米国FDAは個人や企業に対し、虚偽の「がん治療」製品の販売を停止するよう警告(080620)

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米国FDAは個人や企業に対し、虚偽の「がん治療」製品の販売を停止するよう警告(080620)


2008年6月17日、米国FDAは個人や企業に対し、虚偽の「がん治療」製品の販売を停止するよう警告しています。詳細はFDAのウェブサイト(英語)を参照してください。

FDAは、がんの予防や治療に有効であるという虚偽の宣伝をして製品を販売していた米国の企業23社と個人2名に対して販売停止の警告文書を送付しました。また、消費者に対しても、インターネット上でさまざまな名称で販売されている錠剤、茶、炭酸水、軟膏、クリームなどの製品を購入もしくは使用しないよう警告しています。
警告をうけた企業名や個人名、および販売していた虚偽の「がん治療」製品リストはこちらのサイト(英語)に掲載されていますのでご参照ください。


以前から、虚偽の「がん治療」の宣伝は問題になっていましたが、インターネットを介することにより、ますます盛んになっています。警告文書は、こうした、健康に有害な可能性がある虚偽の「がん治療」製品から消費者をまもるために重要なステップだと言えます。

対象とされた製品には、サメ軟骨や珊瑚カルシウム、セシウム、エラグ酸、キャッツクロウ、アガリクスやシイタケ、マイタケ、レイシなどのキノコなどが含まれています。これらの製品は病気の治療、予防、緩和などを宣伝し、表示された使用条件での有効性や安全性は示されていないため、連邦食品医薬品化粧品法で違反販売とされる未承認新規医薬品です。

こうした製品における虚偽の宣伝文句の典型的な例として、以下のものが挙げられています。
・「すべてのがんに有効」
・「がん細胞が自然に消滅」
・「世界ナンバーワンのがん治療薬より有効性が80%以上高い」
・「皮膚がんが消える」
・「健康な細胞はそのままで、がん細胞だけターゲット」
・「悪性腫瘍が小さくなる」
・「痛い手術、放射線療法、化学療法などの治療を受けなくて済む」

今回の警告文書は、虚偽の製品が消費者に渡らないようにするために、FDAが連邦取引委員会(FTC)やカナダ当局と協力して取り組んでいる活動の一部です。この活動は、消費者からの苦情やウェブサーチにもとづいて行われています。FTCは今年初め、虚偽の「がん治療」を謳っていた112のウェブサイトに警告文書を送っています。警告文書に記載された違反に適切に対応しない場合は、押収や刑事訴追なども含む法執行の対象になります。
FDAは、消費者や医療関係者に対し、これらの製品による問題や苦情についてFDAに連絡するよう求めています。

(この情報は、国立医薬品食品衛生研究所安全情報部の食品安全情報13/2008をもとにして作成しています。)