICKI、CRPに影響は認められなかった (PMID:25949777)
・肥満の妊婦138名 (試験群63名、平均31.4±50歳、アイルランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクスカプセル (L. salivarius 10 (9) cfu/日含有) を妊娠24週〜28週の間摂取させたところ、空腹時血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、C-ペプチド、総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド、CRP値、および、子どもの出生時の体格に影響は認められなかった (PMID:24646819)

生殖・泌尿器

RCT
・膀胱尿管逆流症の小児120名 (13〜36ヶ月齢、試験群60名、韓国) を対象とした無作為化比較試験において、抗生物質による1年間の治療後、Lactobacillus acidophilus 10 (8) CFU/gを2 g/日、1年間摂取させたところ、尿路感染症の再発頻度や再発の際の原因菌、腎臓の瘢痕の新生などに抗生物質投与群と差がなかった (PMID:17530295)
・腎臓小児科を受診している女児84名 (平均7.5歳、試験群:クランベリー摂取群28名、乳酸菌摂取群27名、イタリア) を対象とした無作為化比較試験において、クランベリー濃縮ジュース50 mL (クランベリー7.5 gを濃縮) を毎日またはLactobacillus GG飲料100 mL (4×10(7) cfu含有) を月に5日、6ヶ月間摂取させたところ、クランベリー摂取群では尿路感染症の再発が減少したが、Lactobacillus GG摂取群では影響が認められなかった (PMID:19921981)

脳・神経・
感覚器

メタ分析
・2010年6月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験9報について検討したメタ分析において、プレバイオティクス、プロバイオティクス、シンバイオティクスの摂取は、軽度の肝性脳症の改善と関連が認められた (PMID:21251030)
・2014年2月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、肝硬変患者によるプロバイオティクスの摂取は、肝性脳症悪化の抑制 (4報) と関連が認められたが、血清アンモニア濃度 (5報) 、便秘の発症率 (3報) 、死亡率 (4報) に影響は与えなかった (PMID:25100119)
RCT
・肝硬変による軽微な肝性脳症の患者43名 (試験群21名、平均50.6±5.8歳、インド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス粉末1 g (L.acidophilus、L.rhamnosus、B.longum、Saccharomyces boulardiを1.25×10 (9) spores含有) を1日3回、4週間摂取させたところ、肝性脳症の症状 (Number Connection Test、動脈血中アンモニア、脳波) に影響は認められなかった (PMID:21922877)

免疫・がん・
炎症

<アレルギー>
一般情報
・乳幼児のアトピー性湿疹に経口摂取で有効性が示唆されている (94) 。ビフィズス菌経口摂取により、アトピー湿疹の症状を緩和し、血清中のCD4および尿中のエオシン好性 (eosinophilic) プロテインXを含む、アレルギー反応のマーカーを減少させる (94) 。
・乳幼児のアトピー性湿疹発症に対し、Bifidobacterium lactis Bb-12またはLactobacillus strain GG (ATCC 53103) の投与によって、症状や発症の低減化がみられた (PMID:11069570) (PMID:9042042) (PMID:11297958)
・小児へのB. breve YIT4064投与や、Bifidobacteria添加調製粉乳、またはL. acidophilus La1 と Bifidobacteria含有発酵乳の投与は、糞便中の総IgA量、ロタウィルス、ポリオウイルス、Salmonella typhi Ty21a特異的IgA抗体を増加させた (PMID:10356887) (PMID:9706796) (PMID:7874079)
メタ分析
・2009年6月までを対象に2つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験7報について検討したメタ分析において、妊婦による乳酸菌1種 (Lactobacilli) の摂取は、子どもの2〜7歳時のアトピー性湿疹発症リスク低下と関連が認められたが、数種の菌の混合プロバイオティクス摂取では関連は認められなかった (PMID:21787448)
・2011年10月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験18報について検討したメタ分析において、妊娠中または乳児期のプロバイオティクス摂取は、子どもの7歳時までのアトピー性皮膚炎とIgE関連アトピー性皮膚炎の発症リスクのわずかな低下と関連が認められた (PMID:22441545)
・2006年12月までを対象に、7種のデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したシステマティックレビューにおいて、プロバイオティクスの摂取は小児の湿疹の改善に影響はみられず、副作用 (症状の悪化) に寄与する可能性が認められた (PMID:18843705)
・2013年8月までを対象に4つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、妊娠中の母親または生後1年以内の乳児によるプロバイオティクス摂取は、子どもの喘息 (9報) 、喘鳴 (9報) 、下気道感染症 (6報) リスクに影響は与えなかった (PMID:24304677)
・2013年9月までを対象に1つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験10報について検討したメタ分析において、妊娠中の母親または出生後の乳児によるプロバイオティクス摂取は、食物アレルギーリスクに影響を与えなかった (PMID:25264881)
・2013年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験18報について検討したメタ分析において、妊娠・授乳中の母親または2歳未満の乳幼児におけるプロバイオティクス (14報) およびシンバイオティクス (1報) の摂取は、湿疹の発症リスク低下と関連が認められたが、プレバイオティクス (3報) では影響は認められなかった (PMID:23908398)
・2013年3月までを対象に5つのデータベースで検索できた二重盲検無作為化プラセボ比較試験25報について検討したメタ分析において、胎児または乳児期のプレバイオティクスの投与は、IgE濃度の低下 (9報) と関連が認められたが、アトピー感作 (15報) 、喘息 (11報) リスクに影響は与えなかった (PMID:23958764)
・2014年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験29報について検討したメタ分析において、妊娠中、授乳中、乳児期のいずれかまたは各期間通してのプロバイオティクス摂取は、子どもの湿疹、アトピー性皮膚炎のリスク低下と関連が認められたが、いずれも試験の質が低く、その他のアレルギー (喘息、食物アレルギー、アレルギー性鼻炎、いずれかのアレルギー) とは関連が認められなかった (PMID:26044853)
RCT
・アレルギーの家族歴がある乳児253名 (試験群127名、シンガポール) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、生後6ヶ月まで、プロバイオティクスミルク (B.longum 1×10(7) cfu/g、L.rhamnosus 2×10(7) cfu/g含有) を少なくとも60 mL/日摂取させたところ、12ヶ月齢までの湿疹、アトピー性皮膚炎の発症や、アレルギー感作 (プリックテスト) 、血清IgE値に影響は認められなかった (PMID:19134020)
・乳児153名 (試験群77名、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. acidophilus 3×10 (9) cfu/日を生後6ヶ月間摂取させたところ、2.5歳時における皮膚炎およびその他のアレルギー発症リスクの低下に効果は認められなかった (PMID:18925885)
・喘鳴の経験とアトピーの家族歴のある乳幼児131名 (試験群65名、平均16.7ヶ月齢、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、LGGを10(10) cfu ×2回/日、6ヶ月間摂取させたところ、摂取終了直後、および終了6ヶ月後において、空気中アレルゲンへの感作がわずかに低下したが、喘鳴やアトピー性皮膚炎の発症リスクに影響は与えなかった (PMID:20604800)
・妊婦415名 (試験群211名、ノルウェー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、妊娠36週から出産後3ヶ月の母乳栄養期間中、プロバイオティクスミルク250 mL/日 (L. rhamnosus GG 5×10(10) cfu、B. animalis subsp. Lactis Bb-12 5×10(10) cfu、 L. acidophilus La-5 5×9(10) cfu含有) を摂取させ、子どもが2歳時に評価したところ、アトピー性皮膚炎の累積罹患率は低下したが、喘息やアトピー感作 (プリックテスト) に影響は認められなかった (PMID:20545688)
・アレルギーリスクの高い妊娠36週齢の妊婦891名 (試験群445名、30.8±4.8歳) とその子どもを対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、LGG 5×10(9) cfu、Lactobacillus rhamnosus 5×10(9) cfu、Bifidobacteriumu brebe 2×10(8) cfu、Propionibacterium freudenreichii 2×10(9) cfu 含有のカプセルを、母親には2回/日を出産まで、子どもには0.8 gのガラクトオリゴ糖を加えて1回/日を6ヶ月齢まで摂取させたところ、子どもにおける5歳時でのアレルギー性疾患 (湿疹、アトピー性湿疹、鼻炎、喘息) の発症リスクに影響は認められなかった (PMID:19135235)
・新生児がアレルギーを発症するリスクの高い妊婦250名 (試験群125名、平均34歳、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、LGG1.8×10(10) cfu/日を妊娠36週から出産まで摂取させたところ、子どもの1歳までの湿疹やアレルギーの発症リスクに影響は認められず (PMID:21121927) 、また、このうちの98名 (試験群50名) を対象とした2次解析において、子どもの生後1週間での腸内細菌叢の多様性に影響は認められなかった (PMID:22136660)
・アトピー性疾患のある妊婦191名 (試験群95名、平均31歳、台湾) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、LGGを10(10) cfu/日、妊娠24週から出産後6ヶ月まで摂取させたところ、出産時の母体のアレルギー症状評価に改善が認められたが、子どもの36ヶ月齢時までのアレルギー感作や発症リスクに影響は認められなかった (PMID:22925325)
・妊婦および新生児378組 (試験群187組、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、母親に妊娠36週から出産まで、その乳児に出生後6ヶ月まで、プロバイオティクス (L. salivarius CUL61、L. paracasei CUL08、B. animalis subspecies lactis CUL34、B. bifidum CUL20、併せて10(10) 生菌数/日含有) を摂取させたところ、子どもが2歳時でのアトピー性皮膚炎の減少が認められたが、全体の皮膚炎のリスクに影響は認められなかった (PMID:24947281)
・スギ花粉症患者40名 (試験群21名、平均36.9±1.7歳、日本) を対象とした二重盲検プラセボ比較試験において、Lactobacillus GG ( >1.4×10(8)cfu/mL)とL. gasseri TMC0356 ( >1.0×10(8) cfu/mL) 入りの発酵乳を110 g/日、10週間摂取させたところ、自覚症状の5段階評価 (日本アレルギー学会による) で、くしゃみ、鼻水、かゆみには効果が認められなかったが、鼻づまりは軽減した (PMID:18977549)
・アトピー性皮膚炎の小児40名 (1〜13歳、試験群20名、トルコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス2×10(9) cfu/日 (B.bifidum、L.acidophilus、L.casei、L.salivarius含有) を8週間摂取させたところ、症状の重症度 (SCORAD)、血清IL-5、IL-6、INF-γ、総IgE濃度の低下が認められたが、IL-2、IL-4、IL-10、ECD、TNF-α濃度に影響は認められなかった (PMID:22577270)
・乳児179名 (試験群90名、スウェーデン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus paracasei ssp paracasei F19を10(8) cfu/日、4〜13ヶ月齢の間摂取させたところ、8〜9歳時 (121名、試験群59名) におけるアレルギー疾患リスク、IgE関連アレルギー疾患リスク、呼気中NO濃度、肺機能に影響は認められなかった (PMID:23895631)
・アトピーとアレルギー性鼻炎のある子ども199名 (試験群99名、平均8.0±1.9歳、台湾) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus salivarius 2×10(9) cfu/日を12週間摂取させたところ、アレルギー性鼻炎の症状評価3項目中2項目で改善が認められ、薬の必要量が減少した (PMID:22728633)
・季節性アレルギー鼻炎患者55名 (試験群28名、平均42.2±18.4歳、イギリス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus casei Shirota10(9) cfu/ml含有乳飲料を65 ml/日、16週間摂取させたところ、CD86+細胞数、CD86+CD252+細胞数が高値を示したが、鼻症状総スコア、最大鼻吸息流速、免疫グロブリン値 (IgG、IgG4、IgE) に影響は認められなかった (PMID:24260122)
・花粉症患者425名 (試験群215名、平均38.05±12.25歳、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験においてLactobacillus paracasei (LP-33) ≧2.0×10(9) cfu/日を、ロラタジン (抗アレルギー薬) 10 mg/日とともに5週間、続いて単独で2週間摂取させたところ、鼻結膜炎QOL (RQLQ) の改善が認められたが、アレルギー症状スコア (RTSS-5) 、ロラタジン使用中止から症状悪化までの期間、症状の評価 (VAS) に影響は認められなかった (PMID:24569538)

<免疫>
一般情報
・B. bifidum strain Bb12, L. acidophilus strain La1、B. lactis含有食品を健常人に投与すると、血中の白血球貪食能、IFN-α、単核球が増加した (PMID:7782506)(PMID:9250141) (PMID:10713750)
・B. lactis HN019添加調製粉乳を与えた結果、末梢血細胞中の貪食活性やNK活性が高まった (PMID:11722966) (PMID:11114680)
・急性ロタウィルス性下痢症患者へのL. GG投与により、下痢の改善、抗ロタウィルスIgAの産生が亢進し、また、生後2〜5ヶ月の乳児へのロタウィルスワクチン経口投与をL. casei strain GG と共に行うと、経口ワクチンに対する免疫応答が増強する可能性がみられた (PMID:1324462) (PMID:7631519) (PMID:7717739)
・先天性HIV感染の小児にL. plantarum 299vを経口的に与えると、特異的な全身性免疫応答を引き起こした (PMID:10634225)
・健康人にL. brevis subsp. coagulansを摂取させたところ、2、4週目に摂取量依存的にIFN-α産生が増加した (PMID:8829098)
・L. rhamnosus摂食により、血清IL-10濃度が上昇した (PMID:11122221)
・L. rhamnosus HN001株を10の9乗 cfu/g含む低脂肪乳および乳糖分解低脂肪乳の3週間摂取により、末梢血多核白血球画分の貪食活性が上昇した (PMID:11349938)
メタ分析
・2012年9月までを対象に、5つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験4報について検討したシステマティックレビューにおいて、小児のLactobacillus rhamnosus GGの摂取は、急性中耳炎 (4報) 、上気道感染症 (1報) のリスクの低減、抗生物質による治療回数の減少(4報) が認められたが、呼吸器感染症全体 (4報) および下気道感染症 (1報) のリスクに影響はなかった (PMID:23665598)
・2013年4月までを対象に、4つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験5報について検討したメタ分析において、人工呼吸器使用患者によるプロバイオティクスまたはシンバイオティクスの摂取は、人工呼吸器関連肺炎 (VAP) 発症リスク (5報) 、在院死亡率 (4報) 、ICU死亡率 (3報) 、ICU在室期間 (3報) に影響は認められなかった (PMID:24367620)
RCT
・NK細胞機能の低い成人男性68名 (試験群34名、平均32±11歳、ドイツ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス飲料65 mL×3回/日 (L.casei Shirota 1.95×10(10) cfu/日含有) を4週間摂取させたところ、NK細胞数、NK細胞活性、白血球貪食能などに影響は認められなかった (PMID:21430250)
・軽度な成人喘息患者 (アメリカ) に、L. acidophilus生菌ヨーグルトとL. acidophilus不含ヨーグルトを投与するクロスオーバー二重盲検試験を行った結果、L. acidophilus生菌入りヨーグルトを食べた患者のリンパ球のIFN-γの上昇が見られた (PMID:9305229)
・高齢者施設に入居している健康な高齢者737名 (試験群375名、平均83.95歳、ベルギー) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、発酵乳65 mL (L.casei Shirota 6.5×10(9) 以上含有) を2回/日、176日間摂取させ、21日目にインフルエンザ予防接種を受けさせたところ、呼吸器症状や気道感染の発症率、予防接種免疫応答に影響は認められなかった (PMID:22440853)
・8〜13歳の健康な子ども80名 (試験群40名、平均12±0.6歳、タイ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、冬季にL. acidophilus + B. bifidum (各10(9) 以上含有) を2回/日、3ヶ月間摂取させたところ、発熱、咳、鼻水、風邪による欠席のリスク低下が認められたが、嘔吐、下痢のリスク、および、抗生物質の利用頻度には影響は認められなかった (PMID:22507276)
・急性中耳炎リスクの高い乳幼児224名 (試験群112名、平均10.8±1.8ヶ月齢、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス (S. thermophiles 1×10(7) cfu/g、S. salivarius 2.5×10(7) cfu/g、L. rhamnosus 1×10(7) cfu/g含有) とプレバイオティクス (Raftilose、Raftiline含有) を300〜360 mL/日、12ヶ月間摂取させたところ、急性中耳炎、下気道感染症のリスクや抗生物質による治療の必要性に影響は認められなかった (PMID:23429555)
・保育所に通所している幼児194名 (試験群97名、平均3.7±1.3歳、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus rhamnosus GGを平均10(8) cfu/日、28週間摂取させたところ、呼吸器症状の日数の減少が認められたが、鼻咽頭に存在するウイルス数およびウイルス性呼吸器感染症の発症数に影響は認められなかった (PMID:23794458)

<ピロリ菌>
メタ分析
・2012年1月までを対象に4つのデータベースで検索できた並行群間試験10報について検討したメタ分析において、成人によるピロリ菌除去治療中のLactobacillusおよびBifidobacterium含有プロバイオティクスの摂取は、除菌率 (10報) の増加と副作用 (6報) の軽減と関連が認められた (PMID:23090045)
・2013年7月までを対象に2つのデータベースで検索できた無作為化プラセボ比較試験7報について検討したメタ分析において、ピロリ菌除去治療中の子ども (1〜18歳) によるプロバイオティクスの摂取 (4週間以上) は、除菌率 (7報) の増加との関連が認められ、試験によるバラツキが大きいが副作用 (5報) の軽減との関連も認められた (PMID:24323343)
・2014年5月までを対象に、2つのデータベースで検索できた無作為化比較試験33報について検討したメタ分析において、抗生物質によるピロリ菌除去治療患者におけるプロバイオティクスの摂取は、除菌率の増加 (33報) 、副作用の軽減 (20報) と関連が認められた (PMID:25365320)
・2013年12月までを対象に3つのデータベースで検索できた臨床試験143報について検討したメタ分析において、ピロリ菌除去の標準の治療に加えてプロバイオティクスを摂取した場合、治療期間7日間 (11報)、10または14日間 (1報) において、標準の治療単独よりも良好な治療効果が得られ、7日間治療においては副作用の減少 (9報) も認められた (PMID:26290044)
RCT
・ピロリ菌 (H.pylori) を除去した患者47名 (平均55.6歳、試験群23名) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus rhamnosus 6×10(8) cfu/mL、Bifidobacteriumu breve 7×10(6) cfu/mL、Propionibacterium freudenreichii 7×10 (8) cfu/mL 含有の飲料を、除菌中は130 mL/日、除菌後3週間は65 mL/日摂取させたところ、治療中の不快症状や4ヶ月後のH.pyloriの成長に影響は認められなかった (PMID:15882248)
・ピロリ菌に感染している小児83名 (試験群44名、平均12.3±2.7歳、ポーランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ピロリ菌除去の標準の治療法 (7日間) にLactobacillus GG 10(9) cfu/日の摂取を加えたところ、除菌率に影響は認められなかった (PMID:19330931)
・ピロリ菌に感染している成人76名 (試験群38名、平均38.3±10.7歳、トルコ) を対象とした無作為化比較試験において、ピロリ菌除去の標準の治療法 (14日間) にプロバイオティクスヨーグルト125 mL/日 (Bifidobacterium DN-173 010、10(10) cfu/g含有) の摂取を加えたところ、除菌率に影響は認められなかったが、副作用症状 (口内炎、便秘) が軽減した (PMID:20931422)
・ピロリ菌による消化性潰瘍または機能的消化不良の患者107名 (試験群55名、平均50.4歳、ブラジル) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、ピロリ菌除去の標準の治療法 (7日間) に加え、Lactobacillus acidophilus 1.25×10(9) cfu/日、Lactobacillus rhamnosus 1.25×10(9) cfu/日、Bifidobacterium bifidum 1.25×10(9) cfu/日、Streptococcus faecium 1.25×10(9) cfu/日を除菌中7日間および除菌後23日間摂取させたところ、除菌率や副作用のリスクに影響は認められなかった (PMID:23530767)
その他
・L. acidophilus (johnsonii) La1上清は、上皮細胞へのH. pylori接着の有無に関わらず、H. pyloriの成長を阻害した。20名の被験者 (平均33.1歳、スイス) において、処置終了時に呼気検査値の顕著な減少が認められた (PMID:10343133)

<がん>
メタ分析
・2012年2月までを対象に6つのデータベースで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、大腸がん切除患者の周術期におけるプロバイオティクス、シンバイオティクスの摂取は、全術後感染症 (4報) 、術後肺炎 (3報) 、下痢 (2報) 、腸閉塞症状 (2報) の発症リスクを低下させたが、敗血症 (2報) 、切開部 (4報) ・会陰部 (2報) ・腹腔内 (2報) 感染症、縫合不全 (2報) 、腸間膜リンパ節への細菌移行 (2報) のリスク、入院期間 (2報) および初回排便日 (2報) に影響は認められなかった (PMID:23182673)

<その他>
一般情報
・乳幼児のアトピー性湿疹以外の疾患、症状に対する有効性については、信頼できるデータが十分でない。しかし、放射線治療を受けた患者の生存率をやや改善するのに寄与したという予備的な結果もある。すなわち抗生物質の予防的投与との併用で、放射線療法後の敗血症を予防し、消化管の日和見感染菌の感染増殖を抑えるのを助けた、というものである (94) 。
RCT
・リウマチ性関節炎患者29名 (試験群15名、平均63.8±7.5歳、カナダ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクスカプセル (L. rhamnosus GR-1、L. reuteri RC-14 各2×10(9) cfu/日含有) を3ヶ月間摂取させたところ、症状の改善度評価 (ACR20) に影響は認められなかった (PMID:21629190)

骨・筋肉

調べた文献の中で見当らない。

発育・成長

メタ分析
・2010年までを対象に13個のデータベースで検索できた無作為化比較試験25報について検討したメタ分析において、健康な満期出生児によるプレバイオティクス (12報) の摂取は男女とも体重増加 (8報) のみ関連が認められたが、身長や頭囲の増加に関連は認められず、シンバイオティクス (3報) 、プロバイオティクス (10報) の摂取は、いずれも関連が認められなかった (PMID:23035863)
・2011年3月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験20報について検討したメタ分析において、極低出生体重児によるプロバイオティクスの摂取は壊死性全腸炎 (20報) や全死亡 (13報) リスク低減と関連が認められたが、敗血症リスク (14報) との関連は認められなかった (PMID:22244424)
・2012年6月までを対象に3つのデータベースで検索できた無作為化比較試験3報について検討したメタ分析において、3ヶ月齢以下の乳児によるプロバイオティクス (L. reuteri) の摂取は、疝痛と関係した激しく泣く時間の減少と関連が認められたが、試験のバラツキが大きかった (PMID:24100440)
RCT
・未熟児94名 (試験群62名、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、プレバイオティクス (31名、ガラクトオリゴ糖:ポリデキストロース=1:1,600 mg/日を1ヶ月間、その後1,200 mg/日を1ヶ月間) またはプロバイオティクス (31名、Lactobacillus rhamnosus GG、10(9) cfu/日を1ヶ月間、その後10 (9) cfu×2回/日を1ヶ月間) を摂取させたところ、ひどく泣き叫ぶ子の割合が少なかった (PMID:23915796)
・生後13週未満の夜泣きをする乳児167名 (試験群85名、平均7.5±2.9週齢、オーストラリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus reuteri DSM 179381×10(8) cfu/日を1ヶ月間摂取させたところ、泣いたりむずかったりする回数、腸内細菌叢の状態 (菌の多様性、大腸菌定着度) 、糞便中のカルプロテクチン (炎症性腸疾患マーカー) 濃度、産後うつ病評価指標 (エディンバラ産後うつ病自己評価) 、乳児および家族のQOL指標 (PedsQLスコア、AQoLスコア) の結果に影響は認められず、プロバイオティクス摂取群で1日にむずかる時間の増加、睡眠時間の減少が認められた (PMID:24690625)
・1週齢未満の正期産新生児468名 (試験群238名、イタリア) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. reuteri DSM 17938を1×10(8) cfu/日、90日間摂取させたところ、激しく泣く時間、吐き戻し回数の減少、排便回数の増加が認められた (PMID:24424513)
・2回目の出産をした授乳婦75名 (試験群37名、平均27.1±4.8歳、イラン) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シンバイオティクス (プロバイオティクス (Lactobacillus casei PXN 37、Lactobacillus rhamnosus PXN 54、Streptococcus thermophilus PXN 66、Bifidobacterium breve PXN 25、Lactobacillus acidophilus PXN 35、Bifidobacterium longum PXN 30、Lactobacillus bulgaricus PXN 39) 2.0×10(8) /日+フラクトオリゴ糖394 mg/日含有) を30日間摂取させたところ、授乳婦の体重、BMI、エネルギー摂取量、および乳児のWAZ (年齢体重比) の低下抑制、哺乳時間の延長、乳児体重増加量の上昇が認められたが、乳児のHAZ (年齢身長比) に影響は認められなかった (PMID:23480276)
・早産児197名 (試験群145名、在胎期間中央値29.0週、フランス) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、生後一週間以内より、プロバイオティクス (Bifidobacterium lactis (50名) 、Bifidobacterium longum (48名) 、B. lactis+B. longum (47名) ) を10 (9) CFU/日、4週間 (在胎期間≧29週) または6週間 (在胎期間≦28週) 摂取させたところ、在胎期間41週目相当時における発育 (身長、体重、頭囲のZスコア) 、体脂肪率、骨量および壊死性腸炎、遅発型敗血症の発症リスクに影響は認められなかった (PMID:26220763)

肥満

メタ分析
・2014年10月までを対象に39のデータベースおよびウェブサイトで検索できた無作為化比較試験6報について検討したメタ分析において、健常者によるヨーグルトの摂取は、体重 (3報) 、ウエスト径 (2報) 、体脂肪率 (2報) に影響を与えなかった (PMID:26443336)
RCT
・肥満の青少年50名 (試験群27名、平均12.9±1.0歳、デンマーク) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Lactobacillus salivarius LS-33を10(10) cfu/日、12週間摂取させたところ、体格 (体重、BMI、腹囲など) 、糖代謝マーカー (血糖値、インスリン濃度、HOMA-IR、C-ペプチド) 、血中脂質濃度 (総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、トリグリセリド、遊離脂肪酸) 、炎症マーカー (C反応性蛋白、IL-6、TNF-α、糞便カルプロテクチン) に影響は認められなかった (PMID:22695039)
・肥満の未成年56名 (6〜18歳、試験群29名、平均10.75±2.49歳、イラン) を対象とした三重盲検無作為化プラセボ比較試験において、シンバイオティクスカプセル (Lactobacillus casei、Lactobacillus rhamnosus、Streptococcus thermophilus、Bifidobacterium breve、Lactobacillus acidophilus、Bifidobacterium longum、Lactobacillus bulgaricus 2.0×10 (8) CFU/日+フラクトオリゴ糖含有) を8週間摂取させたところ、BMIのZスコア、ウエスト径、血清総コレステロール値、LDLコレステロール値、トリグリセリド値の低下が認められたが、ウエスト/ヒップ比、血圧、HDLコレステロール値、空腹時血糖値に影響は認められなかった (PMID:23477506)
・肥満の閉経後女性58名 (デンマーク) を対象とした単盲検無作為化プラセボ比較試験において、L. paracasei F19を9.4×10(10) cfu/日 (19名、平均61.4±6.5歳) またはアマニ粘液を10 g (19名、平均60.6±6.4歳) 、6週間摂取させたところ、アマニ粘液摂取群でプラセボ群に比べて糖負荷試験でのインスリンおよびCペプチドの血糖値曲線下面積 (AUC) 減少、Matsuda index (インスリン感受性指標) の改善が認められたが、その他の糖代謝関連マーカー (血糖値、HOMA-IR) 、血清脂質 (総コレステロール、LDLコレステロール、HDLコレステロール、トリグリセリド) 、アンジオポエチン様タンパク質4 (脂質代謝関連マーカー) 、炎症マーカー (高感度CRP、TNF-α、IL-6、リポ多糖結合タンパク質) 、糞中有機酸に対する影響およびインスリン感受性に関連した腸内細菌叢の変化は認められず、L. paracasei F19摂取群ではいずれの効果も認められなかった (PMID:26134388)

その他

RCT
・1ヶ月齢の乳児96名 (試験群32名、フィンランド) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、Bifidobacterium lactis Bb12を10(10) cfu/日、平均14.9±6.7ヶ月間摂取させたところ、2歳時の口腔内ミュータンス菌レベルが低下したが、8ヶ月齢時および2歳時の口腔内 B.lactis Bb12レベルに影響は認められず (PMID:22327347) 、4歳時の虫歯発生リスクに影響は認められなかった (PMID:23571819)
・う歯のない小児52名 (8〜10歳、トルコ) を対象とした二重盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、プロバイオティクス (Bifidobacterium DN-173 010 (1×10(10) cfu/g) ) 含有フルーツヨーグルト110 g/日を2週間摂取させたところ、プラーク中のミュータンス菌数に影響は認められなかった (PMID:25571684)
・慢性歯周炎患者30名 (試験群15名、平均46.60±4.47歳、トルコ) を対象とした二重盲検無作為化プラセボ比較試験において、歯周炎治療とともにL. reuteri 1×10(8) cfu×2回/日を12週間摂取させたところ、歯周病リスク評価における高リスク者数、出血部位の割合、Porphyromonas gingivalis菌数の減少が認められたが、歯周ポケットの深さ、臨床的アタッチメントレベル、歯肉退縮、歯周検査時出血率、手術必要部位の割合、プラークのある部位の割合に影響は認められなかった (PMID:24164569)





試験管内・
動物他での
評価

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安全性

危険情報

<一般>
・適切に用いれば経口摂取で安全性が示唆されている。12ヶ月間までは安全と思われる (94) 。
・副作用はとくに知られていないが、小児においては下痢が起こることがある (94) 。
・医薬品としての副作用:承認時の臨床試験及び再評価により報告された症例637例中、副作用報告されたものは腹部膨満感の2例 (0.3%) であった。
・医薬品としての重大な副作用:製剤に使用されている牛乳成分がアナフィラキシー様症状 (頻度不明) を起こすことがあるので、観察を十分に行い、症状が現れた場合には中止し適切な処置を行う。
・医薬品としてのその他の副作用 消化器:腹部膨満感 (0.1〜5%未満) が現れることがある。
<小児>
・小児に対しても経口摂取で安全性が示唆されている。2歳以下、治療効果を優先する場合は新生児に対しても12ヶ月までであれば安全と思われる (94) 。
・生後4日以内の乳児284名を対象とした二重盲検無作為化比較試験において、B.Longum 1.29×10(8) cfu/100 mL、L.rhamnosus 6.45×10(8) cfu/100 mL、ガラクトオリゴ糖+短鎖フラクトオリゴ糖 (9:1) 0.4 g/100 mLを含む調製乳やB.Longum 2.58×10(8) cfu/100 mL、L.paracasei 2.58×10(8) cfu/100 mL、ガラクトオリゴ糖+短鎖フラクトオリゴ糖 (9:1) 0.4 g/100 mLを含む調製乳を4ヶ月齢まで摂取させたところ、体重や身長等成長に影響はなく、安全に利用できた (PMID:18469260)
・2006年12月までを対象に、7種のデータベースで検索できた無作為化比較試験12報について検討したシステマティックレビューにおいて、プロバイオティクスの摂取は小児の湿疹の改善に影響はみられず、副作用 (症状の悪化) に寄与する可能性が認められた (PMID:18843705)
<妊婦・授乳婦>
・妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため過剰な摂取はさける (94) 。
<その他>
・免疫不全の患者では、ビフィズス菌摂取による感染症になる可能性が否定できないが、非常にまれであると思われる。患者にはその旨、注意を与えること (94) 。
・本剤に過敏症の既往歴のある患者は注意を要する。
・牛乳に対してアレルギーのある患者は、牛乳成分を使用している場合にはアナフィラキシー様症状を起こすことがあるため、注意を要する。
<被害事例>
・HIV感染患者で肺移植を受けた56歳男性 (アメリカ) が、移植1日後からL. rhamnosus GGを含むプロバイオティクス治療を受けたところ、水溶性の下痢が続き、術後5週間頃に右肺にL. rhamnosus GG感染による蓄膿が見つかった (PMID:21040283)
・潰瘍性大腸炎で副腎皮質ステロイドおよびインフリキシマブ (抗炎症薬) を服用中の17歳男性 (アメリカ) が、L. rhamnosus GGを10×10(9) cell/カプセル/日を1週間摂取したところ、発熱、紅潮、悪寒などを呈し、摂取したプロバイオティクスによる菌血症と診断された (PMID:23426446)
・マントル細胞リンパ腫で造血幹細胞移植を受けた69歳男性 (アメリカ) がL. acidophilusによる敗血症を起こし、それまで食べていたプロバイオティクスヨーグルト6〜8カップ/日の摂取を中止したところ、改善した (PMID:22890287)
・24歳女性 (ポーランド) が、大動脈弁置換術の際の抗生物質による胃腸症状予防のため、3種のL.rhamnosusを1×10(10) cfu×2回/日または2×10(9) cfu×3回/日、術前の6週間投与されたところ、L.rhamnosusによる敗血症を起こした (PMID:21848974)
・極低出生体重の早産児3名 (スイス) が、壊死性腸炎予防のためにB.longum、L. acidophilusを含むプロバイオティクス製品を6〜14日間投与されたところ、B.longumによる菌血症を起こした (PMID:25402825)
・臍帯ヘルニアがあり帝王切開にて誕生した乳児 (在胎期間37週2日、出生時体重2,060 g、日本) が、出生4時間後に臍帯ヘルニアの手術を行い、術後2日目からB.breveを含むプロバイオティクス製品を12日間投与されたところ、投与8日目よりB.breveによる敗血症を起こし、投与中止により改善した (PMID:20303445)
・帝王切開にて誕生した超低体重出生児 (在胎期間27週5日、出生時体重600 g、ドイツ) が、出生9日目からB. infantis、L. acidophilusを含むプロバイオティクス製品を10日間投与されたところ、Bifidobacterium属による敗血症を起こし、投与中止により改善した (PMID:22058179)
・急性B細胞リンパ芽球性白血病で化学療法を受け、腹部不快感や便秘を訴えていた2歳男児 (スロベニア) が、腹部膨張、疝痛を伴う容体の悪化を生じ、Lactobacillus spp.とB. longumを含む食品の摂取(摂取量、期間不明) が関連したB.breveによる敗血症と診断された (PMID:26291071)
・前立腺がん、ヘルニア、僧帽弁閉鎖不全、高血圧、双極性障害の既往歴があり、プロバイオティクスを毎日摂取していた77歳男性 (フランス) が、鉄欠乏性貧血の検査のため大腸内視鏡検査を受けた後に寒気を生じ、症状は一度収まったが、1ヶ月後に再発したため受診、L. paracaseiによる感染性心内膜炎と診断された (PMID:23622954)

禁忌対象者

医薬品等との
相互作用

ヒト
・健康な女性21名 (平均24.3歳、スウェーデン) を対象とした単盲検クロスオーバー無作為化プラセボ比較試験において、鉄5 mg/日とともにLactobacillus plantarum 299vを1.3×10(9) CFU/日 (10名) 、2日間摂取させたところ、鉄吸収率の増加が認められたが、1.7×10(10) CFU/日 (11名) 、2日間の摂取では影響が認められなかった (PMID:26428277)
<理論的に考えられる相互作用>
・抗生物質との併用でビフィズス菌の活性が阻害されるおそれがあるので、併用する場合は少なくとも2時間以上の間隔をおくこと (101) 。

動物他での
毒性試験

調べた文献の中で見当らない。

AHPAクラス分類
及び勧告

・参考文献中に記載なし (22) 。

総合評価

安全性

・経口摂取で適切に用いれば小児に対しても安全性が示唆されている。副作用はとくに知られていないが、下痢、腹部膨満感がある。医薬品 (牛乳成分を含む) としての重大な副作用としてはアナフィラキシー様症状 (頻度不明) が報告されている。妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため過剰摂取は避ける。

有効性

(注:下記の内容は、文献検索した有効性情報を抜粋したものであり、その内容を新たに評価したり保証したりしたものではありません。)
・経口摂取で有効性が示唆されているのは、1) 他の乳酸菌またはビフィズス属 B12株との併用による下痢の発症および乳児へのロタウィルスの定着の抑制、2) 他の乳酸菌との併用で、壊死性全腸炎の発症の抑制、新生児における重篤な壊死性全腸炎による死亡率低減、3) アトピー湿疹症のを緩和、血清中のCD4および尿中のエオシン好性 (eosinophilic) プロテインXを含む、アレルギー反応マーカーの減少、4) エリスロマイシン服用中の患者において、用便の回数、腹部不快感、腸内の嫌気性菌数の低下、5) 5-アミノサリチル酸耐性 (不寛容) 患者において、他の乳酸菌と併用摂取することで病原細菌の増殖と、潰瘍性大腸炎の再発の抑制、6) 他の乳酸菌との併用で慢性回腸嚢炎の悪化の防止である。
・おなかの調子に対する作用は、特定保健用食品の審査で認められている。

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